公社の賃貸ブログ

団地収納の定番、押入れにはこんな可能性がある!

2017.08.10

団地の知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の戸丸です。

団地は生活しやすいコンパクトな間取りになっていることが多いですが、団地の代表的な収納と言えば「押入れ」です。

昔は「押入れ」に布団、座布団や普段使用しないものをダンボール箱に詰めて収納することが多かったと思います。

しかし、最近では押入れ収納用品が多数販売されており、様々なものを組み合わせることで収納量が大幅にアップするなど、多種多様な使用方法ができるようになりました。

今回は「団地」収納の定番である「押入れ」の様々な利用方法についてご紹介します。




団地の収納スペース「押入れ」の収納力はどれくらい?

下の図は、代表的な団地の2DKの間取り図です。

今回は、この部屋にある実際の押入れを例に見ていきましょう。


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この部屋の和室4.5畳と和室6畳の間にあるのが収納スペースである「押入れ」です。

平面的な広さとしては、和室6畳側から使用出来る押入れが一間サイズで約一畳分、和室4.5畳側から使用出来る押入れが半間サイズで約半畳分の広さとなっています。



季節用品などの収納にぴったりの「天袋」

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上の写真は4.5畳の部屋の押入れです。

立面的に見ると、下部に「押入」、上部に「天袋」があり、押入れを上下に仕切る板「中段」があります。

「天袋」とは押入れなどの上部にある戸棚のことです。

この部屋の場合、天袋は和室4.5畳側からのみ使用ができる構造になっていますね。


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上の写真は和室6畳側から見た押入れです。

押入れの上部に天袋がなくて、壁になっていることが分かると思います。

天袋は脚立などを使用しないと出し入れしづらいですが、普段使わないものや衣替えの洋服などを収納するのに重宝します。



団地の押入れ収納力はそこまで高くない?

ここまで団地の押入れを紹介しましたが、収納力はあまり高いとは言えません。

家族が多ければ押入れが2つあっても、家族分の布団などをしまうとすぐに押入れ一つ分程度はいっぱいになりますし、衣類なども意外と場所を取るのですぐにスペースがなくなってしまいます。

しかし、押入れ収納用品などを利用することで、団地の押入れの収納スペースを上手に活用することができるようになります。




収納グッズを活用!押入れ収納増量方法

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プラスチック製の衣装ケースで空間を上手に活用

押入れの空間を効率よく使用して収納するためには、プラスチック製の衣装ケースを用いることがポイントです。

特に引出しタイプのものを重ねて配置すれば、奥行きのある押入れを利用できますので、タンス代わりに衣類等を収納することができます。

サイズや形も様々な取り扱いがあるので、収納する物やスペースに合わせて組み合わせながら配置するのもおすすめです。



ハンガーラックで毎日の衣類もきちんと収納

また、押入れ用のハンガーラックなども市販されていますので、押入れのサイズに合わせてハンガーラックを購入、配置すれば、シャツ、ジャケットやスーツなども収納できます。

よく使う衣類などはハンガーラックを利用すると、どこにどの服があるのかがわかりやすくなりますし、簡単に取り出すこともできるので、よく着る衣類を収納するのにぴったりです。

あまり来ない物などは、プラスチックケースへ、よく着るものはハンガーラックへなどのように使い分けるのもよいでしょう。

様々な組み合わせで自分流の収納スペースを確保して、押入れを最大限に利用してみて下さい。




押入れを収納以外で活用する方法

先ほどの事例で挙げた押入れは上段よりも下段の高さが低いものとなっています。

この押入れを例にして収納以外の活用方法もご紹介します。



子どもにぴったりの押入れベッド

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押入れの上段はある程度の高さがありますので、スノコ+布団を敷けば、ベッドになってしまいます。

某猫型ロボット(身長129.3cm)も押入れを寝床にしていましたので、お子さんなら十分なサイズのベッドになりますね。

大人の身長ですと少し狭い感じがしますが、狭いところ好きには最高の空間になるのではないでしょうか。

ただし、耐荷重がありますので、押入れ中段を壊してしまわないようにご注意下さい。



プライベートな押入れデスク

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中段がちょうど机と同じような高さなので、勉強机、パソコンラックや書斎として使用できます。

小さめの本棚やなどを配置すれば、ちょっとしたプライベート空間を作ることもできます。

この使用方法では襖が邪魔になってしまうので、襖を外して使用するのがおすすめです。

(外した襖は原状回復用に保管して下さい。また、本棚等の地震対策をしっかりとして下さい。)




押入れ収納で注意したい点とは?

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押入れの中は空気が滞留するので、梅雨時期や冬場は湿気により結露を起こしやすい場所です。

湿気対策をしないと大切な衣類など収納したものがジメジメになってしまい、カビの発生を引き起こしてしまいます。

特に、衣類等を段ボール箱で保管すると、ダンボールが湿気を吸ってしまい、衣類等に染みをつけてしまう可能性があります。

大切なものが残念なことにならないように、スノコを敷いたり、壁面に立てかけることで空気の流れを作る、市販の除湿材をおくなど、結露対策に注意して下さい。




まとめ

今回のお話しのポイントは次の3点です。

・空気が滞留しやすいので、梅雨時期など湿気対策が重要。

・押入れ用の収納用品を利用することで収納量を増大。

・使い方は千差万別、収納だけでなく書斎など自分だけのオシャレ空間に。

団地の収納は押入れしかないことが多いので、収納が足りなくてお部屋に家具を置く方もいらっしゃると思います。しかし、家具を置くとお部屋が狭くなってしまいますし、押入れを上手に使用することでお部屋を広く利用するだけでなく、すっきりとした空間ができると思います。

『公社の賃貸』では、押入れのある団地を多数ご用意しておりますので、あなたにぴったりの物件をぜひ見つけてください!

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