公社の賃貸ブログ

わかばダイバーシティスペース「Wakka(わっか)」の開所式が行われました。

2022.08.31

取り組み

8月27日(土)横浜若葉台団地内(横浜市旭区)にある「ショッピングタウンわかば」で3年前まで書店だった場所に、新しい多様多世代交流スペースがオープンしました。これに先駆けて26日(金)に開所式が行われました。

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名称は、「わかばダイバーシティスペースWakka(わっか)」。運営主体は、地元でさまざまな交流スペースなどを運営している認定NPO法人若葉台。神奈川県住宅供給公社(施設所有者として、施設整備を行い場所を提供)と(一財)若葉台まちづくりセンターが支援し、三者が一丸となり、地域課題の解決に向け取り組むプロジェクトです。

開所式は「Wakka」の一角の多様性活動スペースで行われました。

地元若葉台のメンバーで構成するアンサンブル「ソレイユ」によるミニコンサートがオープニングを飾り、施設運営にあたる認定NPO 法人若葉台の白岩理事長が「多くの方のご支援・ご協力で開所することができました。この"Wakka"はまだ未完成です。これから若葉台の住民の方たちと完成度を高め、若葉台らしいパワフルな場所にしていきたいと思います。」との抱負が述べられました。
神奈川県住宅供給公社の桐谷理事長から「若葉台の多様で多彩な活動を支える場である"Wakka"が、今後、活用され、愛され続けることを願っています。」とお祝いの言葉を贈らせていただきました。このほか旭区の権藤区長、地元若葉台の磯本県会議員からもお祝いの言葉をいただき、その後、支援者様への感謝状の贈呈、地域の方からの激励の言葉もいただきました。

最後に「BOOK STAND 若葉台」の三田様より「この20年で全国の書店の数は半数以下になってしまいました。書店を取り巻く状況は厳しいが、本屋とは誰もが気軽に気づきが得られる希有な場所だと思います。団地の未来、本屋の未来を切り開いていくためにも、団地という特殊な環境の中だからこそ成り立つ本屋の形を探っていきたい。」と締めの言葉をいただき、無事、開所式を終えました。

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アンサンブル「ソレイユ」の演奏で開所式がスタート。
IMG_4025.JPG公社桐谷理事長からのお祝いのあいさつ

この区画は「ショッピングタウンわかば」で最も大きな区画。書店が撤退してから約3年間、商店街全体の魅力や活性化に少なからず影響を与えていました。
地域住民の方からは、やはり実物の本に触ることができる書店が欲しいという声や、中高生等の子どもの学習や相談等の居場所がほしいとの声もありました。
また、若葉台では横浜わかば学園(特別支援学校)を有するなど、障がい者のサポートを地域ぐるみで少しずつ実践していますが、 障がいがある方たちの働く場や地域住民の新たな居場所を併設することで、今までにない多様性と多世代が触れ合う交流拠点を創出したいと考え、令和3年9月に国土交通省補助事業「住まい環境整備モデル事業」に応募、超高齢化と多様性に対応した住まい・まちの総合的なエリアマネジメントの提案が選考の結果、事業選定され今回の整備・オープンに至ったものです 。

「ショッピングタウンわかば」の通りに面し、ガラス窓になっているため明るく、開放的な「Wakka(わっか)」には4つのスペースがあります。

【BOOK STAND若葉台】 
・新刊本に加え、魅力的な中古本など、本との出会いを楽しめる、訪れたくなるような書店を目指します。書店になり本のお取り寄せも行います。
・コーヒー、クラフトビールなどを提供するドリンクスタンドも併設。
店主は、移動式本屋などの実績があり、若葉台在住の合同会社 BOOKTRUCK の三田さんです。
https://www.facebook.com/Booktruck

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【多様性活動スペース(多様多世代交流・学習スペース)】
・昼間は高齢者と子どもたちの交流の場、夕方からは中高生の交流、学習の場を想定。10時から20時までオープン。
・地域住民の芸術・文化の発表の場。

【コワーキングスペース】
・新しい働き方に応えるサテライトオフィス。横浜若葉台で働く機能を作り出すことで職住近接を創出、地域活動の充実を図ります。
・起業を目指す人、若葉台に会社の住所を移したい方も応援します。

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【作業所スペース】
・障がいがある方たちの働く場、自己実現、交流の場としての作業所を開所し、交流拠点の運営、管理を担います。また、横浜わかば学園の生徒が作るパンの販売、横浜わかば学園や周辺地域の特別支援学校の生徒たちが制作した作品の展示販売などを行う予定です。 (令和5年4月開所予定)

◇利用・運営について
定 休 日:不定期(年末年始ほか)
営業時間:10:00~20:00
利用料金:(有料)多様性活動スペース・コワーキングスペース
■多様性活動スペース
 小学生以下 無料
 中学生・高校生100円/ 日
 上記以外200円/日
■コワーキングスペース
 時間単位で利用 200円/時間
 日単位で利用 1,000円/日
 月単位で利用 11,000円/月

お問い合わせは、
認定NPO法人若葉台 事務局
電話:045-744-7811
住所:〒241-0801横浜市旭区若葉台4-34-1

●関連サイト
公社の賃貸:団地紹介~団地が一つの街に「横浜若葉台」
https://www.kousha-chintai.com/danchi-intro/yokohama/1160.php

70th記念企画「Life Field 皆様からの声」"元気な子どもとママの笑顔、とにかく子育てしやすい街"みきさん、ちかこさん、みどりさん(2020.10.15掲載)
https://www.kosha33.com/kjk70th/voice/post-5.php
70th記念企画「Life Field 皆様からの声」"若葉台は一つの共同体、その良さを団地内外の人に伝えたい。"根本幸江(2020.10.15掲載)
https://www.kosha33.com/kjk70th/voice/post-4.php
70th記念企画「Life Field 皆様からの声」"子どもや孫たち、みんなの「ふるさと」になる街づくり。"山岸弘樹(2020.10.15掲載)
https://www.kosha33.com/kjk70th/voice/post-3.php
STAFF VOICE 職員の声:"「団地の将来につながる仕事。悩みながらも最善を尽くす。」"松井陽子(2020.10.15掲載)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/recruit/introduction/details.asp?id=13

●関連動画
「横浜若葉台」取組み紹介動画
https://youtu.be/R1jQcI1Y4U0
「横浜若葉台」の活動がWHO WPRO(世界保健機関 西太平洋地域)で紹介されました。
https://www.kousha-chintai.com/blog/efforts/who-wpro.php

石井(総務広報課) 公社の事業や取組みなど、取材しレポートしてきます! 公社のホームページやFBもぜひご覧ください! 公社のホームページ https://www.kanagawa-jk.or.jp/ FB https://www.facebook.com/kanagawajk/