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家賃の目安は手取りの何割に設定するべき?

2020.02.14

団地の知識

こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の戸丸です。

新社会人の方など、これから新生活を始めるにあたり家を探すという場合、「家賃の相場は給与の3分の1って聞いたけど、どうして?」「家賃は給与の手取り額のいくらぐらいに収めるべき?」など、わからないことだらけでしょう。

今回は、一般的によく言われる家賃の目安「手取りの3分の1」の理由や、手取り額と家賃の相場についてお話ししていきます。

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家賃の目安は「給与手取り額の3分の1」?その理由は?

家賃の相場は「給与の手取り額の3分の1」と、一般的によく言われます。

まず気を付けておきたいのが「手取り額」についてです。

給与で実際に自分が使えるお金は「総支給額」から社会保険料や住民税などを差し引いた「手取り額」です。

総支給額が20万円であっても、手取り額は一般的にその80~85%の16万円ほどになることがほとんどですので注意しましょう。

さて、本題の「家賃の目安は手取り額の3分の1」の理由は、端的に言うと「家賃がそれ以上の割合になると、生活費が圧迫されてしまうから」です。

わかりやすいように、一人暮らしにかかる家賃以外の主な出費について見ていきましょう。

項目 平均額
 食費 45,000円
 水道・光熱費(電気代、ガス代) 11,000円
 通信費 11,000円
 被服費 6,000円
 日用雑貨費 5,000円
 医療費 7,000円
 合計 85,000円

(参考元:家計調査報告(家計収支編)2018年 II 総世帯及び単身世帯の家計収支

手取りが16万円だとすると、家賃にかけられる上限は75,000円です。

でも、これだと、手取り額の3分の1(53,000円)ではありませんよね。

表の項目をよく見てもらうと「貯金」「趣味費」「交際費」「教育費」「車費」「保険」などの項目が無いことがわかります。

趣味の読書に本を買えば一冊でも数千円、旅行やドライブはもっとかかりますね。

スキルアップのために資格取得や英会話のレッスンを考えているなら「教育費」も必須。

車必須の地域なら、車のローンや駐車場代、自動車保険代もかかります。
ある程度の年齢になれば、冠婚葬祭などの交際費にかかる金額も増えてきます。

突然のアクシデントや将来を見据えて「貯金」することも重要になります。

となると、やはり家賃は手取り額の3分の1、16万円の場合だと53,000円程度、さらに余裕のある生活をするためには手取り額の20~25%に抑える必要があります。

手取り額と家賃の目安、シミュレーションしてみよう

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家賃を手取り給与額の3分の1に設定した場合、実際の生活費がいくらくらいになるか、平均的な給与で3パターンのシミュレーションをしてみましょう。

手取り給与額16万円の場合

項目 平均額
 家賃 53,000円
 食費 45,000円
 水道・光熱費(電気代、ガス代) 11,000円
 通信費 11,000円
 被服費 6,000円
 日用雑貨費 5,000円
 医療費 7,000円
 合計 138,000円

食費は一日あたり1,500円なので、自炊を頑張る方向けのプランですね。

家賃を3分の1に抑えると、22,000円が余ります。

例えばこの分を交際費と趣味に8,000円ずつ、貯金に6,000円などに使うなど、少し余裕ができましたね。

手取り給与額20万円の場合

項目 平均額
 家賃 67,000円
 食費 50,000円
 水道・光熱費(電気代、ガス代) 11,000円
 通信費 11,000円
 被服費 12,000円
 日用雑貨費 7,000円
 医療費 7,000円
 合計 165,000円

食費、日用雑貨、被服費がアップしていますが、手取り額が20万円になると家賃を3分の1に抑えても他に使えるお金が35,000円と、だいぶ増えますね。

交際費に15,000円、趣味に10,000円、貯金に10,000円というところでしょうか。

休日にショッピングやお友だちとのお出かけ、飲み会も月に数回は楽しめそうですね。

手取り給与額23万円の場合

項目 平均額
 家賃 77,000円
 食費 55,000円
 水道・光熱費(電気代、ガス代) 11,000円
 通信費 11,000円
 被服費 15,000円
 日用雑貨費 8,000円
 医療費 7,000円
 合計 184,000円

食費、日用雑貨費、被服費がアップしていますが、手取り額が23万円になると家賃を3分の1に抑えても他に使えるお金が46,000円と、大幅に余裕が増えます。

交際費に20,000円、趣味に13,000円、貯金に13,000円という感じで、飲み会も外食も気にせず楽しめそうですね。

「今より少し良いもの」を選択できる余裕も出てきそうです。

家賃は手取り額の3分の1以下でもいい

シミュレーションを見て、家賃以外の項目の金額は多いと思いましたか?それとも少ないと思いましたか?

項目によっては「ちょっと足りないな」というところもあったでしょう。

賃貸の情報は数えきれないほどあるため、家賃は手取り額の3分の1程度で設定しておくと部屋探しのひとつの目安になり、候補を絞り込みやすくなります。

ただし、絶対に3分の1でなければならない、ということでもありません。

自分自身で毎月の生活にいくらくらいかかるか見当をつけてみて、趣味や貯金にもっとお金を回したいということであれば、家賃は3分の1以下でもいいのです。

逆に、都心部では手取り額の3分の1ではなかなか良い部屋が見つからないこともあります。

家賃が3分の1を超えてしまっても、通勤や通学に便利な方が助かるという場合は、自炊を頑張ったり、服や化粧品はプチプラなものを選んだりと、生活のコストを下げていくという方法もあります。

ボーナスを当てにするのは避けよう

家賃がやむを得ず3分の1を超えてしまうこともあるかもしれませんが、あくまで「毎月の支払は毎月の収入でまかなえる範囲で」「ボーナスはあてにしない」ということは頭に入れておいた方が無難でしょう。

ボーナスは不確定な収入のため、毎月の生活費に取り込むと生活が破綻する恐れがあります。

持ち家などでボーナス払いを選択される方は多いですが、それでさえ「ボーナス払いはしない方がいい」と唱える専門家もいるほどです。

毎月の家賃以外にも、2年に1回の更新料の支払いや、住み替えを考えた時の引っ越し費用などもできれば確保しておきたいですね。

最近では「生活防衛費」などと言って、ケガや病気で働けなくなったときにも生活ができるくらいの金額を貯めておくという方も多いようです。

ボーナスをあてにしないとカツカツ、ではなく、ボーナスはあくまでも臨時収入ととらえ、毎月の生活費には組み込まないようにしておいた方がベターです。

まとめ

・家賃は給与手取り額の3分の1程度が相場です。その他にかかる生活費を圧迫し過ぎず、余裕のある生活を送ることができます。

・手取り額が増えるにつれ、同じ「手取り額の3分の1の家賃」でも、他の出費に充てられる金額も増えてきます。

・家賃は絶対に手取りの3分の1でなければならない、ということではありません。あくまでも目安ととらえ、実際に自分の生活ではどのくらいお金がかかるか考えてみましょう。土地柄やライフスタイルによっても、生活にかかるお金は変わります。

・家賃をボーナスで補填するのは無し!不確定な収入のため危険です。毎月の収入内で生活が完結するようにしましょう。

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