公社の賃貸ブログ

団地の真ん中、日常のよりどころ。汐見台中央商店街

2026.06.18

団地の風景

汐見台団地の真ん中にある商店街。

60年以上前、本屋やレコード店、花屋、八百屋、美容院、スーパーマーケットなどが並び、団地の完成と同時に、暮らしを支えるショッピングセンターとして歩み始めました。

時代とともに少しずつ姿を変えながらも、このまちの日常を見守り続けています。

ここは、ただ買い物をする場所ではなく、人と人がゆるやかにつながり、日々の暮らしを支えてくれる場所です。

長い時間をかけて培われてきた歴史と、人の気配が息づく汐見台中央商店街。

それぞれのお店には、このまちを想い、地域の人の暮らしに寄り添ってきたストーリーがあります。

今回は、そんな汐見台中央商店街(横浜市磯子区)で営まれている個性豊かなお店の数々をご紹介します。

目次

だれでも気軽に立ち寄れる一杯を。「中華そば はなとみ」

気づけば、器の底が見えている。

「この一杯を食べるために、汐見台に来たい」と思わせてくれるラーメン屋さんがあります。

土地勘のある場所で、独立開業

店主の花輪さんは汐見台からほど近い上大岡(横浜市港南区)生まれ。もともと独立を考え、店舗を探していた中で出会ったのが、汐見台団地の商店街でした。

「以前は、うどん屋さんだった居抜き物件。土地勘もありますし、ここなら地域の方に受け入れてもらえるんじゃないかと思ったんです」

実際にお店を開いてみると、住民の方が足繁く通ってくれる、地域に根付いたお店になっていきました。横浜のFMラジオ番組で紹介されたこともあり、汐見台団地商店街を保有・管理する神奈川県住宅供給公社の職員にもはなとみファン、多数。

「地域の方が多いですね。子ども連れのお客さまも多いです」

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修業を重ねた店主、世間の狭さを感じる

これまで、都内をはじめさまざまなラーメン店で修業を積んできた花輪さん。

実は、商店街の管理を担当する公社職員とは中学時代の同級生。社内で契約書類を確認していたところ、花輪さんの名前が。担当職員が、「まさか...?」と思い本人に確認したところ、偶然の再会になったといいます。

「世間って、本当に狭いですね(笑)」

一番人気は、スープまで飲み干したくなる醤油ラーメン

看板メニューは、淡麗醤油ラーメン。

醤油ラーメンと聞くと、黒っぽいスープを想像する方も多いかもしれませんが、白醤油とうすくち醤油をブレンドしたスープは、見た目以上にすっきりとした味わいです。

ランチと取材をかねて注文したところ、気づけばスープまで飲み干していました。

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手前が「特製淡麗醤油ラーメン」、奥はお店の所在地(汐見台1丁目)から名付けられた「汐そば・一丁目」。

チャーシューは、8時間かけて低温調理。さっぱりとしていて、最後まで重たくなりません。チャーシューを堪能できるチャーシューごはんもおすすめ。

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ぺろりと食べられてしまう、チャーシューごはんと、左に見切れているのは、「辛味噌ラーメン」。

月替わりの期間限定メニューもあります。なんと、これまで期間限定メニューが前年までのメニューと重なったことはないそうで。日々の研究熱心な姿勢に頭が下がります。

子どもたちの記憶に残るお店でありたい

はなとみの店先には鉄琴が置かれ、店内には駄菓子コーナー。・・・なぜ?

「汐見台は公園などもありますが子どもたちが遊べる場所がたくさんあるわけじゃない。わざわざ家族で車で食べに来てくれる方もいます。ラーメンを食べて終わりだと寂しいなと思って。」

子どもたちに少しでも楽しんでもらえたら、と鉄琴を置いたそうです。汐見台に来ると、鉄琴を楽しそうに引いている子どもたちの姿、よく見かけます。

「今は家で音を出しづらい時代でしょ。ここで音楽に触れたことをきっかけに、将来音楽家になる子がいたら・・・なんて想像すると楽しいですよね(笑)」

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最近、汐見台小学校の "まち探検" の授業で小学生6人が訪れてくれたことがあったそうです。

「6人のうち3人はお店を知っていてくれて、3人は知らないと言っていました。まだまだだなぁって感じた出来事でした」

その言葉とは裏腹に、店内は平日にも関わらず、お客さんが絶える様子はありません。

時間をかけて育てる一杯の、その原点

店名の「はなとみ」は、「花と実」から。

花が咲いたあとに、時間をかけて実がなるように、良い結果や成果の前には、努力と積み重ねが必要。

「初心を忘れないための戒めとして、この名前にしました」

だれでも気軽に立ち寄れて、地域に愛され続けるお店であること。

その思いは、店名にも、ラーメンにも、そしてお店の空気にも表れています。

●店舗情報
中華そば はなとみ
営業時間:月・金・土・日・祝 11:30〜14:30、水・木 11:30〜14:30/18:00〜20:00
定休日:火

子ども一人ひとりのわかるに寄り添う「学習塾ジョイフル」

住宅街の真ん中にある商店街だからこそ

歴史ある団地に加え、新しいマンションも増え、園児や小学生も多い汐見台団地。子育て世帯が多いこのエリアで、「自宅から近く安心して通える場所で子供達に勉強を教えたい」と感じたことが、出店のきっかけ。

「汐見台団地は、計画的に街づくりがされていて、道幅が広く、歩道も整備され、電柱は地中化されていますよね。開発から 50 年以上経った今でも、気持ちよく過ごせる場所だなと思います。塾に来てくれる子も、近所の子が多くて、歩いて通って来てくれています。」

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大切にしていること

「地域や子どもたちに、何か貢献できないか」

そう考えたとき、これまで培ってきた知見を二人で活かせるのが学習塾だったと話します。

「将来を担う子供達が、物事を正しく理解し、論理的に、公平に考えられる社会人に育ってほしい」

そんな思いから、親里塾長は大企業の環境分野の専門家から塾の経営者に。

学習指導を統括する喜多先生は、大学時代に6年間家庭教師を務め、個別指導塾や集団塾でも指導した経験の持ち主。実験教室など子供達へのボランティア活動も行ってきました。中学・高校の理科教員免許もお持ちだとか。

「大きな塾のようにシステムが整っているわけではありませんが、その分、生徒たちとの日々のコミュニケーションを大切にしています。

先生1人に対して生徒は最大2人。55分1コマの授業で、教科書に沿って授業を進めます。」

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小学生・中学生・高校生、それぞれに合わせた関わり方

生徒は、小学生から高校生まで。中学生が全体の約 6 割を占め、ほとんどが地元の子どもたちです。口コミで広がり、少し離れたエリアから通ってくれる生徒もいるのだとか。

学年によって、接し方も工夫しているそうで、

小学生は、目を配りながら、楽しく、飽きさせない工夫を

中学生は、言われるだけでなく、自主的に取り組む経験を

高校生は、受け身ではなく、自立した学びを求めます。

「生徒の親ほどの年齢の私たちよりも、年の近い大学生アルバイトに教わった方が楽しく勉強ができる子もいる。そういったバランスも大事にしています。」

中学生のうちに"自分でやる経験"を積むことで、高校に進んだとき主体的な学びにつながっていくといいます。

勉強だけじゃない、子どもたちの居場所

塾内は、左半分が授業スペース、右半分が自習スペース。

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「一度家に帰ってごはんを食べて、また戻ってくる子もいるんですよ」

それぞれの家庭や生活リズムに合わせて、無理なく通える場所になっています。

「絶対に勉強!というスタンスではありません。社会に出て、責任をもって仕事ができる力を身につけてほしい。そのために、得意なことを伸ばしたい」

"わからない"が"わかる"に変わった瞬間の子どもたちの笑顔。その小さな成功体験を自信につなげていくことを、何より大切にしています。

少人数制で、一人ひとりに寄り添ってわかるまで教えること。「わかる喜び」を積み重ねながら、子どもたちの未来を支えています。

●店舗情報
学習塾ジョイフル
営業日時:平日15:00〜22:00(授業 16:00〜)
定休日:土・日・祝
https://www.gsj-joyful.com/

思い立った日に立ち寄れる「ファミリーヘアサロンNICO」

汐見台団地の商店街にある「ファミリーヘアサロンNICO」は、カットと白髪染めに特化した地域密着の美容室。

2022年3月、「商店街のように、地域の人が気軽に立ち寄れるサロンをつくりたい」という想いから開業しました。

オーナーの地元でもある汐見台に美容室を開業することができ、夢が叶ったそうです。

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こだわりは、シンプルなメニューと安心感

メニューはカットと白髪染めがメインですが、トリートメントも人気です。

子ども一人でも安心して来店できるような、安心できる雰囲気づくりを大切にしています。

予約なしで利用できるので、「今日髪切りたいな」と思ったときに、気軽に立ち寄れる美容室です。

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汐見台団地の魅力

「汐見台団地は、静かで落ち着いている印象。治安も良くて、安心して暮らせる環境ですね。」

団地が立ち並ぶ汐見台団地。地域のお祭りなども盛大に行われていて、人と人との距離が近く、地域の仲の良さを感じてくださっています。

●店舗情報

ファミリーヘアサロンNICO
営業日:月・火・水・金・土 9:30~18:00
カット受付:17:30まで
カラー受付:16:00まで
定休日:木・日

汐見台商店街で30年「共創未来 汐見台中央薬局」

2024年9月1日にオープンしましたが、この薬局の歴史はもっと前から続いています。

現在クリエイトがある場所がかつてスーパーだった頃、その店内に入っていた薬局がはじまりでした。

30年ほど前からこの地域で営業を続け、場所が変わっても、変わらず足を運んでくれる方が多いそうです。

「地元の方の便利につながる薬局でありたい」という想いを大切にしています。

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地域に寄り添う、身近な薬局を目指して

近くにある汐見台病院の処方箋以外にも対応。

調剤だけでなく、市販薬や日用品も扱っており、日常のちょっとした便利に応えてくれる存在です。

「昔から来てくださっている方も多くて。私の顔を見ると『あなた、まだいたの?』なんて声をかけてくれるんです。

顔なじみになって、話しかけてもらえるのが嬉しいですね」

そんな言葉からも、長年地域に根付いてきた関係性が伝わってきます。

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変化を重ねてきた、汐見台の街

「かつての汐見台商店街は、魚屋さんやお肉屋さん、スーパーもあって。団地には若いファミリーが多く、とても賑やかな街でした。

一時は人通りが少なくなり、寂しさを感じる時期もありましたが、最近は新しいマンションが増え、再び人の流れが戻ってきました。」

その変化を、長く地域を見続けてきた薬局として、あたたかく見守ってくれています。

●店舗情報
共創未来 汐見台中央薬局
営業日:月~金 9:00~19:00/土 9:00~17:30
定休日:日・祝

世代を超えて親しまれる「焼き鳥のいふくろ」

汐見台団地の商店街で、45年以上親しまれているテイクアウト専門の「焼き鳥のいふくろ」。

衣袋(いふくろ)店長のお父さまの代から続く、地域の老舗店です。

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炭火で焼き上げる焼き鳥は、自家製の特製だれと国産鶏肉を使うのがこだわり。店先から漂う香ばしい香りに、ついつい足が止まります。

定番のもも肉やねぎま、むね肉、皮、レバーに加え、自家製のつくねや黒毛和牛のねぎ串など、種類も豊富です。焼きものだけでなく、コロッケ・メンチ・串カツ・とんかつといった揚げ物も提供。

いずれも注文を受けてから揚げる出来立てを味わえるそうです。

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●店舗情報

焼き鳥のいふくろ
営業日:月・火・水・木・土・日
営業時間:10:00~18:00
定休日:金

住まいの困りごとを支える「株式会社エスピーリニューアル」

2014年10月にこの地で開業。手がけているのは、内装リフォーム工事に加え、外壁や屋根の改修工事です。

外からは見えない部分ですが、住まいの安全や快適さを支える、大切な工事。

何より大切にしているのは、「地域に根差した、信頼される会社であること」だそう。

長く暮らす住まいだからこそ、安心して相談できる存在でありたい。そんな想いが、日々の仕事に込められています。

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●店舗情報
株式会社エスピーリニューアル
営業日:平日 9:00~17:00
定休日:土・日・祝
https://www.sprc.co.jp/

地元に寄り添う保険代理店「株式会社オリエンタル」

汐見台に拠点を置く保険代理店「株式会社オリエンタル」。

生まれも育ちも汐見台という黒沼社長は、法人向け保険を中心に、地域のお客様に寄り添ったきめ細やかなサービスを大切にしています。

黒沼社長は汐見台商店街の商店会長も務め、異業種の経営者たちとの交流を楽しまれているそう。商店街のさまざまな店舗とのつながりを通じて、商店街の活性化にも関わっています。

汐見台は地元だったので、小さい頃からこの場所に来ていたそう。昔の様子と比べると店舗ががらりと入れ替わり、商店街や街の雰囲気は大きな変貌を遂げたものの、今でもお祭りで盛り上がるなど、世代を問わず多くの人が集まる場所になっています。

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暮らしに欠かせないドラッグストア「クリエイト エス・ディー」

クリエイト エス・ディー磯子汐見台店は、医薬品はもちろん、生鮮食品や日用雑貨まで幅広くそろうドラッグストア。

毎日の買い物に便利な存在として、地域の方に親しまれています。

品ぞろえの豊富さに加えて大切にしているのが、お客さまに寄り添った接客。笠井店長によると、

顔なじみのお客さまも多く、スタッフの名前を覚えて声をかけてくれる方もいるそう。

買い物だけでなく、人とのつながりも感じられる。

そんな身近な存在として、これからも地域の暮らしを支えていきたいと思います。

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●店舗情報
ドラッグストア クリエイト エス・ディー
営業日:9:00-21:00
定休日:年末年始

地域のよりどころ「横浜汐見台郵便局」

地域の方がスムーズに利用できる窓口対応を心がける横浜汐見台郵便局。
小さい郵便局で、待機できるスペースも限られているので、待ち時間をできるだけ短くし、分かりやすい説明で安心して利用してもらえるよう工夫しているそうです。
局長は「これからも、地域のみなさんのよりどころとして、気軽に立ち寄ってもらえる郵便局でありたい」
そんな想いで、お客様一人ひとりに、丁寧な対応を心がけています。

10年以上見続けてきた、汐見台の変化

木部局長が汐見台に赴任したのは2013年4月。
当時、電気屋さんや団子屋さんが軒を連ねていた商店街も、時代とともに少しずつ姿を変えてきました。
近年では新しいマンションも建ち、若い世代の姿も増え、街は新たな表情を見せています
実は、駐車券が出せる郵便局というのも、ちょっと珍しいポイント。車でも立ち寄りやすい郵便局として、地域の暮らしを支えています。

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●店舗情報
横浜汐見台郵便局
営業時間:9:00~17:00(郵便)、9:00~16:00(貯金・保険)、9:00~17:30(ATM)
定休日:土・日・祝・年末年始(ATM[は除く)

時代とともに街は変わっても、この商店街には、変わらず人の気配があります。

今日の買い物に、週末のお昼ごはんに、何気ない日常のひとコマに。

汐見台を訪れたときは、ぜひ商店街にも、ふらりと足を運んでみてください。

今回の公社の賃貸:商店街

汐見台中央商店街

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【団地紹介】大規模開発団地「汐見台」
【物件概要(賃貸住宅のみ)】
●所在地/横浜市磯子区汐見台3-3ほか●規模/12棟360戸●築年月/昭和38年4月~昭和40年5●アクセス/①JR根岸線「磯子」駅から横浜市営バス磯子駅前行ほか約14分「汐見台3丁目」バス停から徒歩1~5分②京急本線・横浜市営地下鉄ブルーライン「上大岡」駅から徒歩18~20分③京急本線「屏風浦」駅から徒歩15~17分

汐見台中央商店街&駐車場マップ

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①クリエイト エス・ディー
②共創未来 汐見台中央薬局
③株式会社エスピーリニューアル
④ファミリーヘアサロンNICO
⑤浅見珠算塾 汐見台教室
⑥極真空手 井上道場
⑦汐見台接骨院
⑧あらい歯科クリニック
⑨学習塾ジョイフル
⑩中華そば はなとみ
⑪株式会社オリエンタル
⑫汐見台郵便局
⑬はっこうショップ
⑭焼き鳥のいふくろ
⑮大宅門

平鹿(総務広報課) こんにちは! 皆さんに公社の取り組みを知っていただけるよう、どんどん情報発信していきます。