公社の賃貸ブログ
集会所を使った「団地ミニコンサート」を再開!"音楽の力"でコミュニティづくり
神奈川県住宅供給公社は『音楽』をきっかけにした、コミュニティの機会提供の取り組みを「団地ミニコンサート」として、2016年から団地の中にある集会所を会場として行っています。
コロナ禍のため、2020年2月を最後に一時中止していましたが、この度、7月22日(土)に相模原田名団地(相模原市中央区)で「夏のふれあいコンサート」と題して再開しました。
コンサート再開の日は晴天に恵まれました
相模原田名団地での1回目のコンサートは2019年12月。2回目の開催を予定し、コロナ禍の状況を見ながら準備をしていましたが中止になってしまいました。そういったこともあり、皆さん今回の「コンサート」を楽しみにしてくれていたようで、午前の部、午後の部ともに大盛況。集会所が活気にあふれました。
広報取材班は午後の部にお邪魔しました。30名近くの参加者に、当公社の理事長から、「ようやく行動制限のない夏を迎えることができました。この団地コンサートも久しぶりの開催です。ぜひ、楽しんでください」とあいさつしました。
「素敵なひと時をお過ごしください」と
公社理事長がごあいさつ
音楽を担当するのは、当公社の団地共生プロデューサーの陶旭茹(とう しゅーる)さん率いる「ユースクラシック」。国際交流を目的としたコンサート開催や、高齢者施設での合唱指導など、音楽を通じてさまざまな活動を行っています。
生演奏を間近で!迫力があります
本日のプログラムは9曲。クラシックだけでなく、歌謡曲や童謡を織り交ぜ、ピアノ(陶旭茹さん)とヴァイオリン(松谷萌江さん)による演奏です。
2曲目の「中国の太鼓」は軽快なテンポの速い曲。松谷さんは「この曲を作曲したクライスラーはヴァイオリニストで、ヴァイオリニストの限界を極めたような曲です。楽譜を見てもらうとわかりますよ!」と息を切らせながら楽譜をみんなに見せて説明してくれました。音符だらけで真っ黒!
ヴィオリンの弓の早さに
見ているこちらも息をのみます
そのほか、夏にちなんだ曲や懐かしい歌謡曲を演奏。「川の流れのように」の演奏が始まる前には「作詞をした秋元康さんはどこの国の川をイメージしてつくったでしょうか?」。「実は、秋元康さんはアメリカのイースト川にインスピレーションを受けて作ったそうです」などクイズが出されました。クラシックのコンサートで少し緊張気味の参加者に曲と曲の間のおしゃべりでリラックスしてもらいました。
曲と曲との間には、クイズや曲の説明など
おしゃべりもおりまぜて
プログラムの9曲の演奏は終わりましたが、皆さんのアンコールに応え葉加瀬太郎さんの「情熱大陸」を皆さんの手拍子とともに演奏。会場が一帯となり、フィナーレを迎えました。
あっという間の45分。皆さん名残惜しく、アンコールを!
参加者の方からは「充実した時間を過ごすことができました」「なかなか、生の演奏を聴く機会がないので、楽しかったです」などの声が!定期的に演奏会を開いてほしいと要望もありました。
「情熱大陸」で、最後は会場が一体となり、
皆さん笑顔で終了
自宅に閉じこもりがちの高齢者の方やコロナ禍で積極的に外部とのコミュニケーションを図ることが難しくなっている方などが、地域コミュニティとのつながりを築くことは大切です。集会所に集まることにより交流がうまれ、コンサート終演時には全員が笑顔になり会場が会話で溢れるなど、改めて"音楽の力"を実感しました。
この「団地ミニコンサート」で、だれもが気軽に参加できる『きっかけ』や『動機づけ』となっていただければとてもうれしいです。
当公社のすべての団地を回ることは難しいのですが、この『団地』と『音楽』を組み合わせたコミュニティの維持・発展に向けたチャレンジを今後も進めていきたいと思います。
石井(総務広報課) 公社の事業や取組みなど、取材しレポートしてきます! 公社のホームページやFBもぜひご覧ください! 公社のホームページ https://www.kanagawa-jk.or.jp/ FB https://www.facebook.com/kanagawajk/