公社の賃貸ブログ

竹山中央商店街に新たな交流拠点が誕生!

2024.12.20

取り組み

横浜市緑区竹山団地の「健康・つながり・まち」づくりの取り組み
竹山中央商店街に新たな交流拠点が誕生!
12月6日(金)に竣工式・内覧会を開催しました。

IMG_4913.JPG

神奈川県住宅供給公社(本社:横浜市中区/理事長:桐谷次郎)と神奈川大学(本部:横浜市神奈川区/学長:小熊誠)が、2020年3月に地域活性化と学生の健全育成に関する連携協定を締結。同大学サッカー部の部員が当公社竹山団地(横浜市緑区)に住み、サッカー部をサポートしている特定非営利活動法人KUSC(以下「NPO法人KUSC」)※1 とともに、竹山連合自治会のご協力のもと、様々な取り組みを行ってきました。

こうした取り組みを踏まえ、当公社、同大学、NPO法人KUSCの三者がさらに協働し、団地内にある竹山中央商店街の2つの空き店舗を改修し、新たな交流拠点として、「運動」と「交流」の2つの視点から竹山団地の未来を考え研究する「未来研究所 竹山セントラル」と、大学等と連携して、低酸素機器を導入し身体的効果を研究する「空気研究所 竹山エアラボ」を来年4月に開設します。これに先駆け、12月6日(金)に新たな交流拠点の竣工式・内覧会を関係者や住民の方々を招いて開催しました。

IMG_5403.jpg

竹山団地は、供用開始から50年以上が経過する郊外型住宅団地で、高齢化率が約46%と横浜市緑区内で最も高く、高齢者の介護予防・健康増進、コミュニティの活性化等が課題となっています。また、同団地センター地区にある商店街では銀行や商店等が撤退し、生活利便性の低下、来街者の減少等が起きていました。

そうした中、竹山団地では、同大学サッカー部が掲げる「F+1」※2 をさらに発展させた「竹山団地プロジェクト」をスタート。消防訓練や夏祭り等の地域行事へサッカー部員が参加するとともに、空き店舗等を活用し、スマホ教室や介護予防教室の開催など多様な取り組みを行ってきました。

竹山団地プロジェクト01.JPG 竹山団地プロジェクト02.jpg
竹山団地プロジェクト03.jpg 竹山団地プロジェクト04.JPG

この活動をさらに拡大展開していくため、商店街の空き店舗に着目。竹山団地の課題解決に向け、介護予防と健康増進、多世代のつながりづくりの拠点施設の整備を行うこととしました。これらの取り組みは、「『健康・つながり・まち』づくりプロジェクト」と題し、2022年、国土交通省所管の「住まい環境整備モデル事業」に選定されました。

この施設の運営は、NPO法人KUSCが担い、現在行っている取り組みも継続しながら、新たな運動プログラムを取り入れるなど「健康・つながり・まち」づくりの取り組みを展開していきます。

竣工式では、当公社理事長の桐谷次郎から「住民の皆様の健康づくり、子どもたちから、高齢者まで誰もが集えるコミュニティエリアとして幅広く活用していきたい。」と挨拶。

IMG_3992.jpg

また、来賓の黒岩祐治神奈川県知事からは、「すでに竹山団地では多世代交流は始まっていますが、この新しい試みにより、 皆さんが元気になっていくことは目にみえています。この竹山モデルに期待しています!」とエールをいただきました。

kuroiwa.JPG

新たな交流拠点は2025年1月のプレオープン、4月のグランドオープンを予定しています。


※1 多世代の人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に寄与するために、スポーツの強化・普及に関する活動を行う。竹山団地では、サッカー部員の現場マネジメントや寮生活のサポート、連合自治会等との調整窓口を担っている。

※ 2「Football + 何か1つ」という意味。フットボーラーとしてサッカー部に参加することはもちろん、別な形で社会に対してもうひとつ参加することを目指している。

■施設概要

未来研究所 竹山セントラル

Image20241217164616.jpg

200㎡を超える大規模な銀行跡地を改修。リモートワークなどで利用できるフリースペースのほか、地域住民の健康増進やコミュニティづくりを目的に、健康体操やスマホ教室などのこれまでの取り組みを継続しながら、専用器具を使用した介護予防教室やヨガなども受講できるようになる予定です。(一部有料)

空気研究所 竹山エアラボ

Image20241217164555.png

長屋型の商店街の一角を改修。室内の酸素濃度を調整し、高齢者の心肺機能の強化やフレイル予防にも効果がある低酸素環境のなかで運動ができるスポーツジムです。効率の良い運動ができ、1回30分でも効果が得られます。併設された高酸素スペースでは美容効果も期待できるとのこと。(有料)

今回の公社の賃貸

竹山団地中央商店街

幅広い世代が集う場所。自然と共に歩む暮らしの拠点、竹山団地中央商店街

竹山団地商店街.jpg

竹山団地

5月竹山.JPG
人工池のある団地!?モダン建築「竹山団地」

所在地:横浜市緑区竹山
入居開始:昭和45年~
人口:6,335人(2024年3月末時点)
高齢化率:46.2%(2024年3月末時点)
開発面積:約45ha
総戸数:2,798戸(分譲住宅2,508戸、賃貸住宅290戸)
付帯設備:商店街14区画・郵便局など
アクセス:JR横浜線「鴨居」駅からバス約10分

●関連WEBサイト

公社の大学連携
https://www.kanagawa-jk.or.jp/action/renkei.html
竹山団地プロジェクト
https://www.kanagawa-u.ac.jp/cooperation/project/takeyama/
NPO法人KUSC 
https://lime249979.studio.site/

#竹山

●関連動画

神奈川県住宅供給公社の大学連携
「団地と大学、地域をつなぐプロジェクト」
竹山団地(横浜市緑区)×神奈川大学
〜学生の地域活動による団地住民とのつながり〜
https://youtu.be/JwFc_3WO5rM

石井(総務広報課) 公社の事業や取組みなど、取材しレポートしてきます! 公社のホームページやFBもぜひご覧ください! 公社のホームページ https://www.kanagawa-jk.or.jp/ FB https://www.facebook.com/kanagawajk/