公社の賃貸ブログ

賃貸のベランダの掃除は注意が必要!正しい掃除方法もご紹介

2024.03.28

団地の風景

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の松井です。

ベランダのある賃貸物件の場合、ベランダの掃除をしたいと思う人もいるのではないでしょうか。

ベランダは雨や風によって、砂や落ち葉などの汚れが蓄積していきます。

掃除をしないまま放置してしまうと、掃除の手間が増えてしまうでしょう。

そこで今回は、賃貸のベランダはどのような方法で掃除をすれば良いか、掃除する際の注意点などをご紹介します。

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賃貸のベランダの汚れの種類とは?

賃貸のベランダは常に外に晒されている状態なので、さまざまな汚れが付着します。

まずは汚れの種類と特徴、放置することでの影響についてご紹介するので、どのような汚れが発生するのか見ていきましょう。

砂・土による汚れ

風で砂埃が舞ったときや、ベランダでの家庭菜園で使った土が雨によって流れてしまい、汚れる場合があります。

汚れを放置していると、排水溝の詰まりにもつながってしまい、水がベランダ内に滞留する事態にもなりかねません。

土や砂だけでなく、黄砂や花粉なども溜まりやすいため、砂と同様に定期的に掃除をしましょう。

車の排気ガス

国道沿いや高速道路が近くにある場合、車の排気ガスによってベランダが汚れる場合もあります。

ベランダの壁や床が黒ずんでいる場合、排気ガスによる汚れの可能性があります。

掃除をしないままだと汚れが落ちにくくなり、雨に濡れると一層掃除の手間が増えてしまうため注意が必要です。

鳥のフン

ベランダは鳥のフンが付着しやすい場所です。

特に手すり部分に付着しやすく、放置しているとフンに含まれる病原菌が風に流されて窓を開けた際に部屋に入り込んでしまう可能性があります。

また、人の体内にも入る可能性があるため注意が必要です。

ベランダで鳥のフンを見つけた場合は、なるべく早く取り除くようにしましょう。

鳥のフンの掃除方法については後ほどご説明します。

カビ・コケ

湿気が溜まりやすい場所や日当たりの悪い場所では、カビやコケが発生しやすくなります。

日当たりの良い場所でも、ベランダに置いているもので日差しを遮ってしまうと、カビやコケが発生してしまう場合があります。

そのため、不要なものは片付けるようにし、日当たりを確保しましょう。

錆び

ベランダの柵や手すりが鉄でできている場合、雨が降った際に錆びが発生しやすくなります。

錆び自体は一つひとつが小さいもので目立ちにくいですが、いたるところに発生することが多いため、見た目も悪くなってしまうでしょう。



では、ベランダの掃除前に気をつけたい点や実際の掃除方法について、次で詳しく解説していきます!

賃貸のベランダを掃除する前に気をつけたい点を確認!

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賃貸のベランダを掃除する際に、注意するべき点がいくつかあります。

アパートやマンションの場合、ベランダ床を傷めない方法で行うのは勿論ですが、隣の部屋に住んでいる人への配慮や水の取り扱いにも注意が必要です。

ベランダの防水面を傷めないように注意

多くのマンションのベランダは、防水仕上げ(ゴムシートやウレタン塗膜が貼ってある)になっています。

ベランダ床の掃除は、防水層を傷つける原因になるゴミや埃など取り除く効果がありますが、強い洗剤やデッキブラシなど表面を傷つけるような方法で行うと、防水面の保護塗装が傷つき剥がれてしまうなど、防水層の劣化を早めてしまい、逆効果になります。

中性洗剤や、柔らかいスポンジなどを使って、やさしく掃除するようにしましょう。

本格的に掃除をする場合は隣室に影響がないよう注意

アパートやマンションなどの賃貸物件には、当然ながら他の人も住んでいます。

ベランダの掃除をした際に隣の部屋に水が流れ、ホコリが舞ってしまう可能性があるため注意しましょう。

特に床がコンクリートの場合は水が流れやすいため、少量の水で行うのが無難です。

また、物件によっては、ベランダが非防水で水を流すこと自体を禁止していることもあります。

水を多く使う必要がある場合は、念のため管理会社へ確認するか、契約時に受け取った書類を確認しましょう。

本格的に掃除をする場合は、一言伝えておくのも一つでしょう。

曇りや雨の日、風が少ない日に掃除をする

ベランダ掃除に適しているのは晴れの日ではなく、曇りや小雨で湿度が高い日、風が少ない日です。

晴れているときや風が強い日は砂埃が舞ってしまい、隣のベランダへ流れやすくなります。

また、掃除用洗剤を使用する際に早く乾いてしまうことから、掃除が効率的に進められないといったデメリットもあります。

曇りや雨の日は砂埃が舞いにくくなり、外に洗濯物を干すことも少ないため、隣のベランダに干している洗濯物を汚すリスクを減らせるでしょう。

賃貸のベランダの掃除方法をご紹介!

賃貸のベランダを掃除する際に必要な道具は以下の通りです。

・バケツ
・雑巾
・スポンジ、モップ
・ゴム手袋
・マスク
・ほうき、ちりとり
・新聞紙
・洗剤

このほか、カビや鳥のフンを掃除する場合は菌を吸い込まないよう、マスクも用意しておくと安心です。

高齢者や小さな子供、妊婦の場合は掃除を控えましょう。

では、ベランダに水が流せる場合と流せない場合の掃除方法を紹介します。

ベランダに水が流せる場合の掃除方法

ベランダに水が流せる場合の掃除方法は以下の通りです。

・掃除を始める前にベランダに置かれている物を片付ける
・ほうきを使ってホコリを掃く
・ベランダに付着した汚れを落とす
・水を流してスポンジやモップで床を磨く

ベランダは非常時の避難経路になっていることが多いので、ベランダに置かれている物はこの機会に片付けましょう。

ホコリが残っている状態で先に水を流してしまうと掃除に時間がかかってしまうため、先にほうきでホコリを取ります。

ゴミやホコリはベランダの排水口には流さず、掃除機かちりとりで処分するようにしましょう。

錆びを発見したら、酸性洗剤を使用して掃除をすると取り除きやすくなります。

酸性洗剤の他にもクエン酸やお酢を含ませた布、キッチンペーパーを錆びに覆うことで除去が可能です。

カビについてはブラシがけをするなどして取り除き、濡れた雑巾でカビの表面の汚れを落として薬剤をかけて20分から30分放置します。

また、鳥のフンは除去するときにフンが乾いていると除去しにくいため、水をかけて柔らかくしてから取り除くようにしましょう。

鳥のフンや排気ガスによる汚れは、アルカリ性の洗剤を用いて落とします。

その後、中性洗剤を薄めた水やベランダ専用の洗剤を使って、スポンジやモップで優しく水洗いします。

その後、水を流して洗剤をおとし、最後は雑巾で水気をしっかり取って完了です。

ベランダに水が流せない場合の掃除方法

水の使用が禁止されている場合のベランダ掃除は、ほうきでホコリを取り除くところまでは水が使える場合と同じです。

ホコリを取った後に鳥のフンなどの汚れを取りますが、その際に洗剤を汚れがある部分のみに使用します。

洗剤などで汚れを浮かせた後は、濡れ雑巾で洗剤が残らないようしっかりと拭き上げましょう。

もし、一度で汚れが落ちない場合は何度か拭き上げて取り除きます。

錆やカビについては上で紹介した処置の後、雑巾や床用ワイパーを使って水気と洗剤をしっかり取り除きましょう。

すべての汚れを取り除いたら、最後にベランダの床全体を水拭きして完了です。

また、ベランダ掃除は天候や家庭菜園をしているなど条件にもよりますが、月1〜2回の頻度でもきれいな状態を保てます。

日頃からゴミ拾いや小さな汚れを雑巾で拭くといった、近隣の迷惑にならない程度の掃除をこまめに行うと、本格的に掃除をしない程度に保ちやすいでしょう。

カビやコケの掃除方法については「賃貸の退去時には掃除が必要?原状回復や敷金返還もチェック!」でも解説しているので、あわせてご覧ください。

賃貸物件のベランダを掃除する際は近隣に配慮しよう

賃貸物件のベランダの汚れの種類は砂や土、排気ガスなどさまざまです。

ベランダ掃除をする際は、隣の部屋に影響がないよう配慮するほか、曇りや小雨、風のない日を選ぶようにしましょう。

曇りや小雨の日を選ぶことで、砂埃が舞いにくく隣のベランダに干している洗濯物を汚すリスクが軽減されます。

賃貸物件によってはベランダで水の使用が禁止されている場合もあるため、掃除の際は水を使わずに濡れ雑巾で対応することなども必要です。

本格的に水を流す掃除をする場合は、念のため管理会社へ確認するか、契約時に受け取った書類を確認しましょう。

賃貸物件のベランダは外気に触れるため、汚れが溜まりやすい場所です。

掃除をする機会が少ない場所ですが、外から見られやすい部分でもあるので定期的に掃除をして綺麗な状態を保ちましょう。



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松井(募集契約課)