公社の賃貸ブログ
竹山団地商店街に「神奈川大学サッカー部食堂」オープン!神大サッカー部による空き店舗を活用した多世代拠点へ!
団地内に人工池がある珍しい作りの竹山団地。
自然が豊かな土地にあり、晴れた日に散歩するととても気持ちがいいところです。
竹山団地中央商店街に開設された「神奈川大学サッカー部食堂」にて、「介護予防教室」が開催されているということで行ってきました。
シンボルの竹山団地の人工池では春に毎年「鯉のぼり」が登場するそうです。
竹山団地「神奈川大学サッカー部食堂」
2020年3月、神奈川大学と神奈川県住宅供給公社は、地域資源を生かした総合人間教育と、団地周辺地域の活性化を目指した連携協定を締結しました。
同大学横浜キャンパスで活動しているサッカー部は、サッカーだけにとらわれない幅広い視野をもった総合人間教育に視点をおいています。他者との共同生活を経験しながら自らが地域に飛び込み、人やコトと触れ合い成長していくことを目指して、同年より竹山団地(横浜市緑区)の公社賃貸住宅を寮とした生活がスタートしました。
竹山団地では、団地住民の高齢化が進んでいて、上層階は生活がしづらいため、空き住居が増えていました。
学生は、この上層階の空き住居を寮として活用しています。
竹山団地は、横浜キャンパス(横浜市神奈川区)とサッカー部のグラウンド(横浜市緑区)との間に位置していて、どちらにもアクセスしやすい立地です。
これまで、高齢者向けのスマホ教室の開催や団地の清掃活動、消防訓練などに参加。数々の活動の積み重ねにより、団地住民から着実に存在が認知されつつあり、応援の声をいただくまでになりました。
竹山団地でのサッカー部をサポートするのは、NPO法人KUSC。
神奈川大学の職員も理事を務めており、竹山団地連合自治会とともに、学生の活動を支えています。
KUSCは、地域課題である「健康指標の低下」「コミュニティの希薄化」の解決に寄与することを目指しています。
その一環として、高齢化による消費減退や来街者の減少から、長らく空いていた商店街の一区画を神大サッカー部の食堂として使用するかたわら、空き時間において団地住民も利用できる「神奈川大学サッカー部食堂」をスタート。
来年4月の、空き店舗利活用の本稼働を目指し、多世代間の交流によるこころの健康と、食や運動によるからだの健康の維持に役立てようと、学生とともに様々なメニューを展開・提供しています。
食堂スタッフによる「スパイス料理教室」(月曜日10時~15時)、理学療法士が運動を指導する「介護予防教室」(火・水曜日10時~13時)、地域のパン屋さんと連携したカフェ(水・金曜日10時~13時)。火曜日から金曜日は、13時から無料開放スペースとして開放しています。
「コールスローとポテチのパンがおいしい!」「本店にはいぶりがっこのパンがあったのでいつかカフェでも食べたい」と販売しているパンも好評。
また、「学生さんがコーヒーをいれてくれる。学生さんと話せるのも嬉しい」という方もいらっしゃいました。
オープンから2か月、延べ300人ほどが来訪。利用した団地住民の方から口コミが広がり、お友だちを誘って利用する方も増えてきました。
介護予防教室
今回は、火・水曜日に開催している「介護予防教室」の様子をお伝えします!
この日は団地住民、15名の方が参加されました。
竹山団地「介護予防教室」のご案内
スタートに合わせて、食堂に参加者が集まってきます
来場者で食堂の中はいっぱいでスタッフが少しはみ出ました
理学療法士の資格を持ったトレーナーが中心となって、椅子を使ったストレッチや足踏みをしながら3の倍数で手をたたくコグニサイズなどをレクチャー。
学生2名が朝の練習後にサポートとして参加。
初めて参加された方の健康チェックなど、楽しく交流しながらサポートをしていました。
まずはストレッチから
参加者の体力に合わせて、休憩をはさみながら1時間ほど運動!
手先を使った体操や、足腰を使った運動など様々なプログラムを行いました。
手と足の動きと、発声も同時に組み合わせたコグニサイズで介護予防
個別トレーニングはそれぞれの状況に合わせてトレーナーや学生がアドバイス
後半は3つのグループに分かれて雑談や個別のトレーニング。
学生が、ストレッチをレクチャーするグループもあり参加者と交流を深めていました。
昼食の準備が進む厨房はすぐ奥なので、おいしそうな香りが広がっています
気持ちよく体をほぐすなか、介護予防教室の後に提供される、昼食の準備が進められていました。
気付くと奥のキッチンからいい香りが...。
テーブルを並べていよいよランチタイム。サッカー部の学生が参加者に料理を運びます
茅ヶ崎の超人気カレーレストランの経験を経て本も出版されている川田洋士さん
サッカー部員の食事監修を行う川田洋士さんが学生とともに用意してくださいました。
なんとこの川田さん、スパイスコーディネーターマスターの資格をもつスパイスのスペシャリスト!
この日のランチはタンドリーチキンのワンプレート
昼食は事前予約により500円で提供。
この日のメニューは、様々なスパイスを効かせたタンドリーチキン。
今回は、昼食に参加されなかった方も、次は昼食まで是非参加したいと話していました!
今回、タンドリーチキンを少しだけ試食させていただきました!
スパイスが効いていて香りがよく、チキンが柔らかく煮込まれていておいしかったです。
スパイスの入ったパンを一緒に食べると、また違った味が楽しめました。
適度に運動しておいしいランチ。みんなでのおしゃべりも楽しい
おいしいごはんを囲みながら、参加者は、学生たちと話が弾み、「休みの日に孫たちが遊びに来るのが楽しみ」など近況を話したりしていました。
公社では、神大サッカー部とKUSCと連携して、さらなる地域貢献のため、活動の幅を広げる検討を進めています。
今後も竹山団地の住民と学生による地域活性に期待しています。
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