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ステップアッププロジェクトの『足腰人間ドック』で目指そう!健康長寿!

2023.10.27

取り組み

2023年9月26日(火)相武台団地(相模原市南区)にある多世代交流拠点「ユソーレ相武台」にて、「相武台ステップアッププロジェクト」による「足腰人間ドック」が開催されました。
神奈川県住宅供給公社と、北里大学、一般財団法人シニアライフ振興財団の3者は2021年に、公社が経営する団地の入居者及びその周辺地域住民の健康寿命延伸に向けた取り組み及び研究を推進し、高齢者が住みやすく活力のある地域社会の形成に寄与することを目的とした連携・協力に関する協定を締結。
「相武台ステップアッププロジェクト」はこの3者が相武台地域包括支援センターとともに、いつまでも住み慣れた地域で暮らし続けることができるように、リハビリテーションの視点から住民の皆様の健康寿命延伸や、健康状態の改善を支援していくプロジェクトです。
そしてこの「足腰人間ドック」は、健康寿命を延ばすための足腰の機能やフレイルを調べる健康診断です。北里大学の学生もサポートとして参加することで現場での実践を体験しています。

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北里大学の上出准教授がフレイルについて説明。奥の5名は北里大学の学生さんです。

フレイルは自覚症状が出にくいのが特徴で、介護が必要となる状態の一歩手前の状態と言われ、加齢などにより筋肉量が落ち、足腰が弱ると転倒や骨折など健康状態の悪化につながる事故のリスクも高くなります。自覚症状が出にくいのが特徴で、足腰の健康を保つにはフレイルに対する正しい知識が必要。この「足腰人間ドック」は筋肉量など身体に関するデータや5mの歩行時間の測定、骨密度の測定、日頃の生活のアンケートなど行います。

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握力や骨密度を測定していきます。

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歩行時間・歩行能力を測定していきます。

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北里大学の学生が測定をサポートしています。


足腰人間ドックでは、歩く年齢や筋力の年齢が測定されます。普段から健康に意識している方は実年齢より10歳ほど若い方も!
筋肉量の判定では、不足の筋肉量が提示され、転びにくさの判定では一般の方にわかりやすくするために、今後1年間に転ぶ可能性を回数で示されます。これらのすべてを総合してフレイルの危険度の判定結果が出ます。
参加者は
「実際に数字で筋力がわかるので参考になる」
と。
前回の結果と見比べる方もいて、中には
「測定数値が気になって、何度か来ています。歩くことや食事についても意識するようになりました」
という常連の方も。


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みなさん測定結果に興味津々

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前回の結果を見比べる方も


一方、学生たちも、
「高齢者の方の元気な姿を見るとこちらも元気がもらえる」
「直接、高齢者の方とふれあうことができるので勉強になる」
なかなか、高齢者と接する機会はないため、勉強になっているようです。

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「自分の足で歩くことや、好きなものを食べれるなど、自分でやりたいことができる生活が送れるということが健康ということ。高齢者は体力・運動機能・認知機能をいかに保つかということが重要だと思います」
と北里大学の上出准教授はお話ししていました。

団地や地域の高齢者のための、健康寿命延伸、健康促進の取り組みではありますが、普段あまり機会がない高齢者と学生の離れた世代との交流は、どちらにとっても貴重な時間。お互いに元気をもらっていたようです。

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全員でストレッチで体をほぐして終了


●関連動画
「100歳まで歩ける」を目指して、大人の体力測定会



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