公社の賃貸ブログ

地域交流の拠点として生まれ変わります!座間東原団地の集会所の内装をリフォーム!

2023.10.16

取り組み

座間東原共同住宅集会所(座間市)は、団地の高齢化率が高く、近年、使用頻度が下がっている集会所をリニューアルすることで、団地自治会や団地周辺地域の各種支援業務を担っている社会福祉協議会、地域包括支援センター等と連携しながら、集会所を核として、団地住民を中心に、団地周辺地域の住民を含めたコミュニティ拠点へと進化させる取り組みを進めることとしました。具体的には、集会所を多世代交流スペースや学習支援としての場を想定しています。

この集会所にさらに親しみを持ってもらおうと、7月26日(水)に、地域の方と団地のお隣りの中学校の美術部員にご協力いただき「カベぬりワークショップ」を開催しました。

イベントの主催は公社グループの(一財)シニアライフ振興財団

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また、神奈川県住宅供給公社や自治会、ライフデザインラボ座間子育て応援プロジェクト(zamaKOP)、社会福祉法人座間市社会福祉協議会、集会所改修工事を行っている(一社)かながわ土地建物保全協会と施工会社が協力しました。

集会所を地域の交流拠点として利用するきっかけになってほしいと、自治会役員や団地住民も集まっていただきました。

カベぬりワークショップ

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集合場所の「東原第1公園」に中学生が到着

ワークショップには、団地に隣接する座間市立東中学校の美術部員1~3年生28名が参加してくれました。この日集まったのはなんと総勢約70名、大所帯になりました。

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集会所に面する座間市立東原第1公園にはガーランドが飾られました。これは、今年3月に開催された住民交流イベント「座間東原団地ふれあい祭り」の際に、団地のシンボルになるようにと、集会所で月2回開催されている「茶話会」に参加している住民の皆さんとライフデザインラボによって作られたものです。

地域向けイベント「座間東原団地ふれあい祭り」開催(2023.04.05)
https://www.kousha-chintai.com/blog/efforts/post-26.php

ラジオ体操

ワークショップを始める前に、参加者全員でラジオ体操。
東原第1公園に参加者が敷地いっぱいに広がり、準備運動で体をほぐしました。

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ワークショップに集まった全員で準備体操

ペンキ塗りの練習

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まずは、ベニヤ板を使ってペンキを塗る練習からスタート。

集会所の壁に直接塗る前に、ローラー・ハケの使い方や、ペンキをきれいに塗る方法を、集会所改修工事をしている職人さんがレクチャー。
さすがは美術部員、筆の使い方に慣れているようで、職人さんが「ムラなく塗れていて上手!」と褒めていました。

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団地住民もしっかりと練習。中学生には負けられない!

落書きタイム

中学生にも集会所に親しみを持っていただこうと、内装の壁をペンキできれいにする前に自由に落書きをしてもらいました。

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集会所の壁には、ワークショップの前の日までに、あらかじめ下塗り塗料/シーラー(下塗り塗料)が塗ってあり準備が整っています

中学生は28人。一度にみんなで塗ることは難しいので、交代で落書きをしていきます。
まずは、職人さんからペンキの混ぜ方を説明していただきました。

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ペンキは赤、青、黄色の3色用意。カップに2色以上のペンキを少しずつ入れて混ぜて、別の色も作りました

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落書きのキャンパスは集会所の一番大きな壁に。
ハケを使って、好きな絵やメッセージを描いていきます。

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住民の方も落書きに参加。団地近くにある橋をモチーフにした絵を描いていました

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青や赤、黄色などのペンキを混ぜて色を作ったり、思い思いに好きな絵を壁一面に描いたりしました。日付も入れて完成!

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みんなで落書きした壁の前で記念撮影!

カベぬり作業開始

落書きを楽しんだ後は、いよいよ集会所の壁全体を白いペンキで塗っていきます。
あっというまに落書きが真っ白に塗りつぶされていきます。

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なんと儚い...

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室内は、冷房を入れていましたが、換気のため窓を開けての作業でした。暑い中、ありがとう!

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職人さんが塗り方のコツを指導

職人さんに教えてもらいながら集会所の壁を隅々まで塗っていきます

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住民の方も学生と並んでペンキ塗り

ソーラークッキング

参加者が多く、集会所に一度に入りきれないので、集会所の外でのイベントも同時開催しました。東原第1公園では、ライフデザインラボのスタッフが太陽のエネルギーを使ったソーラークッキングを実践。

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ソーラークッカー「ひまわり」という、太陽の光を集めて、食材を温めることができる調理器具を使って卵と枝豆が調理されていました。
黒いアルミホイルで包んだ後にビニール袋に入れ、ソーラークッカーに設置すると、食材から出た水分でビニール袋の中が蒸されて調理された状態になるそうです。

IMG_36842.jpg朝からソーラークッカーをセットしていたので、ゆで卵が完成していました。

ヨーヨー作り体験

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その他に、ビニールプールに水を張り、夏らしく水風船のヨーヨー作り体験も。
集会所の外でも涼しく過ごしてもらうために座間子育て応援プロジェクト(zamaKOP)の皆さんが用意してくださいました。

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自分で空気と水を入れてみるけど意外と難しく苦戦!

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ヨーヨーへの空気の入れ方のコツを伝授。「意外とヨーヨー作り難しい!なかなか思った大きさにできない~!」何度も挑戦している中学生も!

内装のカベ塗り完了!

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落書きした壁もすっかり真っ白に。

そんなこんなで集会所ではいよいよ壁の塗装が終盤に。
真っ白になった壁を見て、中学生は「私たちの落書きした絵がペンキで消えてしまっても、壁の中には私たちの思い出が残っている!」と嬉しそうに話していました。
このワークショップをきっかけに、集会所へ足を運ぶ機会が増え、どんどん活用してほしいです。

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ワークショップには、地域の方も応援に来てくれ、沢山の方の協力で、開催することができました。今後も、団地住民や地域の皆さんと一緒に集会所を地域交流の拠点として様々な形で使っていってほしいです。

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自治会の方からも「今日は、若い世代からたくさん元気をいただきました。
私たちも、今回いただいた若い力で、集会所を盛り上げたいと思いますが、皆さんの力も是非、貸していただきたい。
これからも、地域活動に参加してくれたら嬉しい。」と、地域交流への参加を呼びかけました。

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ワークショップ後には、きれいに塗られた壁の前で記念撮影!

座間東原団地住民と中学生との交流が生まれました。
生まれ変わった集会所が、どのように多世代交流や地域イベントなどに活用されていくのか楽しみですね。

ワークショップ後は、職人さんの手によって本格的な内装工事が行われ、壁や床、天井、扉などがリフォームされました。

集会所、新内装お披露目会

それから約1箇月後の8月30日(水)、内装をリフォームした集会所の、お披露目となりました。

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自治会の皆さまとリフォームした集会所の完成のお祝いをしました!

Before
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After
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集会所が以前より明るい雰囲気に生まれ変わりました!
扉は、高齢者でも利用しやすいように、引き戸を開けやすくしたり、ドアノブをレバーハンドルにしたりするなど、より使いやすくしました。

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このお披露目会では地域の皆さまの意見を募り、集会所を活用するアイディアもたくさんいただきました!
ワークショップやリニューアルをきっかけに地域の方々、世代問わず集う場所になりそうですね。

関連ブログ:
東原団地集会所 かべぬりワークショップ - 子育て応援ひろば
https://www.zamasuku.com/kurashi3/

鈴木B(総務広報課) 神奈川県住宅供給公社が「公社の賃貸」で行っていること、いろいろ紹介しますね。