公社の賃貸ブログ
賃貸住宅の退去手続きをわかりやすく伝授します!
こんにちは!神奈川県住宅供給公社の戸丸です。
転勤や進学、住み替えなどで賃貸住宅を退去する際にはどんな手続きが必要なのかご存知ですか?
あたりまえですが、今日伝えて明日引っ越し!というわけにはいきませんよ!
今回は意外と知らない賃貸住宅の退去手続きについて。
どんな手続きがどんな流れで必要なのかご紹介します。
賃貸の退去を決めてから前日までに必要な手続き
退去の前日までに必要な手続き例を順番にご紹介します!
退去1カ月前までに行う手続き
■退去する旨を大家や管理会社へ連絡
賃貸住宅を退去することが決まったら、まずは退去する旨と退去日を大家や管理会社に伝えましょう。
この時、退去連絡をいつまでにするべきか「賃貸契約書」で確認!
一般的には退去日の1~2カ月前までに連絡することとなっています。
ちなみに、神奈川県公社では管理会社である「かながわ土地建物保全協会サービスセンター」または「若葉台まちづくりセンター」への連絡となっています。
団地によって管轄のサービスセンターが異なりますのでご注意ください。
●(一般社) かながわ土地建物保全協会 (営業時間/平日 8:30~17:30)
川崎サービスセンター
TEL.044-511-2500
横浜北サービスセンター
TEL.045-933-0593
横浜南サービスセンター
TEL.045-778-4425
湘南サービスセンター
TEL.0466-43-7731
県央サービスセンター
TEL.046-251-2901
西湘サービスセンター
TEL.0463-71-1839
夜間、土曜、休日、祝日にお困りのときは・・・
緊急連絡センター TEL.045-212-1889
●(一般財)若葉台まちづくりセンター(営業時間/水曜・祝日以外 8:30~17:30)
TEL.045-921-3361
※時間外・緊急時は、同番号で若葉台防災センターの対応となります。
■退去届の提出
大家や管理会社へ退去の連絡をすると「退去届(解約届)」が届きます。
この退去届へ退去日や引っ越し先の住所、家賃や敷金の清算用銀行口座など必要事項を記入、押印して返送しましょう。
退去前日までに行う手続き
■電気、水道、ガスなどの転居手続き
前日までに電気や水道、ガスなど各所へ連絡して転居手続きを行います。
電話の他にインターネットで手続きをする方法もあり便利です。
■郵便物の転送届
退去後に元の部屋に郵便物が送られてきた場合、新住所へ転送してもらえるように郵便局に転送届を提出しておきましょう。
引っ越しから1年間は新住所へ郵便物を転送してもらえます。
■住民票の転出届
現在住んでいる住所の管轄の役所へ転出届を提出しましょう。
この時にもらえる「転出証明書」は引っ越し先の役所へ転入届を提出する際に必要になります。
■近所へ挨拶
引っ越し当日は荷物の運び出しなどで騒がしくなります。
ご近所の方とお付き合いがあった人はもちろん、そうでなくても両隣や下の階の方などにはご挨拶をしておくのがベターです。
■お部屋の掃除
立つ鳥後を濁さず!
キレイに掃除をして退去したいものです。
家具を運び出すと、普段掃除できなかった部分が意外と汚れていた......なんてことも。
事前に少しずつ掃除をしておきましょう。
ベランダなどに置いていた私物も忘れないように!
賃貸の退去当日に行うこととその流れ
退去当日の流れは下記の様なイメージです。
・荷物を運び出す
・掃除
・ガスの閉栓
・ブレーカーを落とす
・退去立ち合い
・忘れ物チェック
・鍵や備品の返却
荷物を運び出して部屋に何もなくなったら、さっと掃除をしましょう。
大家や管理会社の方でも必ずハウスクリーニングの業者を入れるので、ピッカピカ!までにする必要はありませんが、キレイに掃除をして退去するのは大切なマナーです。
その後大家や管理会社と共に退去立ち合い(※後ほど詳しくご説明します)を行います。
最後に忘れ物がないか再度確認し、鍵を返却して当日の手続きは終了です。
合鍵を作っていた場合も一緒に渡すようにしましょう。
賃貸の退去時立ち合いとは?手続きをスムーズに行うポイント
退去時の立ち合いとは、部屋の荷物を全て運び出して何もない状態になった後、大家または管理会社と一緒に部屋の状態を確認することです。
これは退去後に部屋の汚れや傷を修繕する際、修繕工事の費用負担責任が貸主側と借主側のどちらにあるのかはっきりさせるために行います。
借主がつけてしまった汚れや傷の修繕費用は借主負担、入居時にはじめからあった汚れや傷、経年劣化による汚れや破損の修繕費用は貸主負担となります。
大家や管理会社と一緒に部屋を見ながら「この傷は最初からあった?」「この汚れは何の汚れ?」などと確認していくことになるので、自分で付けてしまった汚れや傷は
正直に伝え、こちらに非がないものについてはその旨をきちんと主張しましょう。
とはいえ退去立ち合いは20~40分程度で、ものすごく細かく見るわけではないのでそんなに恐れなくても大丈夫です(笑)
まれに、「この傷は最初からありました。」「いいえ、管理会社が最初にチェックした時にはありませんでしたよ。」など食い違いが起こってしまう場合もあります。
入居当初からあった汚れや傷については、入居の時点で写真を撮るなどして大家や管理会社と状態を共有しておくと、退去立ち合い時の確認もスムーズにできますね。
修繕費用の借主負担分は入居時に支払った敷金で清算され、残った敷金は返却されます。
これで一通りの退去手続きが終了です!
まとめ
・退去が決まったらまずは退去するという事を大家や管理会社へ連絡しましょう。いつまでに退去連絡をする必要があるかは賃貸契約書に記載されています。一般的には1~2カ月前までが多いです。
・退去連絡の後には退去届(解約届)の提出を行い、電気水道ガス郵便などの転居手続き、住民票の転出届などの手続きが必要です。ご近所への転居のご挨拶や、掃除なども少しずつ進めていきましょう。
・退去当日は荷物を全て運び出し、掃除をした後に退去立ち合いを行います。その後再度忘れ物がないかチェックし、鍵や備品を返却します。
・退去立ち合いとは、退去後の部屋の修繕費の負担割合を決めるために部屋の状況を一緒に確認することです。入居当初からあった傷や経年劣化による汚れなどに関しては貸主側の責任となりますが、借主がつけてしまった汚れや傷の修繕費は入居時に支払っている敷金から清算されることになります。
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