公社の賃貸ブログ
賃貸におけるゴミ出しのマナーってどんなものがあるの?
こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の戸丸です。
生活と切り離せないのがゴミ出しの問題です。
賃貸の限られた居住スペース内にゴミを収集日まで取っておくと臭いが気になるものの、ベランダに出すと虫が寄ってきたり見た目が良くなかったりと悩みどころが多いですよね。
たくさんの人が暮らす賃貸だからこそ、きちんと守りたいゴミ出しのマナー。
起こりやすいトラブルやその対処法についてもお話ししていきます!
一般的な賃貸物件のマナーとは?
賃貸物件には、共用スペースにゴミ置場があることが多いです。
24時間ゴミ出しOKの物件もありますが、そうでない場合はお住まいの自治体のゴミ出しルールを順守する必要があります。
守るべきポイントは主に4つに分類されます。
1.ゴミの分別
2.ゴミ出しの時間
3.粗大ゴミや資源ゴミの処分方法
4.ゴミ出しの場所
1.ゴミの分別
可燃ゴミと不燃ゴミを混ぜないなど、ゴミは種類ごとにきちんと分別しましょう。
資源ゴミは自治体の方法に従ってきちんと分けないとリサイクルできません。
また、可燃ゴミに入れてはいけないスプレー缶が混じっていて爆発してしまうということもあります。
明らかに数種類のゴミが混ざっている場合は、未回収となりゴミ置場に残されます。
もし間違って出してしまい未回収になっていることに気付いたら、すぐに持ち帰り、仕分け直しましょう。
管理人さんはゴミの分別は基本的にはしてくれません。ゴミ袋を開けることでプライバシーの侵害になりトラブルの元になるためです。
ゴミが残っている状態では衛生上の問題だけでなく、ご自身のプライベートな情報が流出するケース(カードの利用通知などはもちろん、単なるレシートから買い物内容→行動パターンなどが推測される)もあり、防犯上もよくありません。
2.ゴミ出しの時間
ゴミ出しの時間や日時は自治体の決まりがあります。
マンション独自のルールがある場合もたいてい、自治体ルールに準拠しています。
朝8時までに出す場所や8時30分までに出す場所など、エリアによって微妙に違うこともあるので、お住まいの自治体から出ている案内をよく読みましょう。
3.粗大ゴミや資源ゴミの処分方法
粗大ゴミや資源ゴミの収集は、市町村ではなく専門の業者が直接担当するケースと自治体経由で委託業者に依頼するケースがあります。
いずれにしてもパソコンやエアコン、冷蔵庫、バイク、ピアノなど、リサイクルが必要でそのままでは大型ゴミとしては出せないものがたくさんあるので、処分方法は確認が必要です。
段ボールなどの資源ゴミもきちんと束ねて出さないといけません。まれに、束ねる紐の素材も指定がある場合も。
大型ゴミの収集はほとんどが有料です。
あらかじめ電話やインターネットで予約をしてから収集してもらわなければなりません。
収集場所も一般ゴミの場所とは違うこともあるので注意しましょう。
4.ゴミ出しの場所
アパートが密集している地域や住宅街のゴミの収集所は、町内会や自治会で管理しているところも多く、ゴミ置き場の掃除などもその地区で行っている場合があります。
自分のマンション以外の住民と一緒にゴミ出しする場合は、周りの環境に合わせるのがマナーです。
賃貸物件専用で指定のゴミ置場がある場合も、「収集が終わっちゃったから、向かいのマンションに捨ててこよう...」などと軽い気持ちで指定された場所以外にゴミを捨てると、不法侵入になりますので注意しましょう。
神奈川県のホームページでは、市町村別にゴミの分別収集についてまとめてあります。ご参照ください。
24時間ゴミ出しOK物件、気を付けたいこと
最近では24時間ゴミ出しOKの物件も増えてきました。
居住空間にゴミを溜めこまずいつでも捨てられるのは助かりますね。
ただし、そんな物件だからこそ気を付けたいこともあります。
まずは賃貸物件を選ぶ際。
24時間ゴミ出しOKの物件は、管理の必要性から家賃や管理費が高くなる傾向にあります。
また、24時間ゴミが出せる物件は、住民以外もゴミを持ち込んでしまうことがあります。もちろんルール違反ですが、残念ながらそのようなケースも少なくありません。
ゴミ置場に鍵がかかるかなど、管理状況の確認も必要でしょう。
24時間ゴミ出しOKの場合は、特に夏場は臭いが気になることもあります。
契約の際はゴミ置場からの距離や、臭いは流れてこないかといった点もチェックしたいですね。
住み始めてからも気を付けたいことがあります。
ゴミが長い間置きっぱなしにされることで、個人情報を抜き取られる心配もあります。
実はゴミは個人情報の宝庫です。
郵便物はもちろん、毎回同じようなゴミを捨てることで生活パターンが読まれ、犯罪に巻き込まれる可能性すらあります。
トラブルを避けるためには、何日も前からゴミを入れない、郵便物は宛名を消す・シュレッダーをかける、といった対策が必要です。
ゴミ出しマナー、守らないとトラブルになりやすい点と対処法
賃貸の場合、ゴミにまつわるトラブルも多いです。それぞれトラブルになりやすい点とその対処法を見ていきましょう。
臭い・腐敗トラブル
日常的に出やすい、生ゴミやサニタリー関連のゴミには臭いや腐敗による衛生上の問題がどうしても付きまといます。
特に夏場の生ゴミはすぐに臭いが立ちこめます。
臭いばかりでなく、ハエやカビが発生しやすく不衛生な状態にもなりがちです。
対処法
生ゴミを出す際はよく水気を切ること。
野菜の皮をむくときは、シンクなどに捨てず新聞紙の上で行うなど、初めから濡らさない工夫も大切です。
新聞紙にくるんで捨てると臭いや虫が防げます。
生ゴミをビニール袋に入れて冷凍庫で凍らせてから、収集日にそのまま捨てるのも手です。
未分類トラブル
種類の違うゴミが混ざっていると回収されないため、ゴミ置場にゴミが放置される原因になります。
衛生的にもよくありませんし、防犯上も心配です。
対処法
自分が出したゴミが回収されていない場合はすぐに引き取り、再分別して出す。
明らかな未分類によるゴミが残っている場合は自分で処理せず管理人や管理会社に相談。
まずはポスティングや掲示で住民に注意喚起してくれるでしょう。
外国の人などでゴミ収集のルールが読めていない可能性があるなら、管理会社から個別の対応で改善されやすくなります。
また、外部からの持ち込みなどが原因の場合は、管理人による管理の強化や監視カメラの設置などの対処をしてくれるでしょう。
個人で注意してしまうと思わぬご近所トラブルに見舞われる可能性がある昨今。
どうしても見逃せない、気になる状況があればまずは相談。これが原則です。
まとめ
・アパートやマンションなど賃貸物件でもゴミ出しのマナーは基本的には同じ。「ゴミの分別をする、ゴミ出しの日時を守る、粗大ゴミや資源ゴミは適切な方法で回収してもらう、ゴミ出しの場所を守る」。住人に迷惑がかからないよう、お互いに注意したいですね。
・最近では24時間ゴミ出しOKの物件もあります。利便性が良い反面、管理の費用がかかるなどデメリットもあります。入居の際にはゴミ置場の臭いが部屋に来ないかなどもチェックしましょう。また、24時間捨てられるからと収集日の何日も前からゴミ捨てするのはご法度ですよ。
・不特定の人が住む賃貸物件はゴミに関するトラブルも起きがちです。自分自身が気を付けることはもちろんですが、困ったときは管理会社や自治体の環境対策窓口などに相談しましょう。未回収一つとっても、考えられる原因はたくさんあります。
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