公社の賃貸ブログ
春の訪れと新しい出会いを!フロール元住吉シェアラウンジお花見イベントレポート
東急東横線の元住吉駅から徒歩8分。神奈川県住宅供給公社の賃貸マンション「フロール元住吉」(川崎市中原区)は、人と地域をつなぐコミュニティ賃貸住宅です。
「自由だけどほどよい人付き合いがある」
そんな安心感のある暮らしを目指して、日常の中に交流が生まれるような取り組みを続けています。
「フロール元住吉」は、
- 住環境とコミュニティを見守るチーム有人管理の「守人(もりびと)」が常駐
- 居住者同士をつなぐ居住者専用のシェアラウンジ
- 地域住民も利用可能な地域交流スペースにもなっているカフェ「TONARINO. by SWITCH STAND」
など、暮らしの中に交流の場があるのが特徴です。
さまざまな人をつなげる「ハブ」としての共同住宅の新しい可能性を評価され、2020年にグッドデザイン賞を受賞。
今回は、1階にあるシェアラウンジで行われた守人主催の居住者交流イベント「室内さくら交流会」の様子をご紹介します。
コロナ禍を経て、少しずつ広がる交流の輪
フロール元住吉は、1952年、1954年に建設された「北加瀬第1・第2団地」の建て替え物件。2020年3月に公社初のコミュニティ賃貸住宅として入居が開始されました。コミュニティとはいうものの、ちょうど新型コロナウイルス感染症の影響が広がり始めた頃で、コミュニティづくりやイベント開催は慎重にならざるを得ませんでした。
そんな中でも、「つながりを大切にしたい」と、守人は当初予定していなかった居住向けの情報誌「もりびと通信」を、管理開始の翌月からスタート。掲示板やポスティングで住民に届け、オンライン交流会や少人数イベントなど、できることから少しずつ交流づくりを積み重ねてきたそう。
2025年4月のもりびと通信(抜粋版)
これまでに、ビニールプールを貸し出して、中庭で子どもたちに楽しんでもらったり、チューリップの植え替えワークショップ、ラウンジでのラグビー観戦など、季節ごとの小さな楽しみを形にしてきました。
チューリップの植え替えワークショップのようす
そして今では、月に2回程度のイベントが恒例に。今年3月に行われた5周年イベントには、前半・後半合わせて100人ほどが参加。交流の輪は着実に広がっています。
公社の賃貸ブログ:心も体もハッピーに!音楽とケーキで祝うフロール元住吉 5周年感謝コンサート
春を感じる室内さくらイベント
今回取材をさせていただいたのは、4月19日(土)に開催された「室内さくら交流会」。春の訪れを感じながら新しい出会いを楽しめる、そんな場づくりを目指したイベントです。
午前・午後の2部制で、公社広報が取材した午後の部には6組が参加。シェアラウンジ内には桜の装飾とともに、にぎやかな笑い声が響いていました。
最初のプログラムは「自己紹介ビンゴ」。
「パン派?ごはん派?」「好きな季節は?」「好きなコンビニは?」などの質問に答えながらカードを埋めていき、居住者は順に自己紹介で発表をしながら、ひとつずつカードを開けていきます。
好きな季節で多かった回答は「春」。 フロール元住吉の近くを流れる渋川沿いには約250本の桜が並び、春の景色は圧巻!イベント当日は桜の季節を少し過ぎていたので、花屋さんで購入した桜と桜モチーフの飾りで華を添えます
ゲームを通して自己紹介をしながら、参加者は「私も同じ答え!」など、自然に打ち解けあって、会場はすぐに和やかに。こんなビンゴゲームがあるんですね。さすが守人、交流を生み出すアイデアが光っています!
守人は、居住者とは顔なじみで、場の雰囲気を明るく盛り上げてくれます
続いては、「元住吉クイズ」。
「元住吉の地名の由来は?」「駅の東側に広がる商店街の名前は?」では、地元を知るきっかけとなる時間に。
守人の仕事紹介のコーナーもあり、「挨拶やイベントなどで関わってきたけれど、自分たちの役割をしっかり伝えるのは初めて。私たちを知ってもらういい機会になった。」と、守人の髙橋さん
交流を深めてもらえるようにと、守人が用意してくれたのは、近所で評判のシュークリーム。
甘いスイーツを囲みながら、会話も自然と弾んできます。
イベントでは子育て世帯や、これからお子さんが生まれるご夫婦が参加していて、
「保育園ってどうやって探した?」
「入園のために準備したことは?」
「習い事は何をさせている?」
子育て世代ならではの話題が飛び交っていました。
リアルな体験談や、頼れる先輩ママ・パパの声が心強いですね。
「近くのおすすめスポットは?」
「美味しいレストランは?」
「この収納家具、間取りにぴったりだった!」
といった暮らしのアイデアも飛び出して、まさに"同じマンションに住んでいる人だからこそ"のリアルな情報交換が行われていました。
親たちがおしゃべりに花を咲かせる間、子どもたちはシェアラウンジの奥にある個室型のシェアラウンジで、遊ぶ。それぞれに心地の良い場所の使い方が、印象的でした。
フロール元住吉は、「守人」の存在が魅力のひとつ。
最初はイベントに関心がなかった居住者が、少しずつ顔を出してくれるようになったり、翌日「昨日のイベントよかった」と声をかけてくれたり。 守人の一歩一歩の積み重ねが、着実に交流の輪を広げています。
これからも、小さなイベントで日々のつながりを育てながら、大きなイベントでその輪をさらに広げていく、そんなあたたかい場づくりが続いていきそうです。
イベントに参加した方からは、
「コロナ禍に入居したこともあり、当時は人と会う機会が少なかったのですが、イベントを通して知らない方々と知り合うことができました。ママ友や先輩ママがたくさんいると感じられて、心強いです。」
「子どもが生まれることもあって、話を聞いてみたいと思い、初めて参加しました。ここがコミュニティづくりに力を入れている物件だと知って入居したので、今回のような取り組みはとてもありがたいです。」
といった感想も。
それぞれの暮らしの中に、少しずつあたたかなつながりが生まれているようです。
エントランスのすぐそばにあるシェアラウンジにいると、出入りする居住者同士の「こんにちは」「いってらっしゃい」の声が聞こえてきました。
その何気ない一言が、この場所に流れる心地よいコミュニティの証のように感じました。
これからも守人とともに、住まう人同士が安心して交流できるような場所を育てていきます。
今回の公社の賃貸
【団地紹介】人と地域をつなぐ賃貸住宅「フロール元住吉」
【物件概要】●所在地/川崎市中原区西加瀬5●規模/2棟153戸●専有面積/32.24~66.04㎡●間取り/1K~3LDK●竣工/令和2年1月●アクセス/東急東横線・目黒線「元住吉」下車、徒歩8分

平鹿(総務広報課) こんにちは! 皆さんに公社の取り組みを知っていただけるよう、どんどん情報発信していきます。
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