公社の賃貸ブログ
賃貸の安い時期はいつ?メリットとお得な物件の見つけ方を解説
こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の田中です。
進学や就職で一人暮らしを始めたり、転職やライフスタイルの変化で引越しをしたりすることもあるでしょう。
新生活が始まるのは楽しみですが、新居の契約や引越し、家具の購入など、新生活の準備には何かと費用がかかるもの。
引越しの時期が定まっていない場合、賃貸の安い時期に合わせて引越しをしたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
賃貸物件には、引越し費用が安くなる時期があります。
うまく引越しのタイミングを調整することで、費用を抑えることが可能ですよ。
今回は、賃貸物件の引越し費用が安くなる時期や、安く借りる際のメリットと注意点、さらに物件をお得に借りるためのポイントをご紹介します。
時期によるコストの変化を知って、自分にとって最適な物件探しの時期を見極めましょう!
賃貸物件には安い時期がある!おすすめの時期とは
賃貸物件の家賃が安くなる可能性が高いのは、5月中旬〜8月頃にかけての時期といえるでしょう。
一方で、賃貸物件の契約と引越しのピークは1〜5月中旬です。
この時期は、新生活が始まる4月に向けて物件を探す人が増えるタイミングなので、賃貸物件の家賃が下がることは少ないです。
ただし、入学・就職・転勤シーズンが終わる4月下旬以降になると、お部屋探しをする人が減るため、市場は落ち着き始めます。
特に5月のゴールデンウィーク明けから8月にかけては、物件を探す人や引越す人は一気に減少します。
梅雨や真夏の暑い時期の引越しを避けたいと考える方が多いためです。
このことから、5月中旬〜8月頃の家賃は下がる傾向にあります。
また、9〜10月は異動が多いタイミングなので、安くなっていた家賃は再び高くなります。
11〜12月はその流れも落ち着きますが、春の引越しニーズに向け、早めに繁忙期が始まることもあり、家賃が高くなることもあります。
賃貸が4月下旬〜8月頃に安くなる理由は?
賃貸が4月下旬〜8月頃にかけて安くなる理由は、大家さんや不動産会社が空室を残しておきたくないと考えるからです。
すでにご紹介したように、4月下旬〜8月頃までは、新しい部屋を探す人が少ない時期です。
部屋が空室のままだと、当然大家さんに家賃は入ってきませんし、不動産会社も手数料を受け取ることができません。
それどころか、賃貸住宅の家賃には維持費や管理費も一部含まれているため、空室が一定期間続くことで、経営が赤字状態になってしまうことも。
だからこそ、貸主側は「空き部屋」を放っておきたくないのです。
オンシーズンに埋まらなかった部屋が、そのままの条件でオフシーズンに埋まる確率は低いため、貸主側は対象の部屋に入居してもらえるよう家賃を下げることが多いといえます。
家賃が安い時期に賃貸物件を契約するメリットと注意点
賃貸物件をオフシーズンの安い時期に借りることには、たくさんのメリットとともに注意点も存在します。
ここでは、そのメリットと注意点について詳しくみていきましょう。
家賃が安い時期に賃貸物件を契約するメリット
家賃が安い時期に賃貸物件を契約することには、次のメリットがあります。
①引越し代も安くなる可能性がある
賃貸の家賃が安い時期に契約した場合、抑えられるのは家賃だけではありません。
この時期は、引越しもオフシーズンです。
そのため、引越し業者による引越し代も安くなる可能性が高くなります。
②不動産会社や大家さんの対応に余裕がある
1月〜4月上旬の繁忙期には、不動産会社や大家さんは忙しく、どうしても入居希望者一人ひとりに割ける時間が減ってしまいます。
しかし、オフシーズンなら、不動産会社や大家さんは仕事に余裕があるため、賃貸物件の希望条件などを落ち着いてじっくり聞いてくれる可能性が高いです。
新築など人気の物件に対する空室問い合わせにより迅速に対応してもらえたり、初期費用や家賃などお金の交渉に納得できるまで対応してもらえたりすることも考えられます。
時間をかけて丁寧に対応してもらえる可能性が高い点も、オフシーズンに部屋を探すメリットです。
③家賃や初期費用を交渉しやすい
オフシーズンの賃貸契約には、家賃や初期費用の交渉をしやすいメリットもあります。
家賃の値引き交渉はハードルが高いものの、人気の低い物件であれば、敷金礼金や管理費の値引きには応じてもらえる可能性があります。
ただし、値引き交渉は闇雲に行うのではなく、自分がその物件を気に入っていることを伝えながら、常識の範囲内で行うようにしましょう。
④フリーレント物件が多い
賃貸物件には、特定期間に入居した場合に、最初の数週間~3カ月分の家賃が無料になる「フリーレント」というシステムがあります。
入居者が少ない時期には、こういったフリーレント物件が多くなるのもポイントです。
数カ月分の家賃を節約することができます。
ただし、途中で解約した場合には違約金が発生するケースが多いので、契約内容はしっかり確認しましょう。
家賃が安い時期に賃貸物件を契約する注意点
オフシーズンに賃貸契約を結ぶ際には、メリットだけでなく、次の注意点についても理解しておくようにしましょう。
①物件数や優良物件が少ない
オンシーズンに多くの物件に入居があった後のオフシーズンは、入居者の入れ替わりもあまりなく、残っている物件数が少ないです。
もしオフシーズンに条件が良い物件があったとしても、数が少ないためすぐ埋まってしまいます。
そうなると、「築年数が古い」「駅から遠い」「間取りが使いにくい」など、空いている物件は条件があまり良くないものが多くなることに。
そのため、条件に合った部屋を選ぶのに苦戦する可能性がある点は、オフシーズンに賃貸物件を探すデメリットといえます。
オフシーズンに希望の条件に合った賃貸物件を契約するには、気になる物件があれば早めに内見に行くことが大切です。
また、条件の許容範囲についても見直しておくと良いでしょう。
②お得なキャンペーンが少ない
賃貸の家賃が安い時期は、引越しのオフシーズンでもあるため、新生活に関するお得なキャンペーンが少ないです。
例えば、オンシーズンには家具店や家電量販店などでお得なキャンペーンを打っていることが多いですが、オフシーズンにはあまり見られません。
家賃や引越し代は安くなっても、家具や家電はお得に購入できない可能性があることも知っておきましょう。
③契約書の条件に注意が必要
家賃や初期費用が安い場合、特に注意しておきたいのが契約書の内容です。
なかには、敷金や礼金が安かったり無料であったりする場合でも、別途退去費用として多額の金銭を支払う旨が記載されているケースがあります。
「退去時にハウスクリーニング料金の請求があり、安くなった敷金・礼金以上の費用がかかってしまった」というケースも。
オフシーズンに限りませんが、賃貸借契約の内容や書類に書いてある条件はよく確認するようにしましょう。
よりお得な賃貸物件の見つけ方もチェック
オフシーズンの時期に契約する以外にも、お得に賃貸物件を見つける方法はあります。
ここからは、よりお得な賃貸物件の見つけ方をご紹介します。
初期費用の安い賃貸物件を探す
まず考えられるのが、初期費用の安い賃貸物件を探す方法です。
賃貸物件の契約には、敷金礼金や仲介手数料、保証料などさまざまな費用がかかります。
初期費用として、家賃の数カ月分の費用を支払わなければならないケースも珍しくはありません。
しかし、初期費用の金額は、物件によって大きく異なります。
なかには礼金なしの物件もあるため、家賃だけでなく初期費用に注目して物件を探すことは、お得に賃貸物件を契約するために大切です。
キャンペーンを実施している不動産会社を利用する
不動産会社の中には、時期によってお得なキャンペーンを実施しているところがあります。
例えば、成約した人に対する初期費用の減額や家賃1カ月分無料、現金キャッシュバックなど。
これらのキャンペーンを活用すれば、賃貸物件にはよりお得に住むことが可能です。
キャンペーンを利用するなら、まずは引越し先エリアにある不動産会社の「キャンペーン広告」を確認してみましょう。
複数の不動産会社がキャンペーンを実施しているようなら、キャンペーンの内容と扱っている物件を比較して、利用する不動産会社を決めると良いでしょう。
フリーレント物件を選ぶ
先ほども触れた「フリーレント」は、最初の数週間〜3カ月ほど家賃が無料になるもの。
この契約形態は、自ら交渉することが可能な場合があります。
特に、長期間部屋を借りることが確実である場合や閑散期には交渉がしやすいです。
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公社の賃貸で取り扱う賃貸物件は、礼金・仲介手数料・更新料が不要!
初期費用を安く済ませることが可能です。
また、さまざまな期間にフリーレント等の各種キャンペーンも行っています。
連帯保証人不要プランや24時間緊急対応サービスも用意されており、安心して入居することが可能なほか、物件数も豊富です。
神奈川県でお得な賃貸物件をお探しの方は、ぜひ公社の賃貸にご相談ください!
団地の特徴については、以下のコラムも参考にしてみてくださいね。
団地・マンション・アパートの違いを知ろう。定義と特徴について
賃貸物件は安い時期を狙ってお得に借りよう!
転居シーズンが終わった5月中旬〜8月頃は、賃貸のオフシーズン。
徐々に賃貸物件の申込者は減少し、貸主は入居者を募るために家賃を安くする傾向にあります。
家賃が安くなるオフシーズンに物件を借りる場合、引越し代が安くなる、貸主に丁寧に対応してもらえる、家賃や初期費用の交渉がしやすい、フリーレント物件が増えるなどのメリットを得ることができます。
ただし、オフシーズンには良い条件の物件が少ないこと、生活に関するお得なキャンペーンが少ないことは理解しておき、また契約時の契約内容の確認も入念に行うようにしましょう。
特に初期費用が安い場合は退去時に費用が発生することがあるので、注意が必要です。
オフシーズン以外でも、初期費用に注目したりキャンペーンを利用したりすることでお得に借りられる可能性があります。
「フリーレント」という契約形態を交渉する方法も検討してみると良いですね。
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田中(募集契約課) 公社では建替から地域活性化事業まで経験しました!絶賛子育て中です。 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります。