公社の賃貸ブログ
子育て中の賃貸物件選び!部屋探しのポイントと重視したい点を解説
こんにちは!神奈川県住宅供給公社の田中です。
子育て中の物件選びは、1人暮らしや大人だけでの物件選びとは異なり、子どもの視点でもよく考えることが大切です。
地域の治安や建物の防犯性、間取り、防音対策など、物件選びのポイントは多岐にわたります。
せっかく引越しをするなら、大人も子どもも安全で快適に暮らせるような物件を選びたいですね。
そこで今回は、子育てに向いている物件の特徴や、物件選びにおいて重要なポイント、選ぶ前に話し合っておきたいことなどについて解説します。
子育てを賃貸物件で行うメリット・デメリットとともにわかりやすくご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
子育ては賃貸物件でもOK?メリットとデメリット
子育て中の物件選びでは、賃貸にするか一戸建てのほうが良いか、悩む方が多いです。
小さなお子さんがいる中で、賃貸物件でも快適な暮らしをすることは可能ですが、デメリットや注意点も把握してから探し始めたほうが、失敗が少ないでしょう。
子育て中のご家庭が賃貸物件を選ぶメリット・デメリットを詳しくお伝えしますので、ぜひ悩んでいる方は参考にしてみてくださいね!
子育て中に賃貸物件を選ぶメリット
子育て中に賃貸物件を選ぶメリットからご紹介します。
- 子どもの成長に合わせて引越しができる
- 設備のメンテナンスや管理をお任せできる
- マイホームに比べて初期費用・維持費を抑えられる
子どもが成長したり家族の数が増えたりするにつれ、快適に生活できる部屋数や間取りは変化していきますよね。
賃貸物件は、必要に応じて引越しできる点がメリットです。
子どもが大きくなって住んでいる部屋が手狭になった場合にも、引越しによってより暮らしやすい広い部屋に移ることができます。
また、子どもが小学校に入学する頃になると、学区の雰囲気や通いやすさも意識し始める方が多いです。
小学校に上がると、子どもの足で学校まで通う必要が出てくるため、できるだけ学校に近い場所に引越すという選択も、賃貸ならしやすいでしょう。
子育て中に定期的に家の設備を点検するのは大変ですが、賃貸であれば大家さんや管理会社に任せられる点も大きなメリットといえます。
マイホームを持った場合に比べ、初期費用や固定資産税などの維持費を抑えられるのは、賃貸物件ならではの、子育て世代にとって嬉しいポイントです。
子育てを賃貸物件で行うデメリット
子育てを賃貸物件で行う場合には、次の点に注意する必要があります。
- 騒音に注意しなければならない
- 自由に間取りや内装を決められない
- 資産として残せない
子どもは、日々の暮らしの中で泣いたり走り回ったりするもの。
しかし賃貸物件の場合、分譲住宅に比べると防音性能が低めの場合があり、泣き声や足音が騒音になっていないか、周囲に配慮しなければなりません。
気になる場合は、防音性のマットを敷いたり、最初から1階を借りたりするのも一つの手です。
1階は全く響かないわけではありませんが、2階以上に比べると響きにくいです。
マイホームのように自分の利便性や好みを反映し、自由に間取りや内装を決めることができないのも、賃貸物件のデメリットでしょう。
この点については、賃貸物件でも使えるDIY商品などをうまく使って工夫するのもおすすめです。
また、毎月家賃を支払って住む賃貸物件は、入居者の資産にはなりません。
ただし、マイホームでかかる初期費用や維持費を抑えられれば、その分を貯蓄に回すこともできるでしょう。
子育て世代の物件選びで人気の条件・おすすめの条件は?
子育てをするためには、家族みんなが安全・安心に暮らせる住まいが1番!
子育てに向いている物件選びのポイントを押さえて、快適な住まいを手に入れましょう。
子育て中に賃貸物件を選ぶなら、どんな条件のある物件が人気か、どんな物件がおすすめかもお伝えしていきますので、参考にしてみてくださいね。
1階にある部屋
先ほども少し触れましたが、1階の部屋は、子どもが走り回る足音などが階下の部屋に響く心配が少ないです。
子も親も生活音を気にしすぎることなく、のびのびと暮らすことができます。
また、出かけるときに階段の上り下りがないので、大きな荷物があったりベビーカーを利用したりするときも移動が楽です。
災害時にもスムーズに屋外に避難することができます。
さらに、1階でもベランダや窓から子どもが転落する危険性はありますが、大けがをするリスクは2階以上の部屋よりもずっと低いです。
このように、1階の部屋には子育て世代に嬉しい特徴がたくさんあります。
優れた防音性を備えた部屋
子育て中は子どもの足音や泣き声、頻繁に回す洗濯機の音など、さまざまな生活音が発生するので、隣近所に気を遣うことも多いです。
1階やメゾネットの部屋を選ぶだけでなく、防音性が高い構造の物件を選べば、少しの生活音なら隣戸に伝わらないので気が楽ですし、騒音トラブルの予防にもなります。
一般的に、木造よりもコンクリート造の建物の方が防音性は高いので、コンクリート造の賃貸物件も検討してみましょう。
2LDK以上の間取り
家族の人数や子どもの年齢、ライフスタイルにもよりますが、子育てファミリーには、リビングのほかに部屋が2つ以上ある物件がおすすめです。
部屋が2つ以上あれば、子ども部屋と親の寝室を分けやすいですし、誰かが病気になったときも安静にするための部屋を確保できます。
また、家族が4人以上の場合は、3LDK以上の間取りが便利で快適です。
特定優良賃貸住宅や初期費用の少ない物件
子育て世帯の中には、「広くて部屋数が多い賃貸物件に住みたいけれど、家賃が高い」「高い家賃を支払い続けるのは難しい」という方もいるでしょう。
そんな場合には、特定優良賃貸住宅(特優賃)の利用も検討してみてください。
特定優良賃貸住宅とは、家賃の一部を国と地方自治体が補助することにより、入居者の家賃負担を軽減する住宅のこと。
専有面積や間取りにゆとりを持たせたつくりになっているのが特徴です。
入居資格として一定の収入基準が設けられているため、誰でも入居できるわけではありませんが、入居者の所得額に応じた家賃補助が受けられるので、賃貸物件の家賃が負担になっている方にとって負担軽減となるでしょう。
また、神奈川県住宅供給公社の「公社の賃貸」では初期費用を抑えられる、以下のような物件を取り扱っています。
- 礼金・仲介手数料・更新料不要
- 神奈川県内に約13,300戸の豊富な物件
- 連帯保証人不要プランあり
- 24時間緊急対応サービスあり
初期費用が安く済むと、家具家電の購入費用や引っ越し費用に回せるため、お金がかかりがちな子育て中にはうれしいポイントです。
間取りは1R〜4LDKまでと、子どもが複数いる子育て世代も広々と快適に暮らせる物件を扱っておりますので、引越しをご検討の方はぜひ公社の賃貸へご相談ください!
子どもの安全・安心につながる設備がある物件
賃貸物件に子どもが安全・安心に過ごせる設備があると、子育てがしやすくなります。
特におすすめしたいのが以下の設備です。
モニター付きのインターホン
訪問者の顔を確認できるモニター付きのインターホンは、防犯対策に効果的。
玄関のドアを開けなくても、誰が訪ねてきたのかがすぐ分かります。
特に子どもだけで留守番をする際に、モニター付きのインターホンは便利です。
親以外の人にはドアを開けないなどの防犯対策を取ることができるためです。
和室
畳敷きの部屋はフローリングに比べてクッション性が高いので、子どもが転倒しても衝撃が少なく、ケガをしにくいのが特徴。
リビングから目が届くところに和室があると、子どもを遊ばせたり寝かせたりしながら家事や仕事ができて便利です。
対面キッチン
対面キッチンは、食事の準備や片づけをしながらも子どもに目が届きやすいのが魅力です。
子どもに目が届く場所で作業ができれば、何かあった際にすぐ対応することができます。
子どもとしても、遊び中に親の顔がすぐに見えれば、安心を感じることができるでしょう。
また、子供が小さい場合は子供がキッチンに入らないようにするベビーゲートが設置できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
日当たりの良い明るい物件
子育て世帯は、賃貸物件選びにあたって、日当たりと明るさにもこだわる方が多いです。
明るく日当たりの良い部屋は、湿気がこもりにくく衛生を保ちやすいためおすすめです。
また、室内の洗濯物が乾きやすい点も、明るく日当たりの良い部屋のメリットでしょう。
豊富な収納スペースがある物件
快適な住環境のためには、収納スペースも重要なチェックポイント。
子どもがいると、衣服やおもちゃなど、自然とモノは増えていきます。
これらをしまうためには、豊富な収納スペースが必須です。
収納場所が少ない物件では、物が部屋にあふれてしまったり、部屋が物置になってしまったりして、全ての部屋を快適に使用することができません。
収納場所が豊富、または収納スペースが広い賃貸物件であれば、物が多くてもきちんとしまうことができ、すっきりした部屋を保ちやすくなります。
広い玄関・ベランダがある物件
玄関やベランダが広い物件も、子育て世代に人気です。
子どもがいる家庭では、玄関にベビーカーや外で使うおもちゃを置くことが多いです。
また、子どもがいる家庭では洗濯物も多くなるもの。
ベランダが広ければ、たくさんの洗濯物を一度に干すことができます。
大きめの洗濯機置場・広いお風呂がある物件
毎日洗濯物がたくさん出る子育て中で特に共働きの場合は、洗濯から乾燥まで一気に行えるドラム式洗濯機が便利ですが、使用したい場合は設置スペースがあるか確認が必要です。
お風呂も子どもと入ったり赤ちゃんを沐浴させたりするには、程度のスペースが必要です。
浴槽の高さがあると子供だけでなく大人も跨ぐのが大変ですので、内見時に実際に浴槽へ入ってみると良いでしょう。
排水溝の段差もないかチェックできると安心ですね。
ドラム式洗濯機がある場合でも、毎日洗濯物がたくさん出る子育て中のご家庭は、浴室内で洗濯物を乾かせる浴室乾燥機があると便利ですので、併せて設備を確認してみてください。
駐車場・自転車置き場付きの物件
日々の買い物や子どもの送迎のために、車や自転車を使うという方は多いでしょう。
子育て世帯の賃貸物件探しでは、駐車場や自転車置き場の有無、その料金も確認する必要があります。
駐車場付きの物件であれば、家から出てすぐに車に乗ることができ、お出かけも楽です。
また、駐輪場については、子どもの自転車を置く可能性を考えて、何台の自転車を置くことができるのか、事前に確認しておくことも重要です。
子育て世代は、このような特徴をチェックし、気に入った物件に目星を付けたら、物件周辺の環境を再度よく確認することも忘れないようにしましょう。
できれば現地に足を運び、自分の目で確認するのがベストです!
子育てをする物件選びはここが重要!事前に話し合うべき内容とは
自分たちの子育てに合う物件を選ぶためには、特に「①エリア」「②面積と間取り」「③家賃」の3ポイントについて、事前によく確認・検討することが重要です。
これらの条件については、家族間で「ここは譲れない」という条件を事前に話し合って、優先順位をつけると良いでしょう。
ここからは、子育てをする賃貸物件選びのために重視したいポイントと、話し合うべき内容についてご説明します。
①エリア
子育てしやすい賃貸物件を探すときは、治安が良く安全性が高いエリアを選ぶのがおすすめです。
インターネットで子育てしやすい地域ランキングなどをチェックすると、街の特徴や治安の良し悪しなど、大まかな様子がわかります。
気になるエリアがいくつか絞れてきたら、そのエリアが属する自治体のホームページもチェックしてみましょう。
現在は、多くの自治体でさまざまな子育て支援策が行われています。
子どもの医療費助成が何歳まで行われているかや、一時預かり事業、保育所や待機児童の数など具体策を確認し、子育て支援が充実している自治体を選べると良いですね。
子育てしやすいエリアの特徴としては、次のような点が挙げられます。
- 子育てファミリーが多く暮らしている
- 保育・教育機関(保育所・幼稚園・学校など)が多い
- 子どもが安全に遊べる公園が近くに多い
- 賃貸物件はファミリー向けの2LDKや3LDK以上が多い
- 病院や大型スーパーが充実している
- 繁華街から離れている
周辺環境の都市計画と合わせて建てられたものが多い団地も、子育てしやすいエリアといえるでしょう。
エリアについては、以下のような内容について、さらに細かく明確な条件を話し合っておきましょう。
- 駅まで何分で行ければOKか
- 通勤、保育園・幼稚園、学校までの距離はどれくらいか
- 徒歩だけで移動できる施設として何が近くにあると良いか
- 移動手段は何をメインにしたいか など
物件やエリアが決まったら、昼だけでなく夜も実際に現地へ行ってみましょう。
冬の保育園や習い事の帰り道が真っ暗だった!なんてことも。
車の交通量も併せて確認できるとよいですね。
②面積と間取り
物件の面積と間取りも、自分たちの子育てに合う物件を選ぶための重要ポイント。
少し面積が狭くても、間取りによって使い勝手の良い物件はたくさんあります。
反対に、面積が広くても間取りが悪ければ、使い勝手がイマイチなことも。
2LDKや3LDKといった部屋数だけでなく、物件の見取り図を見ながら自分たちの暮らし方について想像し、以下のような点についてどんな間取りが便利か話し合いましょう。
- 子どもに目が届きやすいか
- 子ども部屋と親の寝室を分けられるか
- 将来的な子どもの数に見合っているか
- 家事動線が非効率ではないか
- 収納は十分か など
③家賃
子育て向きの物件は、面積が広く部屋数も多いので、家賃は高めになりがちです。
しかし、将来のことを考えると、子育て中はできるだけ家賃を抑えたいと思う人が多いのではないでしょうか。
家賃の負担を軽減する方法として、自治体によっては、家賃補助制度や先ほどご紹介した特定優良賃貸住宅を利用できる場合があります。
これらの制度の利用も考えつつ、家賃として出しても良いと考える金額の上限について、以下のような点で家族でよく話し合っておきましょう。
- 収入に対して適切な家賃の金額はいくらか
- 家計に対して出せる家賃はいくらか など
子育てしやすい物件選びのポイントをおさえて、魅力的な物件を選ぼう!
賃貸物件での子育てには、必要に応じて引越しできたりコストを抑えられたりというメリットがあります。
騒音トラブルのリスクや自由に間取りを決められないことはデメリットとも言えますが、対策できることも多いですよ。
家賃を支払い続けても資産にならないといった点をデメリットに感じる方もいらっしゃいますが、逆に、固定資産税や修繕費など高額な維持費がかからない点はメリットと言えるでしょう。
子育て世帯の物件選びでは、1階の部屋や2LDK以上の間取り、便利な設備や広い収納付きの物件が人気です。
また、明るくて日当たりが良く、玄関や風呂、ベランダが広いこと、駐車場や駐輪場が確保できること、防音性の高さも条件にする方が多いです。
これらの条件とともに、「①エリア」「②面積と間取り」「③家賃」の3つのポイントについて、具体的に優先順位を決めるのがおすすめ。
また、子育てに欠かせない行政からの支援情報も、自治体ホームページなどで確認しましょう。
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入居時の負担をグッと抑えながら、子育てしやすい物件に住むことができますよ。

田中(募集契約課) 公社では建替から地域活性化事業まで経験しました!絶賛子育て中です。 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります。