公社の賃貸ブログ

子育てに魅力的な物件選びをしよう!エリアや部屋探しのコツや注意点

2020.10.07

団地の知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の田中です。

子育て中の物件選びは、1人暮らしや大人だけでの物件選びとは異なり、子どもの視点で考えることが必要です。

地域の治安や建物の防犯性、間取り、防音対策など、物件選びのポイントは多岐にわたります。

せっかく引越しをするなら、大人も子どもも安全快適に暮らせるような物件を選びたいですね。

今回は子育てしやすいエリアの選び方や部屋探しのポイント、物件選びの前に話し合っておきたいことなどをご紹介します。

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子育てしやすい賃貸物件、まずエリアはどう選ぶ?

子育てしやすい賃貸物件を探すときは、治安が良く安全性が高いエリアを選ぶのがおすすめです。

インターネットで子育てしやすい地域ランキングなどをチェックすると、街の特徴や治安の良し悪しなど、大まかな様子がわかります。

気になるエリアがいくつか絞れてきたら、そのエリアが属する自治体のホームページもチェックしましょう。

現在は、多くの自治体でさまざまな子育て支援策が行われています。

子どもの医療費助成、一時預かり事業、保育所や待機児童の数など具体策を確認し、子育て支援が充実している自治体を選べると良いですね。

子育てしやすいエリアの特徴としては、次のような点があげられます。

・子育てファミリーが多く暮らしている

・保育・教育機関(保育所・幼稚園・学校など)が多い

・子どもが安全に遊べる公園が多い

・賃貸物件はファミリー向けの2LDKや3LDK以上が多い

・病院や大型スーパーが充実している

・繁華街から離れている

周辺環境は引越してから変えることはできないので、エリア選びは「子育て」を念頭において慎重に行いましょう。

周辺環境の都市計画と合わせて建てられたものが多い団地も、子育てしやすいエリアといえます。

団地が子育て世代におすすめな理由とは」も、ぜひご参考ください。

子育てに向いている物件選びのポイントは?

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エリアの次は物件選びです。

子育てをするためには、家族みんなが安全・安心に暮らせる住まいが1番!

子育てに向いている物件選びのポイントをおさえて部屋探しをしましょう。

1階の部屋は子育てにおすすめ

1階は子どもが走り回る足音などが階下の部屋に響く心配がなく、子も親ものびのびと住むことができます。

出かけるときも階段の上り下りがないので、大きな荷物があったりベビーカーを利用したりするときも移動が楽です。

1階でもベランダや窓から子どもが転落する危険性はありますが、大けがをするリスクは2階以上の部屋よりもずっと低いです。

災害等で屋外に避難が必要なときは階段等を使わず、速やかに避難することができます。

間取りは2LDK以上がおすすめ

家族の人数や子どもの年齢にもよりますが、子育てファミリーにはリビングの他に部屋が2つ以上ある物件がおすすめです。

部屋が2つ以上あれば、主に子どもが使う部屋と親の寝室を分けられますし、誰かが病気になったときも安静にするための部屋を確保できます。

家族が4人以上の場合は、3LDK以上の間取りが便利で快適です。

子どもにとって安心な設備がある

子どもが安全・安心に過ごせるような設備があると、子育てもしやすくなります。

特に、以下の設備がおすすめです。

モニター付きのインターホン

訪問者の顔を確認できるモニター付きのインターホンがあると、誰が訪ねてきたのかがすぐ分かります。

子どもだけで留守番のとき、親以外の人にはドアを開けないなどの防犯対策を取りやすくなり、安全で安心です。

和室

畳敷きの部屋はフローリングに比べてクッション性が高いので、子どもが転倒しても衝撃が少なく、ケガをしにくいのが特徴。

リビングから目が届くところに和室があると、子どもを遊ばせながら家事ができたりして便利です。

対面キッチン

食事の準備や片づけをしながらでも子どもに目が届きやすいので、何かあったときにすぐに対応できて安全です。

子どもとしても、遊び中に親の顔がすぐに見えるので安心を感じることができます。

また、刃物など危険なものが多いキッチンは子どもが入らないように注意する必要があります。

対面キッチンであれば、入口にベビーガードを設置することで対応できるのでオススメです。

収納スペースが豊富

快適な住環境に必須の収納スペースと建物の防音性も大切なチェックポイントです。

子どもがいると、衣服やおもちゃなど、自然とモノが増えていくので収納スペースは必須。

収納が少ない物件では、モノが部屋にあふれてしまったり、あえて物置部屋として1部屋をつぶしたりということもあります。

快適な住環境を保つために、収納スペースを多く確保した物件を選びましょう。

防音性が高い

子育て中は子どもの足音や泣き声、頻繁に回す洗濯機の音など、さまざまな生活音が発生するので、隣近所に気を遣うことも多いです。

防音性が高い物件や直下階が住戸のない部屋などを選べば少しの生活音なら隣戸に伝わらないので気が楽ですし、騒音トラブルの予防にもなります。

一般的に、木造よりもコンクリート造の建物の方が防音性は高いですよ。

このようなポイントをチェックし、気に入った物件に目星を付けたら、物件周辺の環境を再度よく確認することも忘れないようにしましょう。

できれば現地に足を運び、自分の目で確認するのがベストです!

子育て世帯の物件選びは、事前にこんなことを話し合っておこう

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自分たちの子育てに合う物件を選ぶために、事前に「ここは譲れない」という条件を話し合って優先順位をつけましょう。

話し合いのポイントは、賃貸物件を借りる際の基本の3条件です。

①立地

先に述べたように、子育て向けのエリアを選ぶことは第一条件として、さらに細かく明確な条件を話し合っておきましょう。

(例)

・駅まで何分で行ければOKか

・徒歩だけで移動できる施設として何が近くにあると良いか

・移動手段は何をメインにしたいか

②面積と間取り

少し面積が狭くても間取りによって使い勝手の良い物件はあります。

反対に、面積が広くても使い勝手がイマイチなことも。

2LDKや3LDKといった部屋数だけでなく、物件の見取り図を見ながら自分たちの暮らし方について、どんな導線が便利か話し合いましょう。

リビングから子どもの遊び部屋がよく見えるなど、子どもに目が届きやすい間取りは子育て向きといえます。

③家賃

子育て向きの物件は面積が広く部屋数も多いので、家賃は高めになりがちです。

しかし、将来のことを考えると、子育て中はできるだけ家賃を抑えたいと思う人が多いのではないでしょうか。

家賃の負担を軽減する方法として、自治体によっては家賃補助制度や特定優良賃貸住宅の利用をできる場があります。

これらの制度の利用も考えつつ、家賃として出しても良いと考える金額の上限について、家族でよく話し合っておきましょう。

特定優良賃貸住宅について

特定優良賃貸住宅(特優賃)とは、家賃の一部を国と地方自治体が補助することで、入居者の家賃負担を軽減する住宅です。

ファミリー向けの物件が多く、専有面積や間取りにゆとりを持たせたつくりになっているのが特徴です。

入居資格として一定の収入基準が設けられており、入居者の所得額に応じて家賃補助の金額が決まります(所得が少ないほど家賃補助は大きくなる)。

公社の賃貸では、神奈川県内の団地とともに特定優良賃貸住宅も取り扱っています。

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※神奈川県住宅供給公社の管理する特定優良賃貸住宅の家賃補助期間は全て終了しています。

子育てしやすい物件選びのポイントをおさえて、魅力的な物件を選ぼう!

子育てしやすい物件を選ぶには、まずは子育てに適した環境が整っているエリア選びが大事。

子育てに欠かせない行政からの支援策も、自治体ホームページなどで確認しましょう。

物件選びでは、大人も子どももできるだけ快適に暮らせる住まいを探せると良いですね。

1階は騒音問題や階段の上り下りが少なく、子育て家族におすすめです。

さらに、2LDK以上の間取り、モニター付きインターホン、和室、対面キッチン、収納スペース、防音性などが備えられた物件なら子育てしやすいこと間違いなし!

物件選びにはさまざまなポイントがあるからこそ、事前に立地・間取り・家賃などの条件について家族でよく話し合い、優先順位をつけておきましょう。

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田中(募集契約課) 入社8年目、建替から地域活性化事業まで経験しました! 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります!。 座右の銘は『どんなことにも感謝しなさい』