公社の賃貸ブログ
団地が子育て世帯におすすめな理由とは?メリットや魅力をご紹介!
こんにちは!神奈川県住宅供給公社の田中です。
子育て中のご家庭の引越しにあたっては、チェックすべき物件選びのポイントがたくさんあります。
子育てをしながら暮らす場所は、間取りだけでなく、周辺環境やご近所付き合いにもこだわって決めたいですよね。
そんな子育て世帯に提案したいのが、"団地"です!
団地には、子育て世帯にとってメリットとなるポイントが多くあります。
今回はパパママ必見! 子育て世帯に嬉しい団地の魅力を賃貸住宅の視点からご紹介します。
団地とは?団地の特徴や魅力から紹介
団地とは、同じ敷地内に複数の建物が建てられている共同住宅群のこと。
具体的な例としては、都道府県・市町村が運営する「公営住宅」やUR都市機構が運営する「UR賃貸住宅」、住宅供給公社が運営する「公社住宅」などが団地に該当します。
同じ団地といっても入居要件は異なり、公営住宅には収入が一定の基準以下の世帯だけが、UR賃貸住宅・公社住宅には一定の収入要件をクリアする世帯だけが入居できます。
団地の魅力は、なんといっても環境や利便性に優れていること。
また、近所付き合いが比較的活発であり、住人が集まるスペースやイベントも多いため、団地全体で子育てをする感覚で住まうことができます。
団地で子育てをするメリット・デメリット
ここからは、団地で子育てをするメリットとデメリットについて詳しくご紹介していきます。
団地で子育てをするメリット
まずは、団地で子育てをすることで得られる6つのメリットを見ていきましょう。
メリット①生活利便施設が近くて便利
団地は周辺環境の都市計画とあわせて建てられたものが多く、団地を中心として生活環境が整備されています。
多くの場合、徒歩圏内の便利な場所に商店街や大きなスーパーなどがあり、学校や保育園、児童館、病院など子育てには欠かせない施設も自宅の近くで利用できます。
大規模団地の場合であれば、敷地内に商業施設が入っていることも少なくはありません。
子育て世帯の生活に欠かせないいろいろな施設やお店が自宅周辺に揃っている点は、団地で子育てをするメリットです。
メリット②子ども達が安心して遊べる空間がある
団地には、敷地内に公園が設置されているところも多いです。
親の目の届く場所で子どもを安全に遊ばせられるのはとても安心なこと。
団地内の公園には、団地住人の目があることで、不審者が入って来づらいというメリットもあります。
また、敷地内の公園であれば、道路を渡ることがないので交通事故の心配もありません。
同じ団地に住む子ども同士が友達になれる機会があるのも嬉しいですね。
メリット③敷地が広く自然も豊か
周辺の都市計画とあわせて建てられた団地は、敷地が広いのもポイントです。
多くの団地では、公園以外にもゆっくり散策できる遊歩道やベンチスペースなどが設けられ、植栽も多く、スペースに余裕を持った自然豊かな設計になっています。
緑いっぱいの気持ちの良い環境で、季節を感じながらゆったり生活できることは、子どもにとっても大人にとっても大きなメリットでしょう。
メリット④困ったときに助け合えるご近所付き合い
団地には、ご近所付き合いが活発で、必要なときには住人同士が助け合いながら生活しているところが多いです。
同じ団地に住む人たちとうまく関係を築いておけば、困ったときに助けてもらうことができ、いざというときにも安心です。
さらに、団地の自治会やこども会に参加すれば、団地内はもちろん地域とのつながりを持つこともできます。
地域住民と顔見知りになれば、親同士で子育て情報を共有したり、地域の子どもを見守りながら皆で防犯対策に力を入れたりすることも可能になります。
また、年齢の異なる友達がたくさんできたり、地域の高齢者と触れ合ったりと、さまざまな世代の人と接する機会があることは、子どもにとってメリットになりそうですね。
メリット⑤家賃が安い
団地の家賃は、一般的な賃貸物件に比べると、安く設定されていることが多いです。
理由は、公的住宅ですと周辺相場以上の家賃には設定されないことと、比較的築年数の立った物件が多いためです。
敷金・礼金など初期費用を抑えられる物件も多く、入居者は引越しや居住にかかるコスト負担を軽減することができます。
もちろん、家賃が安めであるとはいえ、管理はしっかり行われており、安心して暮らせる点も、団地の魅力でしょう。
メリット⑥楽しいイベントが豊富
自治会などの活動が活発な団地では、団地内でのイベントも多数開催されています。
例えば、夏祭りや餅つき、クリスマス会、マルシェなど。
このようなイベントは、子どもにとっても家族にとっても大きな楽しみの一つになるはずです。
また、イベントやその準備への参加は、住人同士の絆を深めるきっかけになります。
子育て中は社会と距離ができやすく孤独感を感じる方も多いですが、団地のコミュニティに参加することで、理解し合える友人ができたり社会とのつながりを感じられたりすることもあるでしょう。
団地で子育てをするデメリット
次に、団地での子育てにあたってデメリットになり得る4つのポイントをご紹介します。
デメリット①近所付き合いの多さを負担に感じる人も
ご紹介した通り、団地では近所付き合いが重要です。
また、自治体も精力的に活動しているところが多く見られます。
これはメリットがある反面、マイペースな暮らしを重視していたり、忙しくてなかなか団地内の活動に参加できなかったりする場合は、負担に感じる方もいるかもしれません。
団地によって付き合いの活発さは異なるので、事前に不動産会社に確認しておくのも一つの方法でしょう。
デメリット②騒音に気をつける必要がある
鉄筋コンクリート造の団地は、木造アパートなどに比べると、防音性に優れています。
とはいえ、集合住宅ですから、近隣の迷惑にならないよう騒音に気をつけることは大切。
鉄筋コンクリート造の建物では、建物の構造を介した衝撃音が伝わりやすいので、歩行音や物の落下音には特に気をつけなければなりません。
小さな子どもがいる場合には、カーペットやマットを敷くなどして工夫すると良いでしょう。
団地には和室の部屋があることが多いので、そこを子ども部屋にするのも良いですね。
子育てに和室が向いている理由については、「子育ては賃貸でも和室がおすすめ!メリット・デメリットも解説」も、ぜひ参考ください。
デメリット③エレベーターが設置されていない場合がある
団地の中には、エレベーターが設置されていない場合があります。
1階に住んでいるなら問題はありませんが、4階・5階と上階に住んでいる場合、エレベーターがないと不便を感じるケースは多いでしょう。
エレベーターの有無についても、事前に不動産会社に確認しておくようにしましょう。
なお、エレベーターがある場合は上階に行くほど家賃が高くなり、無い場合は1~2階の下階の家賃が高くなる傾向があります。
デメリット④暑さ・寒さ対策が必要
団地は、比較的築年数の経っている物件も多く、最近建てられた物件よりも断熱性が低いことがあります。特に窓やサッシの性能が建設当初のものとなるため、結露が発生した際はこまめにふき取りをする必要があります。
こんな子育て世帯に団地がおすすめ!
ご紹介したメリット・デメリットをまとめると、団地に住むのがおすすめなのは、次のようなニーズがある子育て世帯です。
- 多くの住人に見守られながら子どもを育てたい
- 自然のある場所でのびのびと子どもを育てたい
- ご近所の人々と仲良くなりたい
- 住まいの近くで生活に必要な用事を済ませたい
- 家賃を抑えながら、利便性にもこだわりたい
- 地域のイベントに参加したい
神奈川県の住宅をご紹介する公社の賃貸では、多くの団地物件を取り扱っています。
団地での子育てやゆったりとした暮らしに興味のある方は、ぜひお問い合わせください!
また、神奈川県では、子育て世帯向けに「特定優良賃貸住宅制度」という自治体からの家賃補助も実施されています。
「特定優良賃貸住宅」については、団地の家賃は安いってホント?世帯タイプ別に家賃の相場をご紹介でも詳しく触れているので、ぜひあわせてご覧くださいね。
団地は子育て世帯へのメリットがたくさん!安心便利な生活を実現
団地には、子育て世帯にとって嬉しい魅力がたくさんあります。
例えば、生活に必要な施設が近隣に集中していることや、敷地内に公園があることが多く子どもを安全に遊ばせられることなど。
また、広い敷地と自然豊かな環境や団地内・地域住民とのつながりの強さ、家賃の安さ、イベントの多さも、特に子育て世帯にとっては大きなメリットでしょう。
費用面での優遇制度もあり、団地はまさに子育て世帯にぴったりな住まいです。
「公社の賃貸」でも神奈川県内のさまざまなエリアの団地情報を掲載していますので、神奈川県の賃貸物件検索でチェックしてみてくださいね!
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田中(募集契約課) 公社では建替から地域活性化事業まで経験しました!絶賛子育て中です。 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります。