公社の賃貸ブログ
物件はいつから探すのがベスト?引越しまでのスケジュールを確認!
こんにちは!神奈川県住宅供給公社の田中です。
転勤や新生活などで、引越しが必要な人もいるかと思います。
しかし、いざ引越しとなった場合、いつから物件探しを始めれば良いかわからないという人もいるのではないでしょうか?
物件探しのタイミングが遅れてしまうと、気になる物件がすでに埋まってしまう、引越し業者が手配できないといった事態にもなってしまいます。
そこで、今回は物件探しを始めるベストなタイミングを紹介するほか、物件探しの流れについても詳しく解説します!
物件はいつから探すのがおすすめ?
マンションやアパートなど賃貸の物件探しを始めるタイミングは、入居の希望日の1カ月半〜2カ月前が一般的といわれます。
ただし、これは不動産会社を通じて物件の内覧や申込をするタイミングなので、事前準備は約3カ月前から始めるのがおすすめです。
また、引越し前に住んでいるところが賃貸の場合、退去の1カ月〜2カ月前に管理会社や大家さんに退去を申し出る決まりとなっている場合が多いです。
退去予告が遅れてしまうと、引越しした後も退去日までの家賃を支払わなければならず、余計な出費が発生するため、引越し先が決まったら退去の申し出は早めにしましょう。
4月に入居希望の場合は早めに探すのがおすすめ
4月は新入生や新社会人など、新生活が始まる時期であり、引越しシーズンとなります。
不動産会社にとっても繁忙期であり、人気の物件はすぐに埋まってしまうため、4月に入居希望の場合に関しては、物件探しは早い時期から始める必要があります。
引越し業者も繁忙期のため、引越しの手配が遅くなると希望する日に間に合わなくなる可能性もあるので、早めに物件を見つけて、引越し業者を手配することをおすすめします。
余分に家賃を払ってでも優良物件を押さえたい場合は、12月下旬〜1月頃から物件探しを始めると良いでしょう。
引越し日にこだわりがないなら閑散期の入居もおすすめ
5月のゴールデンウィーク明け〜8月は引越しをする人が少なくなる閑散期のため、繁忙期に比べると物件数は少なくなりますが、繁忙期に埋まらなかった物件を安く借りられることがあります。
閑散期は成約数が多くないため、大家さんにとっては家賃収入が得られない状況でもあります。
そのため、家賃を下げて入居者を募集しているケースもあり、通常よりも数千円おトクに契約できる可能性があるのです。
家賃は変わらなくても敷金・礼金を無料にしていることもあるため、気になる物件は確認をしてみましょう。
「賃貸の安い時期はいつ?家賃交渉がしやすい時期とは、なぜ安く借りられるの?」でも、詳しくお伝えしているので参考にしてくださいね。
引越し業者も同じく閑散期となるため、安くしてもらえる可能性が高まります。
良い物件が空いていても先を越される可能性が低いので、時間をかけて探すことも可能です。
不動産会社とじっくり希望を伝えて話す時間も確保できるため、焦らず探せる点も閑散期のメリットでしょう。
物件を探す前にやっておくべきことも確認!
物件探しをする前にやっておくべきこともご紹介します。
まずは、物件探しの前に希望する条件を洗い出しましょう。
洗い出す条件には、以下をご参考ください。
・入居予定日
・立地(職場や学校、最寄り駅までのアクセスなど)
・駐車場・駐輪場の有無
・賃料や駐車場代の上限
・築年数
・部屋の設備
・間取り・階数
・初期費用
条件はできるだけ細かく考えておき、賃料はある程度範囲を広げて多くの物件情報から探せるようにしましょう。
ただし、希望する条件がすべて叶えられる物件はなかなか存在しないため、条件の中でも優先順位をつけておくと探しやすいです。
立地は最寄駅までの希望の所要時間を考えておき、職場や学校に通いやすい場所か、スーパーや病院は近いかなど、周辺の環境については一度実際に訪れてみるのが安心でしょう。
金額面は賃料や駐車場代の上限のほか、物件によって敷金・礼金、前家賃などの初期費用は異なるため、最初に用意できる金額についても考えておくと良いですね。
物件によっては鍵の交換費用など、物件独自の費用が必要なこともあるので注意が必要です。
部屋の設備については、お風呂とトイレは別が良いか、都市ガスなのかプロパンガスなのか、エアコンは付いているか、収納は最低限どのくらい必要かなどを考えておきます。
間取りは、実際に不動産会社に出向いて物件探しをする前に、事前にネット上で物件情報をチェックしておくとスムーズです。
物件を探すポータルサイトや不動産会社のホームページなどでは賃料や間取り、築年数といった条件を細かく設定して探せるため、希望する条件にマッチした物件が希望するエリアにあるかがすぐにわかります。
物件探しから引越しまでのスケジュールもチェック
物件探しから引越しまでのスケジュールについてもご紹介します。
①物件の情報収集
引越しをしたいという気持ちが決まったら入居希望日の3カ月前くらいから情報を集めます。
「物件を探す前にやっておくべきこと」でも少しお話ししましたが、住みたいエリアには足を運び、スーパーや病院などの施設の有無、車や人の通り具合などを確認しておくと良いでしょう。
実際に訪れてみると、危険な道や坂道が多い、電車や車の音が気になるといった意外な点が見つかることもありますよ。
物件探しのポータルサイトや不動産会社のホームページなどで、住みたいエリアで希望条件に合う物件を探し、良さそうな物件をある程度候補を絞ったら依頼先を決めます。
安心して長く住み続けられる住まいを探すなら、公的な機関が住宅を提供している公社賃貸住宅から探すのもおすすめです。
礼金や仲介手数料がかからず、お得な物件が豊富にあります。
例えば、神奈川県の公社の賃貸の場合、礼金・仲介手数料・更新料も必要なく、連帯保証人不要プランや24時間の緊急時対応窓口があるなど、安心な物件が神奈川県内に69物件・13,000戸以上(2023年1月1日時点)あります。
②物件の相談・内見
入居希望日の1カ月半〜2カ月前までに物件探しの依頼先をある程度絞ったら、電話やメールで問い合わせをし、実際に訪問して物件の相談や内見をします。
気になった物件を見つけると早めに押さえておきたいと思ってしまいますが、物件の「仮押さえ」はできないため、このタイミングで物件の相談や内見することがベストといえます。
ポータルサイトやホームページに載っていない物件があることも多いので、直接希望を伝えて探してもらうと、より範囲が広がるでしょう。
ただし、繁忙期は不動産会社も混み合うため、希望の日時に予約が取れない可能性があります。
そのため、早めに予約だけでも取っておくと良いでしょう。
内見をしなくても物件の契約は可能ですが、写真と実際の部屋が違うこともありますし、共用部分も確認できるので、暮らしをイメージするためにもしておくと安心です。
不動産会社への訪問日に部屋の内見をすることも可能なので、予約時に気になる物件や大まかな希望を伝えておくと、希望に近い物件の提案をされ、スムーズに内見まで進められます。
③入居の申し込み・審査・契約
内見を済ませ、住みたい物件が決まったら、引越ししたい日の1カ月前には入居の申し込みを行うのが理想的です。
公社の賃貸など、公的機関の住宅を申し込む場合には、引越希望日の1カ月半前までには申し込みをする必要があります。
ただ、申し込みだけでは契約が成立するわけではないため注意が必要です。
契約には貸主側と借主側の合意が必要で、さらに審査にも通過しなければならない点は頭に入れておきましょう。
入居審査を通過したら、正式に賃貸借契約を結びます。
④現在住んでいる住宅を退去する手続き
新居に関する手続きだけでなく、現在の住宅を退去する手続きも必要です。
まずは解約の通知をいつまでに・誰にする必要があるのか、現在の物件の賃貸借契約書などで確認しましょう。
一般的には物件の管理者(不動産会社、管理会社、大家さんなど)に、解約日の1カ月前までに書面や電話で退去の旨を連絡することが多いです。
退去届を提出したら、電気・ガス・水道などのライフラインの転居手続きや解約手続きを行います。
郵便物の転送届や住民票の転出届などを提出することも忘れずに。
ご近所の方と付き合いがあった場合などには、引越し当日までにご挨拶を済ませておきましょう。
引越し当日は部屋の掃除や原状復帰を行い、管理者に退去立ち会いをしてもらい、必要であれば敷金の精算を行います。
退去する手続きについての詳しい内容やスケジュールなどについては「賃貸を解約・退去する手続きや流れは?準備するものや注意点も!」もあわせてご覧ください。
⑤初期費用の支払い・引越し
入居契約を結んだら、初期費用の支払いに移ります。
支払いには期日が設定されており、指定口座への振り込みが一般的です。
引越し日の3週間ほど前になったら、引越し業者の手配と荷造りを進めます。
3〜4月、9月〜10月の繁忙期は混み合うため、早めの手配が必要です。
荷造りも早めに始めて少しずつ梱包や不用品の処分を進めていくと、引越し日に慌てなくて済みます。
物件をいつから探すか把握して希望の物件に住もう!
物件探しを始めるタイミングは3カ月前から準備を始め、1.5〜2カ月前から不動産会社を通じて具体的に探し始めるのがおすすめです。もし引越し日にこだわりがないなら、6〜8月の閑散期に入居日を定めて探すのも良いでしょう。
閑散期は繁忙期に比べて物件の全体数は少ないですが、良い物件でもすぐに埋まる可能性は低いので、時間をかけて探すことが可能ですし、家賃も通常より安くなっているケースもあります。
4月に入居したい場合は不動産会社の繁忙期となり、物件の仮押さえはできないため、気になった物件があっても、別の人に先に契約をされてしまう可能性もあります。
物件を探す前の条件の洗い出しや住みたいエリアの選定、物件探しは早めがおすすめです。
気になった物件を確保するには、家賃の支払いが引越し前の物件と重複するリスクはありますが、早めに契約する方法も検討しましょう。
入居前の初期費用は物件によって異なるので、どのくらいのお金を準備すれば良いか把握をしておくことも大事です。
いくつか物件の候補を見つけるためにも、譲れない条件と妥協できる条件を考えて広い範囲で探すと、条件に見合う物件に出会える可能性が高くなりますよ。
神奈川県で賃貸住宅を探すなら「神奈川県の賃貸物件検索」もぜひご覧ください。
気になるエリアや街、物件に関して不明な点などがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。

田中(募集契約課) 公社では建替から地域活性化事業まで経験しました!絶賛子育て中です。 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります。