公社の賃貸ブログ
ガスコンロの設置、新たな賃貸住宅でどうすれば良い?
こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の田中です。
生活に欠かせないガスコンロ。もし引っ越し先にガスコンロが無かったら困りますよね。
今持っているガスコンロを次の引っ越し先でも使いたいという人もいらっしゃるでしょう。
ガスを扱うだけに、注意したい点もいくつかあります!
今回は、引っ越し先にガスコンロを設置する方法や注意点についてお話していきます。
賃貸住宅へ設置可能なガスコンロか確認しよう!
ガスコンロには「ビルトインタイプ」と「テーブルタイプ」の2種類があります。
設置可能かを判断するには、この種類と新居のガスのタイプを確認しましょう。
設置可能なガスコンロの種類とは?
「ビルトインタイプ」とは、システムキッチンに組み込まれていて、シンクとの間などに隙間が無く、コンロのみを容易に取り外せないものです。
「テーブルタイプ」とは、ガスの元栓とコンロがゴム製のホースでつながっていて、周りから離して設置する必要があるものです。
新しい引っ越し先に持っていって設置できるのは、設置先のスペースにセットするだけの「テーブルタイプ」のコンロ。ただし、自分で購入したものに限ります。
ビルトインタイプの取り付け・取り外しは専門の資格が必要なので、業者に依頼しましょう。
また、賃貸でビルトインタイプのコンロを取り付ける場合は家主の許可が必要になり、大がかりな工事で費用も数十万になることから、ビルトインタイプの移動・設置はあまりおすすめしません。
ガスのタイプや種類は合っている?
ガスには「都市ガス(12A・13A)」と「プロパンガス(LPガス)」のタイプがあり、コンロも専用のものを使わなければなりません。
ガスの種類が合っていないと不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があるので、必ず確認しましょう。
まれに都市ガスの中には12A・13Aでないものがあり、その場合はコンロ内部の部品を取り換える必要があります。
※「12A」「13A」=熱量や組成による違いで分けたガスの種類のこと
コンロ自体のガスの種類はコンロの側面などにある製品情報で確認し、引っ越し先のガスの種類を知るには家主(管理会社)かエリア内のガス会社に問い合わせをすればわかります。
ガスの種類とガスコンロの種類が合わない場合は、ガスコンロを買い換えるか、内部の部品の交換が必要です。
部品の交換はメーカーなどに問い合わせて適切に行いましょう。コンロの型によっては交換や調整に時間がかかる場合もあります。
さて引っ越し!賃貸でのガスコンロの移動&設置方法
ガスコンロも次の引っ越し先へ持って行くことが決まったら、取り外し方や移動方法をチェックしましょう!
ガスコンロの取り外しと掃除
取り外しは実は簡単!
テーブルタイプのガスコンロは、ガス栓からガスホースを抜くだけでOKです。
ホースを抜いたら、ガスの元栓にキャップを閉めるのを忘れないようにしましょう。
取り外し前のガスコンロの掃除も大事です。
万が一、ゴミがホースの中に入ってしまったら火災や不具合の原因に!
コンロ上部や五徳の汚れは目につきやすいですが、本体の側面や背面、コンロを設置していた場所も意外と油汚れやホコリ汚れがあります。
コンロの汚れはしつこいものだと水拭きだけでは取れにくいので、専用の洗剤を用意!
ドラッグストアなどにある「油汚れ」に特化した洗剤や、メラミンスポンジが活躍しますよ。
ガスコンロの移動方法
購入したときの段ボールなどサイズの合った箱に入れて隙間を埋め、しっかり固定して運びます。
魚焼きグリルは移動中に飛び出さないように、本体とテープでしっかりと止めましょう。
ガムテープでも良いのですが、ガムテープだとはがした跡が残ってしまうこともあるので、糊残りしにくい養生テープがおすすめです。
部品はすべて袋に入れて紛失を防ぎましょう。
ガスコンロの新居への設置方法
ガス栓とガスホースを接続できればガスコンロは使えます。
注意したいのはガス栓の形状に合わせた設置をすることです。
ガス栓は「ホースエンドタイプ」と「コンセントタイプ」があります。
それぞれ必要な部品があるので設置前に確認し、無い場合はガス販売店や家電量販店で購入しましょう。
【ホースエンドタイプ】
・ガス栓の根元に赤い線が入っているのが特徴
・赤線が隠れる場所までガスホースを差し込み、安全バンドで固定する
【コンセントタイプ】
・ガスホースに「ゴム管用ソケット」という部品を装着させ、設置する
・ホースにゴム管止めとゴムキャップを通し、ゴム管用ソケットをゴム管に差し込む
・ゴム管止めをソケットの方へずらし、ゴム管止めに熱湯をかけて熱で収縮させて固定する
・ソケットが固定されたら、ガス栓に音がするまで差し込む
賃貸でのガスコンロ設置で注意すること
ガスコンロは一つ間違えると事故につながります!
設置時に失敗しないよう、3つの確認ポイントをご紹介します。
①設置後は着火するか確認!
うまく設置ができていなかったり、乾電池が抜け落ちていたりして火がつかないことがあります。
設置後は火が付くか必ず確認し、火がつかない原因がわからないときはガス会社に連絡しましょう。
②コンロの設置場所・サイズに注意!
コンロは熱がこもりやすく、壁などが長時間コンロに接していると発火してしまう可能性もあります。
コンロの周りに物を置かないようにし、壁から15cmほど離して設置します。
また、一人暮らし用のマンションの場合は一口コンロ用のサイズである可能性もあります。持ち込むコンロが二口だと入りません。
入居前に必ずガス台のサイズを確認しておきましょう。
③ゴムホースの長さに注意!
ゴムホースに余計な力がかかると劣化の原因となります。
ゴムホースが長過ぎて曲がっているなど負担がかかっている場合は、適切な長さにカットして使うようにします。
どうしても心配なときはプロに任せるのが安心です。
ガスコンロの設置は簡単ですが、ガスという目に見えないものの取り扱いは不安に思われる人もいますよね。
そんなときは無理せず、引っ越し業者やガス会社にお任せしましょう。
まとめ
・自分で簡単に移動・設置ができるのは「テーブルタイプ」のコンロです!ただし、自分で持ってきたものに限ります。「ビルトインタイプ」のコンロの設置は家主の許可が必要で、設置も資格を持った人でなければ出来ないため、工事費用も高額で現実的ではありません。不具合や事故を防ぐために、自身でガスとコンロの種類が合っているかは必ず確認しましょう!
・ガスコンロの取り外しはホースを抜くだけでとても簡単です。新しく設置する前に掃除もしっかりして、ホコリや油汚れは取り除いておきましょう。運ぶときには適切な大きさの箱を選び、魚焼きグリルをしっかり固定して梱包します。
・新居での設置はガス栓の種類をチェック。「ホースエンドタイプ」と「コンセントタイプ」があります。必要な部品が無い場合は、ガス会社や家電量販店で購入できます。適切な設置で安全にガスコンロを使いましょう。
・ガスコンロを設置するときは「きちんと着火するか」「設置場所・コンロのサイズは適切か」「ゴムホースの長さは適切か」の3つをチェック。ガスコンロの設置は難しい作業ではありませんが、どうしても心配なときはプロにお任せしましょう!
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田中(募集契約課) 公社では建替から地域活性化事業まで経験しました!絶賛子育て中です。 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります。