公社の賃貸ブログ
賃貸の水漏れはどう対処する?原因や責任問題など全て解決!
こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の田中です。
賃貸のトラブルの一つに水漏れがあります。
実際に起こると、パニックになってしまい、どう対処したらいいかわからないもの。
そこで、応急的な対処法や連絡先、水漏れの原因や直すための費用、逆に自分が被害にあった場合の対処法まで解説していきます!
賃貸で水漏れ!まずはどうすればいい?
水が出続けているのであれば、真っ先に水を止めなければいけませんね。
応急処置としては、水の元栓を締めるのが一番です。
賃貸住宅の場合は水道業者ではなく、まずは管理会社に連絡を入れましょう。
場合によって管理会社から提携の水道業者へ連絡してくれることがあります。
賃貸住宅に出入りのある業者の方が、作業がスムーズに進むためです。
自分で水道業者に連絡する場合もありますが、まずは確認しましょう。
夜間など管理会社と連絡が付かない場合は、先に自分で水道業者へ連絡を入れます。
連絡先が分からない場合は、排水管などをよく見てみてください。
業者の名前と連絡先が書いてあるシールが貼ってあることが多いです。
賃貸契約書に書いている場合もあります。
自分で水道業者に連絡したら、漏電の可能性もあるため、念のため電気会社へも連絡を入れましょう。
電気会社へ連絡すれば漏電のチェック箇所を教えてもらえるので、安全確認ができます。
賃貸の水漏れ原因はどこにある?費用負担は?
賃貸住宅での水漏れで多い原因はいくつかあり、内容によって自己負担か管理側負担かが変わります。
◆ 管理会社負担になるもの
・経年劣化による部品の損傷
・排水管の破損、給湯管の破損
・ウォシュレットの故障(※入居者が設置した場合は入居者負担)
◆ 自己負担になるもの
・蛇口の閉め忘れ
・洗濯機の排水ホースが外れている、破損している
・無理な使い方で部品を破損させた
経年劣化によるものは管理会社負担、自分の過失によるものは自己負担になります。
ただし、契約内容によっては異なることもあるので、契約書を必ず確認してください。
管理会社と自分、どちらの負担になるかをはっきりさせるために、水道業者には水漏れの原因について明記した書類を発行してもらいましょう。
本来は管理会社負担なのに、自己負担になることもある!?
水漏れといっても軽度の水漏れもあります。
例えば、トイレのタンクにつながっている配管のつなぎ目から、水が一滴ずつ滴り落ちているようなケースです。
水があふれるほどではないので、雑巾やタオルなどを巻いてしのぐという方もいらっしゃいますが、床にシミができてしまうと退去時に原状回復を求められます。
たとえ水漏れが経年劣化によるもので管理会社の負担であったとしても、修理依頼をせずに放っておいてできたシミは借主負担になってしまいます。
「このくらいなら大丈夫」と思っても、気が付いたらすぐに管理会社に連絡を入れるようにしましょう。
修理費用は場合によっては高額に!保険を確認しよう
修理代金は、蛇口周りやパッキンの交換などは数千円~1万円程度で済むことが多いですが、水漏れの範囲が激しく階下にまで染みてしまっているような場合は、リフォーム代金や家電の弁償など合わせて数百万になってしまう可能性があります。
そこで確認していただきたいのが保険です。
「個人賠償責任保険」や「借家人賠償責任保険」に加入しているか確認しましょう。
この保険は単体での加入はできないため、賃貸の場合は火災保険の特約としてついていることが多いです。
また、クレジットカードの特約についているケースもあります。
「個人賠償責任保険」は、契約者やその家族が第三者にケガをさせたり、物を壊してしまったりしたときに使える保険です。
「個人」と付いていますが、対象は契約者の家族まで含めます。
自分のものが壊れた場合や、故意に水漏れを起こした場合は補償の対象外です。
自分のものを補償する場合は、「借家人賠償責任保険」に加入している必要があります。
賃貸の水漏れ、自分が被害にあった場合は?
上の階からなどからの水漏れに、自分が巻き込まれることもあります。
こんなときも、まずは管理会社へ連絡しましょう。
当人同士で解決しようとすると、トラブルになる可能性もあります。
また、「天井から染み出しているから上の階の人が原因」とも限りません。
天井を通る配管の破損や、ベランダ・共用廊下からの水漏れも考えられます。
水漏れの原因をきちんと特定してもらうためにも、管理会社を通すのが一番です。
管理会社や水道業者が入って水漏れの状態を確認するのに備えて、現況を写真に残しておく、水漏れの被害にあったものがあれば状態を書いておいたり保存しておくと、説明がスムーズです。
まとめ
・水漏れが起きたら、自分が起こした場合も被害に遭った場合も、まずは管理会社に連絡しましょう。夜間など連絡がつかない場合は水道業者へ連絡します。漏電の可能性もあるため、電気会社への連絡も忘れないようにしましょう。
・水漏れの原因が経年劣化によるものは管理会社負担、自分の過失によるものは自己負担になります。水道業者に原因を明記した書類を発行してもらいましょう。軽度の水漏れも放っておかず、管理会社に連絡を入れましょう。
・修理代金は数千円から、階下まで染みてしまっているような場合は数百万になるおそれもあります。「個人賠償責任保険」や「借家人賠償責任保険」に加入しているか確認しましょう。
・水漏れの被害を受けたときに、当人同士で話し合うとトラブルのもとになります。管理会社に間に入ってもらい、話し合いを進めましょう。
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田中(募集契約課) 公社では建替から地域活性化事業まで経験しました!絶賛子育て中です。 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります。