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西向きの物件のメリットデメリット!快適に暮らす工夫もご紹介

2023.12.01

団地の知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の吉野です。

物件を探す時には、日当たりが影響する方角も気になりますよね。

その中で、西向きは「朝が暗い」「夏が暑い」などデメリットを聞くことが多いですが、実際に住むにはどうでしょうか。

西向きの部屋には良い部分がたくさんあります。

南向きや東向きなどと比べてどのくらいの価格差があるのかも、知りたいところではないでしょうか。

そこで今回は、西向き物件の特徴やメリット・デメリットを解説します。

西向きの物件を探す際に参考にできる情報を詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

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西向きの物件の特徴は?

西向きの物件の特徴は、午後の時間帯に日差しが入る点。

太陽は東からのぼり西へ沈むため、午前中は日差しが当たりにくいです。

午後の日差しは午前よりもしっかり明るくなる分、気温も高くなりやすいため、夏場は注意が必要です。

最も人気のある物件は南向きで、午前も午後も日が当たるため日照時間が長く洗濯物を干すのに適しています。

南向きの次に人気の方角は東向きで、西向きとは反対に朝日が入りやすい点が特徴です。

西向きは夏が暑い傾向にある一方で、冬場は暖かくなりやすいため、光熱費の節約につながる利点があります。

西日は強いため、日が沈むまでの間は電気を使わなくても良いくらい明るい状態が続くことも良い点です。

このほかにもメリットはさまざまあるので、次で詳しくご紹介していきます。

西向きの部屋が気になる方はぜひチェックしてくださいね。

西向きの物件のメリットは?

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人気が低い傾向にある西向きの物件ですが、良い点もたくさんあります。

西向きの物件のメリットについて、以下の5つが挙げられます。

・午前中はゆっくり眠れる
・夕方まで明るく暖かい
・冬は暖かく過ごせる
・夕暮れの景色を楽しむことができる
・南向きなどに比べて価格が抑えられる

それぞれご紹介していきましょう。

メリット①午前中はゆっくり眠れる

メリットの1つ目は、午前中はゆっくり眠れる点です。

西向きの物件は午前中に日差しが入りにくいため、夜勤明けや朝方から眠る人でも日の光によって睡眠を妨げられる心配が少ないです。

夜の仕事がメインの人にとっては、明るい時間帯でも快適に眠れるかは重要な部分なので、西向きの物件は適しているでしょう。

メリット②夕方まで明るく暖かい

午後に日差しが入り込んでくるため、日没までの間はたっぷり日の光を浴びることができます。

洗濯物を午後から夕方にかけて干しても、乾かしやすい点は西向きの物件のメリットといえるでしょう。

朝が弱くて午後から仕事や家事をしたいという方にもぴったりです。

夕方まで明るく過ごすことができるのもメリットでしょう。

メリット③冬は暖かく過ごせる

冬は暖かく過ごせる点もメリットです。

西向きの物件は午後から長い間部屋の中に日差しが入ってくるため、暖かさを感じやすくなります。

寒さが増す夕方も日差しが入ることで、室内の温度が下がりにくく、暖房費の節約にもつながるでしょう。

メリット④夕暮れの景色を楽しむことができる

夕暮れの景色を見ることができ、夕日が部屋に入るのを楽しめるのもメリットです。

西向きの物件で夕日が眺められる場所に住んでいると「綺麗な夕暮れの空や雲を見れることが気に入っている」という方も多いです。

仕事や学校から帰った後に、ゆっくりと夕日が沈む様子を眺めると、疲れも癒されることでしょう。

メリット⑤南向きなどに比べて価格が抑えられる

物件価格が抑えられる点もメリットです。

西向きの物件は、南向きや東向きに比べると、家賃は低い傾向にあります。

方角にこだわりがなく、できるだけ価格を抑えたい人にとってはおトクに感じられるでしょう。

南向きを基準として、東向きは「約-2〜-3%」西向きは「約-4〜-5%」の差が生じます。

間取りが同じでも、メインの部屋の窓の方角によって家賃が変動するため、方角を重視するか家賃を重視するか、物件の契約前に検討が必要です。

西向きの物件のデメリットと快適に過ごす工夫も解説!

西向きの物件の2つのデメリットもご紹介します。

・午後は強い日差しが当たりやすい
・午前中は日差しが入りにくい

それぞれ対策も含めてお伝えしていきましょう。

デメリット①午後は強い日差しが当たりやすい

西向きの物件の大きなデメリットは、午後になると強い日差しが当たりやすい点です。

強い日差しがお部屋の奥まで入ってくるため、暑苦しくなりやすいという点以外に、家具や壁の掲示物が日焼けしてしまう恐れも。

電気代を費やさない暑さ対策としては窓に遮熱シートを貼り、遮熱カーテンを付けることが有効です。

また、扇風機をつけるなら、凍らせたペットボトルの下にタオルを敷いて扇風機の前に置くと風の温度を下げるなどの工夫をすると良いかもしれませんね。

日焼けを防止したい場合は、窓にUV加工・遮光のカーテンを使用し、すだれや植物を使ったグリーンカーテンを設置することで、日光が入り込む量を抑えられます。

デメリット②午前中は日差しが入りにくい

午前中は日差しが入りにくいため、午前中は少し薄暗さを感じます。

朝から活動する人にとっては、太陽を浴びづらく活動的な気分になるまでに時間がかかってしまうかもしれません。

また、朝に洗濯物を干す場合は乾くまでに時間がかかることもあるでしょう。

一方で朝に日差しが入りにくいと、夏の暑い時期に朝の支度がしやすいメリットもあり、朝に仕事や学校に出て日中は家にいることが少ない方には良いといえるでしょう。

西向きの窓がある部屋は、なるべく家具やカーテンの色を白系など明るめにすると、部屋全体が明るく見えやすいですよ。

西向きの物件がおすすめの人とは?

ここでは、西向きの物件がおすすめの人について、以下の5つを紹介します。

・家賃を抑えて住みたい人
・冬の寒さが苦手な人
・午後から洗濯をすることが多い人
・夜型の人
・夕暮れの景色が好きな人

西向きの物件は、南向きや東向きの物件に比べると家賃は低くなります。

午後から夕方まで暖かい日差しが入る西向き物件は気温が上がりやすく、冬場は長い時間比較的暖かく過ごせるため、「暑さより寒さに弱い」という方にも良いでしょう。

その点において、午後から洗濯をすることが多い場合にも乾きやすいのでおすすめです。

午後からは日差しが入るため、起床のタイミングで日の光を浴びて体内時計を調整し、体を活動できる状態に切り替えられるでしょう。

西向きの物件は、午前中は日差しが強くないため、明るい時間帯でもぐっすり眠りやすいです。

夜に活動して日中に眠ることが多い人にとっては、西向きの物件は適しているといえます。

また、視界が開けている物件の場合は、美しい夕暮れの景色を家から眺めることができるでしょう。

西向きの部屋にもメリットはたくさんあり、気になってきた方もいるのではないでしょうか?

物件を探す際には方角以外にも、もちろんチェックしたい部分はあります。

どんな点を見て選べば失敗が少ないか、以下のコラムでもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

一人暮らしの物件の選び方は?チェックポイントや失敗しない注意点

西向き物件のメリットデメリットを把握して検討を!

西向きの物件は、南向きや東向きの物件と比べると家賃が抑えられる傾向にあります。

理由として、午前中は日差しが入りにくく朝が少し暗いのと、午後から夕方にかけての日差しが強いので、暑く感じやすいという点などが挙げられます。

しかし、家賃を抑えたい人や冬に暖かく過ごしたい人、夜型の人にとってはお得な物件です。

同じ間取りでも南向きや東向きと比べて安い可能性があるため、狙い目の物件ともいえるでしょう。

日差しの当たり具合にこだわりがない人は、ぜひ西向きの物件も検討して、快適な生活を手に入れてくださいね。

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気になるエリアや街、物件に関して不明な点などがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。

吉野(募集契約課) 用地管理・土地区画整理事業・住宅運営管理・家賃収納業務を経て賃貸住宅募集担当。 現在、賃貸住宅契約業務及び神奈川県広報紙「県のたより」や大手新聞広告掲載に従事。 賃貸・分譲住宅の自ら居住経験を活かし、日々住宅で学んだことを発信します!