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賃貸住宅の築年数は何年まで快適に暮らせる?基準や選ぶポイントを確認

2022.03.02

団地の知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の戸丸です。

引っ越しの際には、できるだけ自分の理想に近いお部屋を選びたいものですよね。

そんな物件選びで気になる要素の1つが「築年数」です。

新築のほうがなんとなく良い物件と思っている方もいるかもしれませんが、実際には築年数が古くても良い条件が揃う物件はあります。

今回は快適に暮らす築年数の目安や、築年数が古い物件のメリット・デメリット、築年数の古い良物件を見極めるポイントについて解説します。

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賃貸物件で築年数は何年までが良い?選ぶポイントとは

賃貸物件を選ぶポイントの中心は家賃と間取りですが、築年数も重要なポイントです。

設備が充実している物件を求めるなら築10年未満

築年数の目安としては、10年未満がひとつの基準となります。

築10年未満の物件のほうが、オートロックや宅配ボックス、温水洗浄便座、IHコンロなどの設備が充実している物件が多い可能性が高いです。

設備重視であれば、希望の物件を探しやすいでしょう。

耐震基準を重視するなら築20年未満

住宅の耐震性は、地震が多い日本においては非常に重要な基準です。

最新の耐震基準は、2000年6月1日に改正された建築基準法に定められている新耐震基準、いわゆる「2000年基準」です。

2000年基準では「耐震等級1」の取得が必須となっているため、耐震性が保証されています。

耐震等級1とは、震度6強~7レベルの大地震が発生してもすぐには倒壊せず、避難するための時間が取れるレベルの強さと定義されています。

より地震に対して強い「耐震等級2」や「耐震等級3」も存在しますが、必須となっているのは「耐震等級1」です。

築年数が古い賃貸物件のメリット・デメリットも確認!

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築年数が古い賃貸物件のメリット・デメリットも解説します。

新築と比べて自身の生活に合っていそうか、選ぶ際の参考にしてください!

築年数が古い賃貸物件のメリット

築年数が古い賃貸物件のメリットとしては、家賃が安いことが大きいでしょう。

他にも、新築や築浅物件より選択肢が多いことや、お得なリノベーション物件が手に入ることなどがあります。

家賃が安い

築年数が古いほど、家賃は安くなる傾向にあります。

築10年の比較的新しい物件でも周辺の物件と比べて家賃が落ちるケースもあるので、設備にこだわりつつ家賃も抑えたい方は築8~10年程度、設備にこだわりがなければそれより古くても良いでしょう。

選択肢が多い

新築や築年数が短い物件のほうが、古い物件よりも人気が高くなるため競争率が高いでしょう。

条件の良い物件は数が限られるほか、家賃も高値になりがちです。

築年数の古い物件は物件数も多く空室が多いため、予算内での選択肢が多くて探しやすいでしょう。

お得なリノベーション物件が手に入る

築年数が古い物件に対してリフォームやリノベーションを行っているケースでは、部屋がきれいで設備も整ったところが多くあります。

家賃は新築や築年数の浅い物件よりも安く設定されているケースもあり、新築並みに条件の良いお得な物件が見つかりやすいこともあります。

築年数が古い賃貸物件のデメリット

築年数の古い物件のデメリットとしては、やはり新築ほど設備面が充実していない点と、耐震性や強度が不安な点、防音・断熱性能が低い点などが挙げられます。

設備面では新築に劣る

新築物件の場合、インターネットや宅配ボックス、温水洗浄便座、浴室乾燥機などの最新の設備が備わっていることが多くあります。

しかし、築年数が古いと設備面は少なからず劣ってしまう場合が多く、どうしても新築とは差がついてしまいます。

設備の充実度は家賃にも関係してくるので、家賃とのバランスを考慮しつつ判断する要素のひとつになります。

設備も一緒に新しくしたリノベーション物件を選べば、その点はクリアできるでしょう。

耐震性や建物の強度が不安

1981年6月1日以前に建築確認を受けている「旧耐震基準」の物件は、耐震補強が必要なケースもあり、耐震性や建物の強度に不安が残ります。

防音・断熱性能が低い可能性がある

築年数の古い物件は、最近の物件と比較すると防音や断熱性能が低い可能性が考えられます。

隣や下の階に生活音が響いたりすると近隣トラブルの原因にもなるので、防音機能の付いたカーテンや、カーペットを敷いたりなどで防音することをおすすめします。

また、部屋が寒い場合は、窓にアルミシートや断熱シートを貼る、コルクマットやホットカーペットを敷くなどして、防寒対策を強化すると良いでしょう。

築年数が古い賃貸物件でも良い部屋を見つける方法

築年数が古くても良い物件を見つけるには、内見などで実際に物件を訪れたときに、まずメンテナンス体制をチェックしましょう。

たとえ建物や設備が古くてもメンテナンスが適切に行われていれば、生活上困ることがなかったり、設備も問題なく使用できるでしょう。

反対に、適切な修繕がされていない場合は、不具合が発生しやすいだけでなく、そういったときも適切に対処してもらえないかもしれません。

部屋の壁や床、その他の設備に傷や汚れがそのままの状態になっていないかなども、しっかり確認してみましょう。

内見時に居室内のみならず、共用部分や建物周辺の状況を確認したり、管理会社や仲介会社にリフォーム履歴を確認するのも重要です。

まとめ

築年数が古くても良い賃貸物件はあります。

築10年の物件は設備がある程度充実している物件が多く、築20年の物件は「2000年基準」の耐震基準の目安となる築年数です。

築年数が古い物件は、家賃が安い、選択肢が豊富、きれいでお得なリノベーション物件があるなどのメリットがある一方で、設備面や耐震性、防音・断熱性能といった点は新築の方が勝る物件が多いです。

築年数が古い物件で良い部屋を探したい場合は、内見時に部屋の壁や床、その他の設備に傷や汚れ、リフォーム履歴などを確認しておくと良いでしょう。

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