公社の賃貸ブログ

賃貸でも食洗機は設置できる!種類や設置の注意点も解説

2023.06.28

団地の知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の田中です。

家庭で料理や食事をすると発生する食器などの洗い物。

量や回数が増えると、手洗いでは時間や手間がかかり、ストレスに感じている方も多いのではないでしょうか?

洗い物の負担を大きく軽減してくれるのが「食器洗い乾燥機(食洗機)」です。

賃貸マンションやアパートにも簡単に置ける、工事が要らない食洗機もあります。

今回は、賃貸住宅でも設置できる食洗機についてのお話です。

食洗機の種類や選び方のコツなど、設置する際の注意点もあわせてご紹介します!

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賃貸でも食洗機は設置可能!メリットも紹介

食器洗い乾燥機(食洗機)は、種類やサイズがいくつかあり、設置工事が必要な場合もあります。

賃貸住宅でも設置は可能ですが、退去するときに部屋の原状回復ができる種類を選ぶことが重要。

事前に賃貸借契約書の内容を確認して、設置工事が必要な場合は、管理会社や大家さんの許可が必要です。

食洗機を設置するメリットは、次のような点です。

・食後の後片付けがラクになる
・手が荒れにくくなる
・水の節約につながる
・頑固な油汚れも高温洗浄で落ちやすい
・片付けの時間を他のことに回せる

食洗機の魅力はスイッチひとつで簡単に、家事の負担が軽減できること。

食洗機に洗い物と洗剤をセットしたら、後はスイッチを押して待つだけです。

高温のお湯で洗うため手で洗うよりも洗浄力が高く、節水になるのもポイント。

機種によっては除菌効果も期待できます。

また、水やお湯、洗剤に触れることが少ない分、食洗機を使う方が手肌にも優しいといえるでしょう。

洗浄から乾燥までが自動なので、これまで手洗いで費やしていた時間は、ほかの家事や育児にあてたり、ゆっくり過ごしたり、自由に使うことができます。

賃貸でも設置できる食洗機の種類とは?

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食洗機には「卓上型」と「ビルトイン型」、2つの種類があります。

まずは、それぞれの特徴についてご紹介します。

卓上型の特徴

卓上型は、設置スペースや水栓、排水ルートが確保できればすぐ使えるので、賃貸住宅でも導入しやすい食洗機です。

1人暮らし向けの小型サイズからファミリー向けの大容量サイズまで、幅広い製品ラインナップが特徴。

主な設置場所は調理台の一角やシンク横などで、購入価格はビルトインより安価です。

賃貸住宅ではキッチンスペースが狭く、食洗機の置き場所に困っている方も多いでしょう。

最近は賃貸の限られたスペースにも収まる、スリム・コンパクトな設計の卓上型食洗機が増えています。

ほかにも、使い勝手をみてタンク式と分岐水栓式が切り替えられる2way仕様の製品もあり、引っ越しなどで住まい環境が変わりやすい方におすすめです。

ビルトイン型の特徴

システムキッチンのシンク下やキャビネット部分に食洗機を組み込んだのが、ビルトイン型です。

キッチンと一体化した食洗機で、見た目もすっきり、場所を取らずに設置できるのが魅力ですが、ビルトイン型を後付けで設置する場合は、業者による取り付け工事が必要となります。

そのため、賃貸住宅の場合は管理会社や大家さんの許可を得てからということになります。

取り付け工費や退去時に原状回復することを考えると、賃貸での設置は難しいといえるでしょう。

卓上型の種類

卓上型は給水方式によって「分岐水栓式」と「タンク式」の2つに分けられます。

分岐水栓式

分岐水栓式とは、キッチンの蛇口に分岐水栓を取り付けて設置する自動給水タイプのこと。

取り付け作業は自分でもできる場合がほとんどですが、賃貸物件によっては難しい場合もあります。

設置の際は、水栓の種類が取り付けに対応するものかどうか、事前に確認が必要です。

タンク式

タンク式とは、本体に給水タンクが内蔵されていて、使用の度に手動で給水するタイプのこと。

給水する手間がかかりますが、分岐水栓の取り付けが要らないため、買ってすぐに使えるのがメリットです。

排水経路さえ確保できれば、シンクから離れた場所にも置くことができます。

賃貸で食洗機を設置するときに気をつけたいポイント

食洗機を設置する際は、置き場所に合う種類やサイズのものを選ぶことが大事。

選ぶうえで気をつけたいポイントを確認しておきましょう。

設置場所

まずはどこに食洗機が置けるのか、十分なスペースが確保できる場所を探します。

給水・排水ホースやコンセントが届く距離を考えて、シンク周りに置くのがおすすめです。

設置する場所の「高さ」「奥行」「幅」を測ります。

「シンク横にタテ置き」「調理スペースに正面置き」など、置き方を決めたら、次の部分もチェックしましょう。

・シンク横に置く場合は開閉ドアが水栓や蛇口と当たらないか
・調理スペースに置く場合はコンロからの距離は十分か
・調理スペースを圧迫していないか

洗う食器の容量

食洗機は1度に洗える食器点数や容量があります。

製品情報には、目安となる世帯人数や食器点数が書かれています。

「1日分をまとめて洗いたい」「調理器具も一緒に洗いたい」など、使い方も考えながら適した容量のものを選ぶようにしましょう。

特にフライパンや鍋などの大きな調理器具や高さのある水筒などを洗いたい場合は、中に入るかどうか庫内の構造も確認を。

対応コース・搭載機能

食洗機は機種によって対応コースや搭載機能に違いがあります。

例えば、油汚れや除菌などに対応した洗浄コース、熱に弱いプラスチック製食器などの専用コース、予約タイマー機能など。

生活スタイルを考慮しながら、どんなコースや機能があると便利なのかもチェックしておきましょう。

使いやすさ

食洗機を選ぶうえで、使いやすさも重要なポイントです。

洗い物を入れるカゴや、細かいゴミがたまる残菜フィルターは、サッと外せて個別に洗えるか、お手入れのしやすさはどうかなども確認。

毎日使用するものだから、直感的に操作ができて食器も置きやすいものが良いでしょう。

水栓の種類

賃貸で分岐水栓式の食洗機を設置するには、まず、分岐水栓が取り付けられる蛇口タイプかどうかの確認が必要です。

キッチンの水栓に適合する分岐水栓は、事前に調べて用意しておきましょう。

ちなみに、分岐水栓とは食洗機の給水ホースをつなぐために取り付ける部品のこと。

自宅のキッチンにある水栓のメーカー名や製品番号から、対応する種類を見つけることができます。

取り外した元の分岐水栓は、退去時に原状回復ができるよう必ず保管しておきましょう。

分岐水栓の取り外しが難しい場合やシンク周りに十分なスペースが確保できない場合は、

タンク式の食洗機がおすすめ。

ただし、シンク周りから離れた場所に置く場合は、排水時の水漏れ事故をおこさないように、十分に注意してくださいね。

賃貸物件に適した食洗機を選んで家事の負担を軽減しよう!

食洗機はスイッチひとつで簡単に、家事の負担が軽減でき、手で洗うよりも洗浄力が高く、節水にもなる家電です。

賃貸住宅でも、原状回復を条件に、食洗機の設置が可能です。

食洗機にはいくつかの種類があり、設置工事が必要な場合もあります。

・食器洗い機(食洗機)の種類は「卓上型」と「ビルトイン型」の2つ
・卓上型は、賃貸でも設置可能。ビルトイン型は賃貸では設置が難しい
・卓上型の給水方式には、「分岐水栓式」と「タンク式」がある
・タンク式は分岐水栓の取り付けが不要で、購入後すぐに使える
・分岐水栓式はキッチンの蛇口に合う分岐水栓の取り付けが必要

事前に賃貸借契約書の内容を確認して、設置工事が必要な場合は、管理会社や大家さんの許可をもらいましょう。

賃貸物件への引っ越しや電気料金の見直しなどをご検討されている方は、ぜひ「賃貸でも電気の契約会社は変更可能?できないケースや手続き方法も解説」もあわせてご覧ください。



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田中(募集契約課) 公社では建替から地域活性化事業まで経験しました!絶賛子育て中です。 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります。