公社の賃貸ブログ
狭いベランダをおしゃれに活用する方法は?ガーデニングも楽しもう
こんにちは!神奈川県住宅供給公社の松井です。
賃貸入居当時は、「ベランダを活用してガーデニングなどを楽しんでみたい」と思っていたのに、今では洗濯物を干すだけになってしまっている...という方もいるのではないでしょうか。
ベランダをおしゃれに活用したくても「この狭さでは無理じゃない?」と、半分諦めている方もご安心を。
狭いベランダでも、工夫次第でおしゃれな空間に変えることができます。
ただし、賃貸物件のベランダは共用部分にあたるため、規約で禁止されていることもあるということを覚えておきましょう。
今回は、賃貸の狭いベランダをおしゃれに活用する方法についてご紹介します!
狭いベランダを活用する際に注意すること
賃貸アパートやマンションのベランダは、使用方法の制限や注意しなければならないことが、いくつかあります。
まずは、ベランダを活用する際に覚えておきたい注意点についてご紹介します。
事前にベランダに関する利用規約を確認しておく
賃貸のベランダは、居住者が専用で使用する権利が認められた「共用部分」です。
室内のように自由に使えると思っている方もいるかも知れませんが、共用廊下やエントランスと同じような扱いとなります。
そのため、利用規約で禁止されていることや、アパートやマンション独自のルールが設けられているので、事前にしっかり確認しておきましょう。
避難ハッチなどの避難経路を塞がない
賃貸のベランダには、「避難ハッチ(避難はしご)」や隣戸との間に「隔て板(へだていた)」と呼ばれる仕切り戸が設置されていることが多いです。
このようなベランダは、災害時に住民の避難経路となるため、妨害するような行為はNG。
ベランダをアレンジする場合も、避難ハッチ(避難はしご)や隔て板を塞いだり、周りに物を置いたりしないよう注意しましょう。※万が一の際は、隔て板を足で蹴り破壊して避難する場合があるため
安全面を考えて活用する
ベランダを活用するときは、危険がないことを確認しながら、環境を整えることが大事。
特に、次のような安全対策をしておきましょう。
子どもの足場や踏み台になる物を周りに置かない
子どもがいる家庭では、不用意にベランダの柵を乗り越えてしまわないような対策が必要です。
例えば、子どもにとって、足場や踏み台になる物を周りに置かないこと。
子どもが遊んでいるときは、大人が目を離さないことも重要です。
階下に物などが落ちないよう注意する
ベランダから物が落ちれば、下にいる人に危害が及びます。
ベランダに鉢植えなどを置く場合は、物が落ちやすいレイアウトを避けて、低い位置でしっかり固定するなどの対策を。
また、子どもが遊ぶ際は、オモチャなどを落とさないよう目を配りましょう。
近隣の迷惑にならないよう配慮する
ベランダを使用する際は、近隣住民の迷惑にならないよう配慮しましょう。
例えば、次のような対策が必要です。
大きな声で騒いだり、大音量で音楽を流したりしない
ベランダには声や音を遮るものがありません。
賃貸では隣との距離も近く、音量によっては騒音トラブルに発展してしまう可能性もあります。
声や音を出すような場合は、十分注意しましょう。
ゴミはふた付きの密閉ゴミ箱に入れる
ベランダにゴミを置きたいと思っている方もいるでしょう。
ゴミはにおいで、カラスなどの害鳥を呼んでしまったり、コバエやゴキブリなどの害虫を発生させてしまったりする可能性があります。
ゴミを置く場合は、においが漏れないふた付きの密閉ゴミ箱に入れる、日当たりの良い場所を避けるなどの対策が必要です。
定期的に掃除をして、きれいな状態を保つ
外に面したベランダは、汚れが溜まりやすい環境です。
土や砂、ホコリなどの汚れは、風に舞って隣の洗濯物を汚してしまう可能性もあります。
害虫・カビ・コケの発生を防ぐためにも、定期的な掃除を心掛けましょう。
特に家庭菜園やガーデニングを楽しむ場合は、枯葉の処理や排水溝の掃除を入念に行い、防虫対策も徹底しておくと安心です。
賃貸のベランダの掃除方法について知りたい方は「賃貸のベランダの掃除は注意が必要!正しい掃除方法もご紹介」にて詳しくご紹介しています。
ぜひ、こちらも参考にしてください!
狭いベランダの活用方法
ベランダ付きの物件に住んでいても、上手な使い方が分からず、せっかくの空間を無駄にしている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、賃貸の狭いベランダでもできる、主な活用方法についてご紹介します。
布団・洗濯物干し場
定番ではありますが、布団や洗濯物を干すスペースとして活用することができます。
ただし、賃貸の狭いベランダでは「洗濯物がたくさん干せない」といった悩みも。
物件によって、備え付けの物干しが使いづらい場合もあります。
そんなときは、小さめの物干しラックやハンガーホルダーといった便利アイテムを上手に使ってみましょう。
干しやすさやサイズにこだわって選べば、家事効率もアップするはず。
新たに物干しを購入・設置する場合は、賃貸物件の規約で利用が許可されているものかどうか、事前に確認しておきましょう。
子どもの遊び場
子どものちょっとした遊び場として活用する方法もあります。
床をすのこなど、夏場の日差しでも熱くならず、安全性の高い素材に変えれば、素足で快適に過ごせる空間となるでしょう。
カフェスペース
カフェスペースとして活用するのも一つの方法です。
開放感のあるベランダは、小さなテーブルや椅子を置くだけで、気軽にお茶や食事が楽しめるカフェスペースへと様変わりします。
ガーデニング、家庭菜園
植木鉢やプランターなどを使えば、ベランダでも気軽にガーデニングが楽しめます。
日当たりや風通しの良いベランダなら、家庭菜園にも最適です。
ガーデニングと同じように、植木鉢やプランターを使ってミニ野菜やハーブなどを育てるため、初心者にもチャレンジしやすく、狭い空間も有効活用できます。
子どもと一緒に育てれば食育にもなり、順調に収穫できれば食費の節約にもなりますよ。
ガーデニングや家庭菜園では、ベランダの排水溝に土や落葉が流れないよう対策しておく必要があります。
土や落葉で排水溝や排水管が詰まると、雨天時など室内や下階への水漏れ事故の原因となります。
また、近隣住民の迷惑にならないよう、必ず防虫対策や、肥料等の匂い対策を行うようにしましょう。
仕事や勉強スペース
ベランダを第二の仕事や勉強スペースとして活用するのもおすすめ。
パソコンやタブレットが置けるサイズのテーブルや椅子を出せば、いつでも作業スペースになります。
外の空気に触れてリフレッシュすれば、集中力も高まるはずです。
狭いベランダをおしゃれにする方法&アイテム
賃貸アパートやマンションのベランダは、狭くても工夫次第でおしゃれに変えることが可能です。
長年掃除されていない放置状態のベランダも、洗濯物を干すだけになっているベランダも、諦めないで活用してみましょう。
はじめは、ベランダ全体と室外機の掃除から。
きれいな状態の方が、イメージも湧きやすくなりますよ!
ベランダの活用目的について考える
ベランダの掃除が終わったら、次はベランダの活用目的について考えてみましょう。
例えば、家庭菜園をしたい、ガーデニングをしたい...といったことです。
目的がなくても、おしゃれな空間、リラックスできるスペースにしたいといったイメージで大丈夫。
狭いベランダを上手に活用するには、「ここで何をしたいのか」「どんな空間にしたいのか」といった方向性をはっきりさせておくことが大事です。
目的やイメージと一緒に、目指すテイストやメインカラーも決めておくと、ベランダのアレンジもしやすく、完成度も高まります。
アレンジする前には、ベランダの横幅や奥行きなどの寸法も測っておきましょう。
狭いベランダをおしゃれにする方法
ベランダをおしゃれにする方法として、まず試してほしいのが次の3つです。
1.ベランダの床にタイルなどを敷く
2.エアコンの室外機を隠す
3.目隠しをする
1.ベランダの床を変える
賃貸のベランダの床は、コンクリートや防水コーティングされた、シンプルなタイプが一般的です。
ベランダをおしゃれにしたいなら、面積が広い床にタイルなどを敷いてみるところから始めてみましょう。
主な床の敷物は、すのこ、ウッドデッキ、タイルなど。
ホームセンターや100円ショップなどで手に入れることができます。
ただし賃貸住宅の場合の設置方法は、ベランダの床に「置くだけ」が基本です。元々の床面や防水効果を傷めてしまうので、接着剤やセメント、釘、パイプ等で固定することは認められない場合がほとんどです。
強風時には吹き上げられて階下に落下しないよう、室内に取り込む等の対策が必要です。
また、床面の高さが上がるぶん、手すりが乗り越えやすくなることにも注意しましょう。
スノコなど高さのある床材を置きたい場合は、置き床の上面から手摺の上端までの高さが110cm以上あるようにしましょう。
選ぶ際は、耐久性や耐用年数、メンテナンスのしやすさ、風で飛ばされない、不燃性といった安全性、退去時に撤去しやすいか?などもしっかりチェックを。
目指すテイストに合わせて選んでみましょう。
2.エアコンの室外機を隠す
狭いベランダで、どうしても目に付いてしまうのが、無機質なエアコンの室外機。
専用のカバーなどで覆い隠せば、存在感がグッと抑えられ、全体の雰囲気にもなじみやすくなります。
3.目隠しをする
外からの視線が気になる場合に取り付ける、すだれや目隠しシートなどは、プライベート感を演出したいときにも有効です。
ナチュラル素材のアイテムを選べば、植物とも相性も良く、屋内からの景色もおしゃれな雰囲気になります。
このほか、ベランダの印象は置く物によっても変わります。
ベランダに置く物は長い時間、雨や風に晒され、紫外線の影響も受けます。
そのため、防水・防汚・防塵・紫外線に強く、劣化しにくいものを選ぶようにしましょう。
狭いベランダをおしゃれにするアイテム
狭いベランダをおしゃれに演出するには、アイテム選びも重要です。
限られたスペースで有効活用できる家具や小物を、いくつかご紹介します。
折りたたみ式テーブル・チェア
おしゃれなカフェでのひとときを、自宅のベランダで叶えたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、狭いベランダにテーブルやチェアを置くと、どうしてもスペースを取られてしまいますよね。
そんなときは、折りたたみ式のテーブルやチェアが便利です。
使いたいときだけ出して、あとはコンパクトに収納できるので、限られたスペースを有効活用できます。
壁掛けプランター
狭いベランダでのガーデニングに重宝するのが、壁掛けプランターです。
縦の空間を利用できるアイテムで、目指すイメージに合う素材や種類で統一すれば、おしゃれな雰囲気になります。
使用しない場合は、子どもの足場になってしまわないよう、ベランダから片付けておきましょう。
LEDキャンドル・ランタン
LEDキャンドルやランタンの光は、夕暮れ時のベランダを落ち着きある雰囲気へと彩ってくれます。
電池式や充電式、ソーラータイプなら、近くに電源が無くても使えます。
自宅で静かにお酒やお茶、読書を楽しみたいという方に、おすすめのアイテムです。
狭いベランダも工夫次第で活用可能!ガーデニングも楽しめる
賃貸のベランダは、居住者の専用使用権が認められた「共用部分」です。
そのため、利用規約で禁止されていることやアパートやマンション独自のルールが設けられています。
例えば、避難ハッチなどの避難経路を塞ぐことはNG。
ほかにも、安全面を考えて、近隣住民の迷惑にならないような配慮が必要です。
ベランダは主に、布団・洗濯物干し場、子ども・ペットの遊び場、ガーデニング、家庭菜園など、狭くても工夫次第でおしゃれに活用できます。
はじめは、ベランダ全体と室外機をきれいに掃除しましょう。
次に活用目的をはっきりさせます。
ベランダをおしゃれにする方法として、試してほしいのが①ベランダの床にタイルなどを敷く、②エアコンの室外機を隠す、③目隠しをすること。
狭いベランダをおしゃれに演出するには、アイテム選びも重要です。
限られたスペースで有効活用できる物を揃えれば、素敵な空間に仕上がるでしょう。
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松井(募集契約課)