公社の賃貸ブログ

多世代交流拠点を目指して!緑ヶ丘団地集会所にて「スライム作り体験」&「スマホお悩み相談」同時開催。

2023.09.22

取り組み

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厚木市緑ヶ丘4丁目「県公社緑ヶ丘共同住宅集会所」

神奈川県住宅供給公社は、2018年1月より、東京工芸大学と連携を開始。
厚木キャンパスの近くにある公社の緑ヶ丘団地(厚木市)及びその周辺地域の活性化を目指す教育・研究プロジェクト「ミドラボ」が立ち上がりました。
学業・研究の一環として、様々な分野の学生・研究室が緑ヶ丘団地でイベントや実験的コンテンツを開催。
大学が有するアートとテクノロジーの専門知識を使って、データを集積して団地の建築的な研究をしたり、マンガ・映像を用いた地域のPRコンテンツの制作、緑ヶ丘団地と周辺地域にお住まいの方を対象とした地域イベントを開催したりしています。

ミドラボ|神奈川県住宅供給公社
https://www.kanagawa-jk.or.jp/action/midolab.html

現在、東京工芸大学の学生7名が、団地活性サポーターとして緑ヶ丘団地の空き室が多い上層階に入居し、地域を活気づけるための様々な交流活動を行っています。

集会所を利用した団地活性サポーター企画イベント「ミドリバ」

地域での交流の場を作ろうと、2022年6月から、団地集会所にて、団地活性サポーター主催の「ミドリバ」が、月一回の頻度で開催されています。
普段あまり使われていない集会所を「みんなの居場所」として活用する試みで、団地活性サポーターが企画・運営、緑ヶ丘4丁目自治会と公社がサポートしています。

地域のニーズや参加者の声などをもとに、毎回サポーター内で試行錯誤して企画を練っています。これまで「スマホお悩み相談」、「ボードゲーム大会」、「お茶会」、「みんなの本棚」などが開催されてきました。

これまで、「ミドリバ」へは高齢者の参加が多く、団地活性サポーターとの交流が定着しつつありますが、一方で若い世代や子ども達の参加が少ない状況です。
団地の方やその周辺の子どもたちにも「ミドリバ」へ参加してもらいたいと考え、2023年7月23日(日)に子ども向けイベント「スライム作り体験」と高齢者を主ターゲットとした「スマホお悩み相談」が、多世代交流もかねて集会所で同時開催されました。
特に「スマホお悩み相談」は高齢者から好評で、団地活性サポーターとの交流が定着しつつあります。一方で、若い世代や子ども達の参加が伸び悩んでいるのが課題でした。そこで、まずは団地やその周辺の子どもたちとの交流を図りたいとサポーターから提案があり、自分たちも小さいころに楽しんだ思い出から、子ども向けに「スライム作り体験」を企画。同じ空間に子どもと高齢者が一緒にいることで、同じ地域に住むお互いの気配を感じてもらい、ちょっとした交流が生まれたらと良いなというアイデアから、高齢者に好評の「スマホお悩み相談」との同時開催となりました。

スライム作り体験

「スライム作り体験」には、緑ヶ丘団地と周辺地域に住むご家族、7組10名程が参加されました。

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団地活性サポーター5名で準備開始!

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今日ご参加のご家族が集会所に続々と集まってきました!

席に着いたら、いよいよスライム作りのスタート!
まずはスライムがどんなものなのか、事前に団地活性サポーターが作ったスライムを見て触ってもらいました。

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今日作るスライムはこれ!

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わかりやすく数字が書かれた紙コップに分けて置かれた材料。それぞれ①水、②洗濯のり、③ホウ砂が入っています



机には「スライムの作り方」の資料と道具として使うプラスチックのコップ、割りばし、ゴム手袋。そして紙コップに入っているのが、材料となる水、洗濯のり、ホウ砂です。

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スライム作りの前に、手袋をはめてから作業します



小さなお子様も簡単にスライム作りができるように、団地活性サポーターが分かりやすく説明しながら進行していきます。

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団地活性サポーターが準備した「スライムの作り方!」

スライムは、①水、②洗濯のり、③ホウ砂が入ったそれぞれの紙コップの中身をプラスチックのコップに入れ、作っていきます。

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団地活性サポーターが子どもたちに優しくサポートします。

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無色透明のスライムに絵の具で色付け!子どもたちは思い思いの色を選んでいました。

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最後は、団地活性サポーターが子どもたちを手伝いながら一緒に完成させます。

最後は、コップにホウ砂を入れて、よくかき混ぜたら完成です。
固まるまで一気に混ぜるので、途中で「混ぜるのつかれたー」など、諦めそうになる子供も。がんばれ!

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スライムが出来上がり、一生懸命捏ねて遊んでいます

根気よく混ぜて完成!
自分で作ったスライムで遊びながら「すごい伸びる!」「きれいな色にできた!」「不思議な触感!ずっと触っていたい!」など、自分で作ったスライムを気に入った様子でした。

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ちょっとしたお勉強も兼ねて、最後には、どうしてスライムができるのか、団地活性サポーターから解説。
子どもたちは自分が作ったスライムがどうやってできたのか、真剣に聞いていました!
塩をかけることでスライムの水分が出てきます。水分が抜けきるとスーパーボールのようになるそうです。
体験教室の時間内では、スーパーボールを作ることまではできませんでしたが、子どもたちは「おうちに帰って挑戦してみる!」と話していました!夏休みの自由研究として、家でもぜひ挑戦していただきたいですね。

スマホお悩み相談

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この日、同じ集会所にて「スマホお悩み相談」も開催され、3名の方が参加しました。
各自のスマホの使い方でわからないことなど、団地活性サポーターがマンツーマンで教えてくれる贅沢な時間。
スライム教室に参加中の子どもたちの元気な声を聴きながら、スマホのアップデートに関してや、地図を操作する方法や、メールアプリの使い方などを団地活性サポーターに聞いていました。
お悩み相談後は、「地図の見方が分かったから、これで行きたいところに行けるようになるね。ありがとう!」「分からなくなったら、聞きに来るね。そしたら、また教えて!」という声も。

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開催後、「スライム作り体験」と「スマホお悩み相談」のアンケートでは、「いろんな世代が参加できるような、音楽を使ったイベントがあれば参加してみたい。」「体を動かすようなイベントを開催してほしい」「今回のような、子どもが参加できるイベントがもっとあれば嬉しい」などと、今後のイベントの開催を期待する声が聞かれました。

団地活性サポーターたちは、「これから、高齢者と子供たちが交流できるコンテンツを企画・運営していきたい。参加者の声や地域の方々の声を聞きながら、より緑ヶ丘団地と周辺地域のコミュニティを活性化していきたい」と、話していました。

今回の「ミドリバ」を通じて、高齢者や子育て世代にも、団地活性サポーターの取り組みをより知っていただけたのではないでしょうか。
今後もミドリバを通じて地域住民との交流を図りながら、多世代交流の場づくりに挑んでいきます。

●イベント情報
9月24日(日)に「令和5年度あつぎSDGsフェスティバル」が「アミューあつぎ」(厚木市)で開催されます。
SDGsが採択された9月25日(GLOBAL GOALS DAY)を含む9月末の約一週間はSDGs週間として、SDGsの推進と達成に向けて意識を高め、行動を呼び起こすイベントが世界中で開催されています。
楽しみながらSDGsについての理解を深めることのできるイベントです。
こちらに「ミドラボ」が出展します。
「ミドラボ」の取り組みの展示や地域づくりに関するトトークセッション(14:00-15:30予定)が行われます。
是非、お越しください。
https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/soshiki/kikakuseisakuka/SDGs/32353.html

●関連ブログ:
〇緑ヶ丘団地活性サポーター×子供会コラボ「ミドリバ クリスマス会」開催(2022.12.14)
https://www.kousha-chintai.com/blog/efforts/midorabomidoriba12.php

〇公社の賃貸 団地紹介
ミドラボという若い力が支えます「緑ヶ丘」
https://www.kousha-chintai.com/danchi-intro/other/4010.php

〇STAFF VOICE
職員の声:"母校とのコラボを実現、意思が尊重される職場"茶屋道京佑(2020.11.16掲載)
https://www.kanagawa-jk.or.jp/recruit/introduction/details.asp?id=19

鈴木B(総務広報課) 神奈川県住宅供給公社が「公社の賃貸」で行っていること、いろいろ紹介しますね。