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団地住民の交流の場!浦賀団地「どんぶりの会」団地活性サポーター主催で開催!

2023.10.05

取り組み

8月27日(日)、浦賀団地の集会所で団地活性サポーターによる「どんぶりの会」が開催されました。
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神奈川県住宅供給公社では、「食事・栄養・体力づくり」の分野を中心に健康寿命の延伸に取り組むため、2016年に神奈川県立保健福祉大学(以下「県立大学」)と連携協定を締結。その取組みの一環として、県立大学に通う大学生が団地に住まいながら地域活動に参加する「団地活性サポーター制度」を公社として初めて導入。2017年2月に始まったこの制度を利用し、現在は15名(延べ30名ほど)の団地活性サポーター(以下「サポーター」)が活躍しています。

これまでに「団地コンサート」、「栄養サポートステーション」などの、地域イベントを開催。健康寿命の延伸の取り組みを行っています。
2018年には、団地活性サポーターが大学公認のボランティアサークル「UDKS」(浦賀団地活性サポーター)を立ち上げ、浦賀団地でのボランティア活動を本格的に開始。
団地活性サポーターは、UDKSサークルと、浦賀団地の自治会にも加入し、浦賀団地で地域活性活動を行っています。

どんぶりの会とは?

高齢化の進行や独居世帯の増加がみられる浦賀団地。
高齢者の孤食を防ぎたいというサポーターの思いから、2019年1月に始まって以降、団地内の集会所で毎月1回の開催を続けてきました。
その名のとおり「どんぶり飯」をみんなでいただくこの会は、メニューの考案から買い出し、調理、会場のセッティングや受付など、サポーターがすべて行います。

新型コロナウイルス流行の影響で一時は開催を中止していましたが、2023年4月よりサポーター卒業生の支援とともに再開。
親しまれていたどんぶりの会の再開に、住民からは喜びの声をたくさんいただきました!

メニューは毎回替わります。8月のメニューは、ネギ塩ダレ鶏肉丼です!
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この日は50食分を用意。
調理を行ったサポーターは「普段、こんなに沢山の量を一度に作ったことがないので、火加減、味付けなど加減が難しい」と話していました。
メニューは、どの世代にもおいしく食べられるものを選んでいるそうです。
過去には、麻婆豆腐丼やカレーなども提供しました。


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沢山の方に食べていただけるように、2升のお米を用意しました。

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その間に会場の準備も。ガーランドで飾りつけし、集会所が華やかに。

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暖簾をかけて、準備万端

そして12時、いよいよ「どんぶりの会」がスタート!
開催時間前から「おなかすいたー!早く食べたい!」と集会所前で待っていた子どもたちが一番乗り!
空のどんぶり容器を持った住民の方々も、続々と集会所に集まりはじめます。

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安心して参加していただくために、受付でアレルギーの有無など確認


入口では、サポーターが元気に挨拶をしながら受付。
サポーターとは顔見知りの方が多いようで、住民の方から「久しぶり!」「また来たよ!」と楽しそうに声をかけられていました。

テーブルに、ごはん、鶏肉、ネギ塩ダレが準備されていて、参加された方は、持参したどんぶりによそっていきます。

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ご飯をどんぶりによそって...、鶏肉を乗せ、ネギ塩ダレをかければ完成!

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今回は、どんぶり料理のほかにも「青汁ポタージュ」を提供。
現在、横浜市ではかながわSDGsパートナーである1,000近い企業・団体との連携のもと、社会課題の解決に向けた事業を推進しているそうです。
横浜市を通じて、この取り組みを応援くださったファンケル株式会社様よりご寄付くださいました!

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青汁ポタージュもセルフサービスで。


「せっかくだから、一緒に食べよう!」「席取っておいたよ!」など、来場者同士で声を掛け合って。集会所はすぐにぎやかになりました。
この会をきっかけに知り合いが増え、地域との交流が始まった方もいるそうです。

どんぶりの提供がひと段落すると、サポーターも一緒にお食事。
「この前教えてもらったレシピ試してみたよ」、「どんぶりの会で、また学生さんに会えるのを楽しみにしていたから今日は嬉しい」など、会話が弾んでいました。

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「どんぶりの会」も終わりに近づき、食事後も楽しい時間を過ごした住民たちもそれぞれ帰路につきます。
「またね!」や、「暑いから帰り道、気を付けてね!」などお互いに声を掛け合っていました。

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「ごちそうさま、またね。」「ええ、来月も来てくださいね」




「どんぶりの会」は、高齢者の孤食を防ぎたいという視点ではじまったものですが、高齢者だけではなく、子どもたちも参加していて、多世代が交流する場面もありました。


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2019年の「どんぶりの会」の様子。当時は「どんぶりの会」へ来場するのは高齢の方ばかりだった

「共働きでご両親が日中に家にいない」というご家庭のお子さまや、一人暮らしの高齢者、一家勢ぞろいなど、ご利用になる方は様々。
団地に住む友だちと久々の再開に盛り上がる住民や、世代の違うサポーターとの交流に嬉しそうな高齢者の表情が印象的でした。

運営に参加したサポーターからは、「福祉関係の大学なので、どんぶりの会では、大学で学んでいることと関連しているので良い経験となっています。これからもサポーターとして、さまざまなイベントで住民と交流していきたいです!」と前向きな声がありました。
今後も、サポーターが中心となって地域交流が活性化することを期待しています。


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