公社の賃貸ブログ
賃貸の入居審査の審査基準とは?ここをおさえればOK!
こんにちは!神奈川県住宅供給公社の戸丸です。
賃貸借契約を結ぶ前に必ず行われる入居審査。
入居審査では「部屋を安心して貸せる相手なのかどうか」が審査されています。
今回は、賃貸借契約の入居審査とはどんなものなのか、必要とされる書類、チェックされるポイントや審査に落ちやすい人の条件などをご紹介します。
賃貸で必要な入居審査とは?
賃貸の入居審査は、不動産会社や大家さんが物件を安心して貸せる人物かどうかを判断する審査です。
入居申込者が入居中に大きなトラブルを起こさないかどうか、家賃を滞納せず支払えそうか、適切な連帯保証人がいるかなどを確認するのです。
入居審査には、審査依頼をしてから結果が出るまで通常3~7日程度です。
提出した勤務先へ在席確認の電話をかけるなど、どこまで厳密に審査をするのかは不動産会社や大家さんの考え方によって変わります。
申請内容にウソがあると審査期間が延びたり、審査に落ちたりすることもあるので、収入要件などにもし不安があったとしても虚偽の申請は絶対にやめましょう。
審査の結果、不動産会社や大家さんが物件を貸すことができないと判断した場合は、賃貸借契約を結べないケースもあります。
賃貸の入居審査の必要書類
賃貸の入居審査を受けるために必要な書類についてご紹介します。
なお、公社の賃貸の場合の必要書類を例としていますので、どの物件でも必ず求められる書類とは限りません。
・契約者の収入証明書(源泉徴収票、確定申告書、課税証明書など)
・住民票(契約者、同居人分)
・契約者の印鑑登録証明書
・連帯保証人の収入証明書
・連帯保証人の印鑑登録証明書
・貯蓄制度を利用する場合は銀行が発行した残高証明書
・連帯保証人を立てず、保証会社を利用する場合は本人の身分証明書(免許証、健康保険証、パスポートなど)
住民票や印鑑登録証明書は役所で発行してもらう必要があるため、時間に余裕を持って準備するようにしましょう。
保証人の書類に関しても同じです。
特に遠方に住む親族などにお願いする場合は、さらに時間がかかる可能性があるので注意しましょう。
保証人をお願いできる相手がいない方は、保証会社を利用するなどの方法もあります。
賃貸借契約時の保証人については「賃貸住宅で保証人不要とは?メリット・デメリットも解説!」でさらに詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
賃貸の入居審査の審査基準をチェック!
賃貸住宅の入居審査で重要視される部分はこちら。
・家賃を滞納なく支払ってくれるか
・ご近所トラブルなどを起こさないか
大家さんにしてみれば安心して貸せる相手に入居してもらいたいもの。
上記の2点は入居審査の中では最も重要視されやすいポイントです。
具体的には、こんな点を確認します。
職業や勤務先、収入額
申込者本人が働いていて安定した収入があるかどうか、家賃の支払い能力を審査します。
安定感のある大手企業や公務員、勤務年数が長いと信頼感もアップします。
もちろん、家賃の支払いに問題ない程度の収入額であるという事も重要です。
一般的に無理なく支払える家賃額は、月収の1/3以内、年収の1/36以内に収まる程度と言われています。
連帯保証人は誰か
申込者本人に現時点で仕事があっても、不測の事態が起きて家賃が支払えなくなってしまう場合もあります。
審査のポイントとなるのは、その時に代わりに家賃を請求する先となる連帯保証人は誰か? という点。
両親など近しい親族で、きちんと収入がある人が望ましいです。
両親が高齢で仕事についていなかったり、年金暮らしで収入が低かったりすると、連帯保証人として認められない場合もあります。
その場合は収入が安定している兄弟や、自立して収入が得られている子どもにお願いするのが良いでしょう。
連帯保証人をお願いするのはどんな人が良いのか、連帯保証人の役割などについては「賃貸借契約の保証人とは?保証人の条件や連帯保証人との違いも解説」もご参考ください。
ご近所トラブルを起こさないかどうか
入居者同士のトラブルなども大家さんにとっては悩みの種です。
「トラブルを起こさないような人に入居してほしい」と考えてしまうのは仕方のないことだと思います。
全てを判断することはできませんが、人柄や見た目の清潔感なども判断基準の一つとなる場合があります。
賃貸の入居審査に落ちやすい人とは?
何と言っても「家賃滞納の心配があると思われる人」は入居審査を通りにくい傾向にあります。
具体的にはこんな方です。
・無職で収入がない人
・働いてはいるがバイトやフリーターなど収入が不安定な人
・希望の物件の家賃に対して収入が低すぎる人
・ローンやクレジットカードの支払いで過去に滞納歴がある人
収入がなかったり少なすぎたりする人に貸すのは大家さんも不安ですよね。
過去にローン支払いなどの滞納歴がある方は保証会社の審査が通らない可能性があります。
また、ご近所トラブルを起こしそうな方も敬遠されてしまう場合があります。
身なりや職業だけで判断されるわけではありませんが、服装や態度があまりにもだらしない方は「ゴミ出しや共有設備の使い方でトラブルになりそう」などと思われてしまう可能性もあります。
単身者しか住んでいない集合住宅に、子どもがたくさんいる大家族が入居するのもライフスタイルの違いから騒音トラブルなどが懸念されるかもしれません。
このあたりは、大家さんの過去のトラブル経験などから独自の審査基準で判断する場合もあります。
もしこういったことが理由で審査に落ちてしまったとしてもあまり深く気にせず、気持ちを切り替えて物件探しを続けると良いでしょう。
無職でも賃貸の入居審査に通過する方法は?
無職だからといって必ず入居審査に落ちてしまうとは限りません。
要は「家賃の支払い能力がある」と証明できれば良いのですから、無職であっても下記のような方は入居審査に通る可能性もあります。
①現在は無職だが、近々就職することが決定している
②家賃を支払うだけの十分な預貯金がある
③給与収入はなくても、年金や配当金など家賃を支払うだけの収入がある
②の場合は、通帳のコピーなどを提出して「預貯金審査」を受けることになります。
入居時にかかる契約金や敷金、礼金などを支払った後にも、家賃の1~2年分の残高があれば入居審査に通る可能性があります。
公社の賃貸では、申込者が55歳以上の場合は「月額家賃の100倍以上の貯蓄」があれば、収入基準を満たす「貯蓄制度」があります。
賃貸の入居審査の審査基準をチェックして準備しよう
賃貸住宅の入居審査では、不動産会社や大家さんが支払い能力などをチェックして安心して貸せる人物かどうかを判断します。
そのため「家賃を問題なく払ってくれる人かどうか」「トラブルなどを起こさないかどうか」という点が主に審査されます。
家賃の支払いに関わるので「どんな人が連帯保証人になっているか」も注目されます。
入居審査を受けるには身分証明書や収入証明書、住民票、印鑑登録証明書などが必要です。
連帯保証人をお願いした方の分も必要となりますので、時間に余裕を持って準備しましょう。
収入がない、または不安定な方や収入に対して家賃が高すぎる方など、家賃の支払い能力に欠けると思われる方は入居審査に通りにくい傾向があります。
また、周りの入居者とご近所トラブルにつながりそうな方も要注意とみなされます。
一方、現在無職であっても就職が決まっている場合や、十分な預貯金があるなど支払い能力があると判断されれば入居審査に通る場合もありますよ。
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