公社の賃貸ブログ

老後に離婚せず別居する「熟年別居」の暮らし方提案

2026.09.30

団地の知識

こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の笹沼です。

「離婚はしたくないけれど、今のまま一緒に暮らし続けるのも苦しい」

そんな思いから、老後の別居を考え始める方が増えています。

今回は、離婚はしないが別居をする、という選択肢「熟年別居」について、増えている背景やメリット、そしてどのような住まいが向いているのかをご紹介します。

おすすめの住まいとして、公社の賃貸の団地もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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老後に離婚せず別居する「熟年別居」が増えている?

昨今、50代・60代を迎えた夫婦の間で、離婚をせずに別居を選ぶ「熟年別居」が注目されています。

子育てが一段落し、夫婦それぞれの時間を持てるようになったタイミングで、これからの人生をどう過ごすかを見つめ直す方が増えているためです。

厚生労働省の人口動態統計によると、2025年に離婚した夫婦の約22.3%は、同居期間が20年以上でした。こうした長年連れ添った夫婦の離婚は、一般に「熟年離婚」と呼ばれています。

※参考:厚生労働省「令和7(2025)年 人口動態統計月報年計(概数)の概況」

その一方で、離婚には踏み切れないものの、同居を続けることに息苦しさを感じ、別居という形を選ぶ夫婦も一定数いると考えられます。

「別居」と聞くと不仲や離婚前提といったネガティブなイメージを持たれがちですが、最近では「お互いに嫌いになったわけではない」状態での別居も一般的になりつつあります。

「地方に移住してみたい」「自分のライフスタイルを大切にしたい」など、お互いの人生を認め合った上で住まいを別にする、新しい夫婦のかたちとして選ばれることもあるのです。

このような夫婦のあり方を最近では「卒婚」と呼ぶこともあり、婚姻関係を続けながらも、それぞれが自分らしい生き方を追求する前向きな選択として知られるようになりました。

離婚と違い、法律上の手続きは基本的に不要なため、思い立ったタイミングで始めやすいことも特徴です。

別居であっても婚姻関係が続いているあいだは、収入の少ない側が生活費(婚姻費用)を請求できたり、相手が亡くなった場合の相続権が残ったりする点も、離婚にはないメリットといえます。

一方で、年金分割は離婚が成立してからでなければ請求できず、別居期間の長さに関わらず対象にはならない点には注意が必要です。

それぞれの状況によってメリット・デメリットは異なりますが、共通しているのは「離れて暮らすことで、お互いの人生を尊重し合える」という点。

顔を合わせる時間が減ることで気持ちに余裕が生まれ、趣味や友人との時間、新しい学びなど、自分のための時間を増やせたと感じる方もいらっしゃるようです。

老後の暮らしについては以下のコラムでもご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

老後の楽しみ方や楽しく暮らす方法をさまざまな角度から!

老後に離婚せず別居なら、どんな住まいが良い?

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離婚せず別居を始める場合、悩みの種になりやすいのが新しい住まい選びです。

一般的には、賃貸物件を借りて生活をスタートするケースが多く見られます。

専業主婦・主夫として収入がなかった方や、保証人を立てにくい方にとっては、入居審査が課題になることがあります。

賃貸の家賃は地域によって差がありますが、単身向けの1K・1DKで月5万~9万円程度が目安。

敷金・礼金・引越し費用などの初期費用として、家具家電の購入費用もあわせて50万~100万円ほど見込んでおくと安心とされています。

こうした初期費用や毎月の家賃を抑えられれば、その分を趣味や旅行、資格取得、友人との交流などに使えるお金が増え、暮らしの自由度が高まります。

住居費という固定費を見直すことは、老後の生活を自分らしく楽しむための土台づくりにもつながります。

そこでおすすめしたいのが「団地」です。

団地は礼金・仲介手数料・更新料が不要なところが多く、家賃と共益費、敷金のみで入居でき、初期費用を抑えられるのが特徴です。

団地には昔ながらの落ち着いた雰囲気が残る一方、近年はリノベーションによって明るく開放的な住空間へと生まれ変わった住戸も増えています。

壁紙や設備を自分好みに整え、DIYを楽しみながら暮らしを彩っている入居者の方も見られます。

さらに、団地内の自治会活動や地域との交流の機会も多く、一人暮らしになっても孤立しにくい環境が整っているのも魅力です。

DIYについては、以下のコラムも参考にしてみてくださいね。

賃貸でDIYはどこまで可能?注意点やポイントをご紹介

賃貸でも壁紙を変えたい!原状回復可能なアイデアで楽しもう

老後に別居するなら、団地がおすすめ

老後の別居先として団地を検討する方に向けて、公社の賃貸の団地を選ぶメリットや、家賃の目安とおすすめの団地をご紹介します。

公社の賃貸のメリット

公社の賃貸の団地に住むメリットは、家賃の手頃さに加え、礼金・仲介手数料・更新料が不要なため、初期費用を抑えて新生活をスタートできる点。

更新料がかからないため、長く住み続けるほど家計にゆとりが生まれやすいのも特徴です。

家賃は物件や間取りによって幅がありますが、5万円前後の物件が中心で、なかにはさらに手頃な価格帯の物件もあります。

おすすめの団地をご紹介

公社の賃貸から、おすすめの団地を3つご紹介します。

温泉とせせらぎに癒される「湯河原第3」

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足柄下郡湯河原町にある「湯河原第3」は、4棟150戸の団地です。
JR東海道線「湯河原」駅からバスで約6分、「森下公園前」バス停から徒歩3~5分の場所にあります。

すぐそばを新崎川が流れ、周囲に高い建物がないため、開放感のある落ち着いた環境で暮らせます。

2DK(39.94㎡)は33,200円~36,500円と、比較的手頃な家賃で入居できるのも魅力です。

町内には日帰り温泉施設もあり、ゆったりとした老後の暮らしを楽しみたい方に向いています。

湯河原駅周辺の住みやすさは、以下のコラムを参考にしてくださいね。

湯河原駅周辺の住みやすさは?魅力や治安・環境と口コミもチェック

学生との交流も生まれる「浦賀団地」

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横須賀市浦上台にある「浦賀団地」は、11棟356戸からなる団地です。

京急本線「浦賀」駅から徒歩4~6分の場所にあります。

駅から団地までは坂道が続きますが、その立地から、上層階からは東京湾を望める部屋もあります。

「年齢を重ねてからの坂道はきつい」そんな声にお応えして、週に2回は移動販売車による食品や日用品の販売も行われています。

2DK(38.18㎡)は42,900円~47,100円で、単身での暮らしにも適した広さです。

「団地活性サポーター制度」により大学生が住民との交流イベントを開催するなど、多世代がゆるやかにつながる環境も整っています。

浦賀駅周辺の住みやすさが気になる方は、以下のコラムもぜひ読んでみてください!

浦賀駅周辺の住みやすさは?利便性・治安・環境、多い口コミも確認

湘南の自然に包まれる「平塚田村」

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平塚市田村にある「平塚田村」は、16棟532戸からなる大規模団地です。

JR東海道線「平塚」駅からバスで約13分、「田村団地入口」バス停から徒歩3~6分の場所にあります。

西側には田畑が広がり、天気の良い日には富士山や丹沢の山並みを望むことができます。

2DK(39.94㎡)は39,800円~44,200円、3K(46.69㎡)は46,700円~51,100円、リフォーム済みの1LDK(39.94㎡)は41,600円~50,700円となっています(いずれも階数により変動)。

国道沿いにはコンビニやスーパー、家電量販店などが徒歩圏内に揃い、暮らしやすさも魅力の一つです。

平塚駅周辺の暮らしについては、以下のコラムをご覧ください!

平塚の住みやすさは?利便性・治安・環境・多い口コミも確認!

気になる団地が見つかったら、「公社の賃貸 物件検索ページ」から、最新の空き状況や周辺環境をあわせてチェックしてみてくださいね。

老後に離婚せず別居する選択も。住まいは団地もおすすめ

老後の「離婚せず別居」という選択は、婚姻関係を保ちながら、それぞれのペースで人生を楽しむための一つの方法です。

婚姻費用を請求できることや相続権が残ることはメリットですが、年金分割ができない点には注意が必要です。

住まい選びでは、初期費用や家賃を抑えられる公社の賃貸の団地も、選択肢の一つとして検討してみてください。

住宅のみならず、地域とのつながりも新しい暮らしを支えてくれるはずです。

豊富な物件数の「公社の賃貸」では、神奈川県のさまざまなエリアの物件情報を掲載しています。

気になる方は、お気軽にお問い合わせください!

笹沼(募集契約課) 神奈川県住宅供給公社に入社して20数年、現在は募集契約課という部署で、新たな暮らしの始まりをお手伝いしています。 みなさまの住まい探しのお役に立てればと思います。