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横浜若葉台に「車いす使用者向け賃貸住宅」が完成！3/16＆17と4/13＆14にオープンルームを開催します！

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横浜若葉台に「車いす使用者向け賃貸住宅」が完成！3/16＆17と4/13＆14にオープンルームを開催します！

2024.03.15

取り組み

横浜若葉台（横浜市旭区）に「車いす使用者向け賃貸住宅」が完成し、3月5日、一般公開に先立って関係者・報道機関向け内覧会を実施しました。

「車いす単身者が自立して暮らせるバリアフリー賃貸住宅」をコンセプトとして改修したこの賃貸住宅。横浜若葉台では、多様な人が共存するノーマライゼーションのまちづくりの実現に取り組んでおり、今回の取り組みが、今後同様の取り組みの参考や普及のきっかけとなることを期待しています。

3月16日（土）・3月17日（日）、そして4月13日（土）・4月14日（日）にどなたでも見学可能なオープンルームを行う予定です。今回のブログを読んで、興味を持っていただいた方は、ぜひこの機会に足を運んでみてください。

多様な人が共存する若葉台のまちづくり

開発面積が約90ha、総戸数が約6,300戸（分譲・賃貸ほか）という、当公社が開発した団地の中でも最大規模を誇る横浜若葉台団地は、2021年に国土交通省のモデル事業の採択を受け、神奈川県住宅供給公社・若葉台まちづくりセンター・認定NPO法人若葉台が連携し、超高齢化と多様性に対応した住まいづくり・まちづくりに取り組んでいます。

このモデル事業の一環で、これまでに既存の賃貸住宅を改修した「高齢者向け賃貸住宅」を先行して整備しましたが、この度、障がい者のうち車いすを使用する方にも安心してお住まいいただける住宅として「車いす使用者向け賃貸住宅」が完成しました。

コンセプトは「車いす単身者が自立して暮らせるバリアフリー賃貸住宅」。ご入居される方が自立して生活するための住まいづくりを目指した改修型のモデル住宅です。

地域資源が豊富な横浜若葉台団地。「センター地区」と呼ばれる団地の中心部には、子供から高齢者まで多世代や障がいのある方などが交流できる施設「Wakka」、スーパーマーケットや銀行、本屋さんやドラッグストアなどの施設が立ち並びます。「車いす使用者向け賃貸住宅」は、買い物もお出かけも便利なこのセンター地区に位置していますので、立地的にも自立の後押しに繋がりそうです。

「車いす使用者向け賃貸住宅」の完成が、横浜若葉台で多様な人が共存するノーマライゼーションのまちづくりの実現、そして同様の取り組みの参考や普及のきっかけになることを期待しています。

報道機関による取材も！「車いす使用者向け賃貸住宅」の内覧会

従来の間取りでは、段差や広い空間がないために車いすでの転回が制限されたり、車いすでは足が入らないキッチンや洗面台の使いづらさ、救助が難しい扉などの問題があり、さまざまな検討を重ねて、この度「車いす使用者向け賃貸住宅」が完成しました。

「車いす使用者向け賃貸住宅」の完成に先立ち、モデル住宅を事前に整備。このモデル住宅では、実際に車いすを利用されている方々や介護者、障がい福祉関係者の方々に内覧していただき、ご意見を伺いながら改良を重ねました。その結果、車いす対応の設備を多く採用した「車いす使用者向け賃貸住宅」が完成することとなりました。

今回完成した「車いす使用者向け賃貸住宅」の特徴は、大きく4つあります。

段差解消のスロープ設置: 玄関から室内へのアクセスにおける段差をスロープで解消することで、車いすの移動をスムーズにしました。
間仕切り壁の減少と開口部の拡大: 間仕切り壁を減らし、各部屋の開口部95㎝以上と広く取ることで、車いすが移動しやすいスペースを確保しました。これにより、車いすの利用者が自由に部屋間を移動できるようになっています。
車いす対応設備の充実: システムキッチンや洗面化粧台、トイレひじ掛け手すりなど、車いす利用者が利用しやすい設備を導入しました。
その他設備の利用しやすい高さ設定: 手すり、照明スイッチ、コンセントなどの設備が、車いす利用者が使いやすい位置に設置されました。

それでは詳しく見ていきましょう。

間取り

8図面.png

玄関

玄関から室内へのアクセスにおける段差をスロープで解消。踊り場で転回することで、勾配を小さくし、スムーズに居住空間へ移動できるようになっています。

キッチン

車いすに乗ったままでも利用しやすいよう、ビルトインコンロ付のキッチンは足が入るようになっています。吊戸棚は電動式で昇降し、リモコンで操作が可能です。車いすに乗った状態で手が届く高さまで棚を降ろせます。

収納扉

浴室以外の扉はすべて引き戸に。また、クローゼットの中は真ん中に仕切りを付けることで、クローゼット内でモノが倒れにくいように工夫しました。

洗面脱衣所

居住スペースと段差のあった洗面脱衣所。居住スペースの床を4㎝底上げして、車いすでの移動をしやすくしました。

トイレと洗面脱衣所は一体化し、移動しやすい広々空間に。洗面所は車いすのまま利用しやすいよう、洗面台の下に足が入れられるタイプを採用。トイレには、ひじ掛け背もたれ手すりを設置しました。

浴室

漏水の可能性や高額な撤去費用、撤去時の騒音といった改修ならではの制限があり、脱衣所から浴室への段差をなくすことはできませんでしたが、浴室内の段差はすのこ床を敷くことで段差を緩和しました。また、「長時間車いすに座っていると血行が悪くなり足が浮腫むので、お風呂に浸かりたい」というお声を反映し、浴槽を設置。できる限り手すりを設けて、浴槽への移動をサポートします。

洋室（主寝室）

介護用ベッドなど、電子機器を多く使うというご意見を反映し、コンセントは主寝室の四隅に設置。スイッチは床から100㎝、コンセントは床から40㎝と車いすに座ったままでも手の届きやすい位置に設置しました。ドアの取っ手もつかみやすい位置に設置しています。また、「車いすをぶつけて壁を汚してはいけない」という、賃貸ならではの不安を取り除くため、各部屋の巾木は30㎝のワイドタイプを使用しています。

一般公開に先立って行った報道機関向けの「車いす使用者向け賃貸住宅」完成内覧会では、各報道機関に取材をしていただきました。

3月5日にtvkの夕方と夜のニュースで取り上げていただくと、ありがたいことに翌日には「テレビを見てぜひ内覧をしたい」というお問い合わせもいただきました！

報道機関向けの内覧会の後は、公社の従業員向けの内覧会も実施。参加した従業員は実際に車いすに乗って、車いす使用者目線で部屋の使い方を確認していました。

一般向けオープンルームの開催日程

以下の日程でオープンルームを行います。

●第1回オープンルーム
日　時：3月16日（土）、3月17日（日）10:00～16:00
場　所：横浜若葉台　3-4棟1002号室
※お部屋を見ていただいた後は、「地域優先枠」として、現在若葉台にお住まいの方の入居申込み（抽選）を受け付けます。

詳細はこちらをクリックしてご覧ください。
3月16日&17日　オープンルーム詳細.pdf

●第2回オープンルーム
日　時：4月13日（土）、4月14日（日）10:00～16:00
場　所：横浜若葉台　3-4棟1002号室
※お部屋を見ていただいた後は入居申し込み（抽選）を受け付けます。

詳細はこちらをクリックしてご覧ください。
4月13日＆14日　オープンルーム詳細.pdf

上記以外にも、お申込みを前提とした内覧を受け付けております。詳しくはお問い合わせください。担当者の話を聞きながら、実際にお部屋を見て体験していただける機会です。今回のブログを読んで興味を持った方はぜひお越しくださいね。

「車いす使用者向け賃貸住宅」に関するお問い合わせ先

一般財団法人若葉台まちづくりセンター

電話番号：0120-1531-85

営業時間：8:30～17:30（水曜、祝日、年末年始定休）

WEBサイト：https://wakabadai-kc.or.jp/

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