公社の賃貸ブログ

賃貸契約の手続きの流れを知ろう!準備する書類や確認事項も解説!

2021.04.01

団地の知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の田中です。

進学や就職、結婚など、新生活のために引っ越すにあたり賃貸物件を借りる方も多いと思います。

今回は賃貸住宅を契約する時の手続きの流れについてのお話です。

賃貸住宅を契約するにはまず何から始めればよいのか、契約時にはどんな書類や手続きが必要なのかについてご紹介します。

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賃貸物件を契約する際の手続きの流れや期間

賃貸住宅の契約手続きの大まかな流れと期間は下記の通りです。

①どんな賃貸物件に住みたいのか希望や条件を確認(1~2週間)

②インターネットで物件を探す(1日?数週間)

③不動産会社に依頼して物件を探し、内見(1日~1か月)

④入居申込と入居審査(2日~1週間)

⑤重要事項説明書と賃貸借契約書を確認(1日)

⑥物件の引き渡し、入居(1週間~)

入居までのそれぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

①どんな賃貸物件に住みたいのか希望や条件を確認

まずはインターネットや情報誌をチェックしながら、どんな物件が良いのか、どんな暮らしがしたいか、自分の希望や条件を明確にしましょう。

・住みたいエリアや街

・周りの環境(スーパーや病院へのアクセスなど)

・交通手段と最寄り駅までの距離(バス・電車・沿線の種類、最寄り駅までの徒歩・バス分数など)

・家賃、共益費

・部屋の広さや間取り

・築年数

・建物の種類(アパートやマンション、一戸建てなど)

・それ以外の条件(ペット可、オートロックありなど)

家賃の相場については、月の収入の3分の1以下が目安とされています。

自分の生活費などもふまえて支出を考えてみましょう。

②インターネットで物件を探す

理想の住まいのイメージが見えてきたら、インターネットで物件を探しましょう。

インターネットの賃貸物件検索サイトを利用する際は、さまざまな条件で絞り込んで検索するのがスムーズに探すためのポイントです。

希望のエリアや沿線の駅を選択し、さらに家賃や初期費用・建物の種類・駅からの徒歩分数・間取りなどの条件で物件を絞っていきます。

条件に当てはまる物件が多く絞り切れない場合は、「角部屋」「2人入居可」「ペット可」など、さらに細かくこだわりの条件を設定します。

たくさんの物件を見ることで、地域ごとの相場などもわかってきます。

また、自分の中で絶対に優先したい条件と、できればあってほしいという優先度が低い条件もわかってくるため、お部屋探しの軸がさらに明確に見えてくるようになります。

神奈川県公社の「公社の賃貸」ホームページでも物件の検索や確認をすることができるのでチェックしてみてください!



③不動産会社に依頼をして物件を探す

インターネットで気になる物件をチェックしたら、実際に不動産屋へ行って賃貸物件探しの依頼をしましょう。

インターネットで検索した時に、気になる物件を仲介してもらえる不動産屋に空室状況などを問い合わせておくと便利です。

室内の設備や周辺施設についてなど、インターネットを見ていて気になることがあれば質問しておきましょう。

実際に不動産会社へ行く際には、来店日時を予約してから訪れるとスムーズです。

気になる物件が複数ある場合は、その物件の情報も事前に連絡しておきましょう。

その物件の内見準備や似た条件の新着物件情報を用意するなど、サポートしてくれます。

気になる物件があれば、ぜひどんどん足を運んでみてください!

内見は1件だけではなく、できるだけ複数の物件を見比べて検討するようにしましょう。

実際に見て気に入ったら長い時間迷わず早めに申し込みを決めるのがコツ。

特に新築など、人気の物件は募集開始されてから1日で入居者が決まってしまうこともあります。

他の物件も見てみようと内見に何日もかけていると、他の人に先に押さえられていたなど失敗にも繋がる可能性があるので、注意しましょう。

希望や条件に100%ぴったり合う物件を探すのはなかなか難しいです。

迷った時は「駅から近ければ多少狭くても良い」「家賃の予算は変えられない」など、譲れる条件と譲れない条件を明確化し、優先順位を付けて選ぶと良いですね。



④入居申込と入居審査

住みたい物件が決まったら不動産会社を通じて家主へ賃貸契約の申し込みをし、入居審査を受けます。

申込時に必要な手続きは、主に下記のようなものになります。

・入居申込書へ個人情報を記入し提出

・入居審査のため、契約者本人と連帯保証人の年収がわかる収入証明書類(源泉徴収票など)を提出

・申込金(手付金・予約金)を支払う

家賃の支払い能力のない人に安心して物件を貸せる大家さんはいません。

そのため事前の入居申込書と収入証明書類などで現在の住所や勤務先はどこか、家賃は問題なく払うことができそうかを判断する入居審査を行います。

連帯保証人が必要な物件では、連帯保証人の身分証明書や収入証明書類が必要になる場合もあります。

申込金は「手付金」「予約金」の意味で支払うことが多く、契約後にかかる家賃や敷金、礼金の一部を事前に支払う習慣です。

金額は家賃の1ヵ月分程度が相場で、契約後は支払い済みの申込金を相殺した残金を支払うことになります。

賃貸契約をキャンセルした場合、不動産会社との契約内容によって申込金が戻ってくる場合と戻ってこない場合がありますので、申込時には確認しておくようにしましょう。

ちなみに神奈川県住宅供給公社の「公社の賃貸」では「手付金」「予約金」は不要です!



⑤重要事項説明書と賃貸借契約書を確認、サインをして契約完了!

収入要件などに問題がなく、入居審査に通れば賃貸契約を結ぶことができます。

契約の手続きは不動産会社で行うことがほとんどで、そこでは「重要事項説明書」と「賃貸借契約書」の2つの書類に署名捺印をすることになります。

重要事項説明書とは、どのような条件で賃貸契約を結ぶかが詳細に書かれている資料です。

重要事項説明は、賃貸借契約を結ぶ際に宅地建物取引士が契約者へ契約内容や特約条項をきちんと説明することが義務付けられています。

重要事項説明書をしっかり読んで説明を受け、事前の説明と異なる点がないか最終チェックをしましょう。

解約、退去時における修繕費用や敷金の返還など、下記のような金銭に関わる部分はトラブルになりやすいので必ずチェックしておきましょう。

・家賃や共益費の金額、支払日、支払方法

・入居日、家賃発生日

・契約期間、更新方法、更新料

・解約時の予告はいつまでに必要か、契約期間中の退去に対する違約金について

・ペット、楽器、喫煙などの禁止事項について

・退去時の修繕費用、敷金や保証金の返還ルールについて

・契約前に支払った申込金は、契約しなかった場合に戻ってくるのか

契約当日にこれらの事項の確認をされることになるため、「一度持ち帰ってよく確認します......」とはなかなかできないものです。

もし可能であれば、契約前に重要事項説明書をもらってじっくり確認できると良いですね。

契約の内容に問題がなければ、重要事項説明書と賃貸借契約書にサインと押印をして契約完了です!

⑥物件引き渡し・引っ越し

契約手続きが完了したら、物件の鍵を受け取って引き渡しです。

引っ越しの日に合わせて、引っ越し業者の手配や荷造り、電気・ガス・水道・インターネットなどの手続きや住所変更手続きなどをしていきましょう。

バタバタと準備すると手続きをし忘れたりすることもあるかもしれません。

どの手続きはいつまでにすべきで、どのくらい時間がかかるのかなど、しっかりと確認しておきましょう。




賃貸住宅契約手続きの流れで準備しておくべきものは?

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賃貸契約を結ぶためには書類や印鑑などの準備が必要です。

書類によっては役所へ取りに行かなくてはいけないものや、連帯保証人に依頼しておかなくてはいけないものもあります。

何が必要なのか事前に確認して余裕を持って準備しておきましょう。

契約者の印鑑

重要事項説明書や賃貸契約書に押印するための印鑑です。

一般的に認印で構いませんが、シャチハタは不可の場合がほとんどです。

(公社の賃貸は実印が必要です)



契約者と同居予定者全員の住民票

引っ越し前の現住所を証明するために住民票が必要です。

契約者を含め入居者全員分の3ヵ月以内に取得した住民票を提出します。

住民票に「続柄」という世帯主との関係(配偶者・子など)の表示を求められる場合もあるので、役所で発行申請する際は注意しましょう。



契約者の身分証明書、収入証明書類

申し込み・入居審査の際に必要となります。

収入証明の書類となるのは源泉徴収票や納税証明書、または確定申告書の写しなどです。



連帯保証人の承諾書や収入証明書類など

連帯保証人が必要な物件や、契約者が学生、求職中など収入がない場合は連帯保証人を立てる必要があります。

その際には連帯保証人の承諾書、収入証明書類、実印と印鑑登録証明書が必要となります。

物件によっては保証人不要の場合もあります。

保証人不要物件にはメリット・デメリットがあるため、検討している場合はこちらも参考してくださいね!

賃貸住宅で保証人不要とは?メリット・デメリットも解説!



申込金、契約金

申込時に手付金として家賃の1ヵ月分程度を事前納入するほか、契約時には前払い家賃、敷金、礼金、 損害保険料、仲介手数料などの費用をまとめて支払う必要があります。

必要になる金額の合計は家賃のおよそ4~6ヵ月分と、かなりまとまった金額になるケースが多いです。

神奈川県住宅供給公社の「公社の賃貸」では前払い家賃・共益費と敷金のみとなっているので、とってもお得に住み替えできます。



その他必要なもの

駐車場付きの物件を契約する場合は、車検証の写しが必要になります。

火災保険への加入が必須となっている賃貸物件も多いです。

その場合は火災保険加入申込書を提出しましょう。

賃貸の申し込み時、必要書類はこれ!契約に関する書類一覧」では、賃貸契約に必要な書類の一覧や、どこで入手できるかなども詳しく解説しているので参考にしてくださいね。




賃貸契約手続きの流れを理解してスムーズに住み替えよう

賃貸物件の契約までの流れは下記のとおりです。

1)希望や条件を整理する
2)インターネットで物件を探す
3)不動産会社に行き物件を内見する
4)入居申し込みと入居審査
5)重要事項説明を受け、重要事項説明書と契約書へサイン
6)物件引き渡し

契約内容の中でもお金に関わる部分は重要です。

思い違いがないようにしっかりと確認し、納得してから契約に進むようにしましょう。

細かい条件などは通常、契約時に重要事項説明書にて説明されますが、可能であれば契約当日ではなく事前に確認できると良いでしょう。

退去時の修繕費用や敷金の返還などもトラブルになりやすい部分ですので要チェックです。

賃貸借契約を結ぶためには契約者の身分証明書、住民票、印鑑、収入証明書類などが必要です。

連帯保証人が必要な場合は、連帯保証人の身分証明書、印鑑(実印、印鑑登録証明書)、収入証明も必要となります。

また、契約時には前家賃や敷金、礼金、仲介手数料など合わせて賃料の4~6ヵ月分の費用が必要となります。

たくさんの書類や多額の費用が必要になるため、余裕を持って準備しましょう。

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田中(募集契約課) 入社8年目、建替から地域活性化事業まで経験しました! 「公社の賃貸」の魅力をお伝えできるよう頑張ります!。 座右の銘は『どんなことにも感謝しなさい』