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住む場所の決め方にはコツがある!子育て中は特に気をつけよう

2023.02.03

団地の知識

こんにちは!神奈川県住宅供給公社の奥村です。

子育て世代にとって住む場所を決めることは、ライフスタイルや家族構成によっても異なり、子どもの生活や将来にも影響する問題。

引っ越しを検討していても簡単には決められず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

住む場所を決めるときに大事なのは、住む場所に「何を求め、どこを重視するのか」ということ。

例えば、子どもの年齢ひとつとっても重視するポイントは変わってきます。

今回はそんな子育て世代が、どんなことに気をつけて住む場所を選べば良いのか、決め方のコツや注意点などを中心にご紹介します!

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子育て世代の住む場所の決め方は子どもの年齢にもよる

住む場所を決める際に重視するポイントは、子どもの年齢によっても変わります。

例えば、就学前と就学後ではどう違うのか確認してみましょう。

子どもが就学前の場合

子どもが幼稚園や保育園に入園する前の未就園児なら、子育てサークルなどのコミュニティや支援施設が充実しているかがチェックポイントの1つ。

幼稚園や保育所などに通うことを想定するなら、候補となる地域の施設充実度を確認しておく必要があります。

次のような情報を調べておくと良いでしょう。

・幼稚園や保育園・認定こども園などの施設数、立地条件、教育方針や評判
・利用金額と預かってもらえる時間
・利用児童数や待機児童数の状況 など

情報は自治体のWebサイトや窓口で得ることができます。

延長・預かり保育の有無や対応時間についてもチェックしておきましょう。

このほか、乳幼児期であれば、何かと病院を受診する機会が多いため、近隣に医療機関が整っていると便利です。

利用することが多い小児科や耳鼻咽喉科、皮膚科、歯科、休日・夜間診療に対応する病院があるかどうかも確認しておきましょう。

子どもが就学後の場合

就学予定や就学中の子どもがいる世帯なら、住む場所から通学できる学校の数や評判も気になるところ。

通学路の安全性や学校までの距離などもチェックしておきましょう。

地図で見ると近そうに見えても、実際に歩いてみると坂道で歩くのが大変...ということもあるので、実際に歩いてみるのもおすすめですよ。

また、子どもの教育を考えて習い事や学習塾に通わせることもありますよね。

周辺にどのような教室があるのか、電車やバスを利用する場合は交通機関の利便性や、スクールバスがあるのかなども確認しておくと良いでしょう。

住む場所の決め方で子育て世代が気をつけたいポイントは?

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子育て世代の住む場所は「子育てしやすい」と感じる環境がおすすめ。 

ここでは、住む場所を選ぶときにチェックすると良いポイントをご紹介します。

物件の立地

安心して子育てするためにも、土地の安全性を考えて住む場所を決める必要があります。

海や川の近くであれば洪水や津波、地震などといった自然災害による被害が少ないことも重要です。

自治体などが公表するハザードマップなどで確認して検討しましょう。

住環境も重視するポイントです。

例えば、交通量が多いと事故や排気ガス、騒音などの懸念も。

駅近の立地は利便性は良いですが、夜遅くまでにぎやかで落ち着かないといったことも考えられます。

実家との距離を考慮して住む場所を決める方法もあります。

子どもが小さいうちは、近くに実家があって協力してもらえると助かるケースも多いです。

周辺環境

次のような施設が住む場所から比較的行きやすい距離に揃っていると、子育て中の方は利便性が高いでしょう。

・子どもがのびのびと遊べる公園や施設
・児童館や学童保育などの子育て支援施設
・図書館や公民館のほか、学習塾なども含めた子どもの教育施設
・子連れで行けるスーパー、ドラックストア、コンビニ
・大型ショッピングモールや商業施設
・各科の専門医や総合病院などの医療施設 など

交通の利便性

通勤・通学に使う最寄り駅やバス停までの距離もチェック!

電車・バスの乗り換え回数が少ないこと、通勤・通学にかける時間が短いこともプラスとなります。

治安

子どもがいる世帯にとって、地域の治安の良さは重視したい部分。

犯罪件数が少ないことや、防犯パトロールなどの治安維持に力を入れている自治体であることも判断ポイントとなります。

通勤・通学範囲に子どもや女性が1人で歩いていても危険な場所や人気のない場所はないか、道幅の広さや視界の良さ、街灯の数や夜道の明るさといった点もチェックしましょう。

自治体・地域の育児支援の取り組み

住む場所を選ぶ際に、自治体・地域の子育て支援制度やサービスを重視するのも決め方のコツです。

独自の助成金制度を整えている自治体もあるのでチェックしてみましょう。

例えば、以下のような支援があります。

・タクシー代の助成で妊娠中や出産前後の移動の援助
・病児・病後児保育室の完備
・幼稚園の預かり保育利用に対する保育料の助成
・子どもの医療費の助成 など

子育て世代の住む場所の決め方は家庭によって異なる

子育て世代が住む場所を決めるときにチェックしたいポイントをご紹介しましたが、何を優先するかはご家庭によって異なります。

たとえば「自然豊かな場所でのびのびと育てたい」「同世代の子どもがたくさん住んでいるところが良い」「習い事に通いやすい利便性が良い場所に住みたい」など、家庭によって重視するポイントはさまざまです。

住む場所を決める際に見ておきたいポイントは押さえつつ、自分たちが「子育てしやすいと感じるのはどういう点か?」を考えて優先順位を決めていくと良いでしょう。

団地が子育て世代におすすめな理由とは?メリットや魅力をご紹介!」もあわせてご覧ください!

子育て中に住む場所の決め方には注意点もある!

住む場所の選択によっては、家族の暮らしはもちろん、子どもの将来に大きく影響する可能性もあります。

決める際はどんなことに注意が必要なのか、子育て世代ならではの失敗例を参考にチェックしておきましょう。

失敗例①通勤にかかる時間を二の次にしてしまった

都心より郊外の方が、家賃が安く部屋の数や広さの面でメリットが多い場合もあります。

家賃や間取りの良さを求めて住む場所を郊外に決めてしまうと、職場との距離が遠く、通勤に時間がかかってしまうことも。

通勤時間が長くなるほど疲れやストレスが溜まりやすくなり、幸福度も低下傾向にあるといわれています。

育児・子育て中は職場への通勤時間も短いほうが、毎日の負担が少なくなります。

通勤に便利な場所に住むことはもちろん、共働きならどちらか一方だけが無理することのないよう、お互いが納得するところに設定できると良いですね。

失敗例②住む場所を保育激戦区にしてしまった

昨今は待機児童問題も改善しつつあるといわれていますが、地域によっては激戦区になっている場所もまだあります。

住む場所を激戦区にしたことで、決まった保育園の位置が住居から遠くなったり、送り迎えしづらい場所になってしまったりするケースも。

保活をしている子育て世代は住む場所を決める際に、あらかじめ保育激戦区を避けたり、万が一に備えて引っ越しがしやすい賃貸物件を選んだりなどの対策をしておくと良いでしょう。

また、タイムロスを防ぐためにも職場と自宅との間に保育園があるのも理想。

拠点となる3つの距離が近いと子どもの送迎にも便利で、時間を節約したぶん、生活にもゆとりができますよ。

子育て世代の住む場所は何を重視して選ぶかが決め方のコツ!

住む場所を決める際に重視するポイントは、子どもの年齢によっても変わります。

例えば、就学前は幼稚園や保育所などに通うことを想定して、候補となる地域の施設充実度の確認を。

就学後は住む場所から通学できる学校の数や評判、通学路の安全性などもチェックしたいところです。

建物の立地や周辺環境、治安、交通の利便性など、子育てするにあたって気になる情報を集めてみましょう。

育児・子育て中は職場への通勤時間が短いと、毎日の負担が少ないです。

保活中に住む場所を決める際は、あらかじめ保育激戦区を避けたり、万が一の場合には引っ越しができる賃貸物件を選んだりなどの対策をしておくと良いでしょう。

自宅・職場・保育園の位置関係もポイントです。

拠点となる3つの距離が近いと、送迎の負担が緩和され、時間にゆとりができるでしょう。

新たなお住まいをお探しの方は、豊富な物件数の公社の賃貸もぜひご参考ください!

気になるエリアや街、物件に関して不明な点などがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。

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