公社の賃貸ブログ
賃貸物件の探し方を伝授!探す前の注意点やポイント
こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の戸丸です。
皆さんは賃貸のお部屋探しの際、どのようにしたら良いかあらかじめ考えていますか?
初めて賃貸物件を探す方は、どのようにしたら良いか分からないことだらけですよね。
実際に住んでみたら「思ったより部屋の使い勝手が悪かった」という声も少なくありません。
今回は「賃貸物件の探し方」についてのお話。
賃貸のお部屋探しで失敗をしないため、探す前の注意点やポイントを伝授します。
賃貸物件を探す前に決めておくと良いこと
自分なりにしっかり考えて賃貸物件を探したつもりでも、実際に住んでみると「思った生活と違う」という場合があります。
賃貸物件を探す際は、事前準備が大事!
探す前にどんなことを決めておくと良いか、条件やポイントをご紹介します。
決めておくべき3つの基本条件
一般的な基本条件で、特に重視される項目は以下の3つ!
①エリア・・・どこに住みたいか、通勤通学の交通機関は確保できるか
②間取り・・・どんな間取りにするか、どのくらいの広さにするか
③予算・・・敷金や礼金等の初期費用や、家賃、共益費など
不動産会社を訪れる前に、インターネット等で住みたいエリアを中心に賃貸物件の情報を検索しておくと、家賃の相場も参考になり効率よく探せます。
次にここからさらに細かく、明確な条件を決めておくことも大事です。
考えておくべき細かな条件やポイント
「〇〇駅周辺」とエリアを1か所に絞ってしまうと、賃貸物件の件数が限られるだけでなく、駅に近いほど家賃の相場が高くなります。
できるだけ「〇〇沿線の〇〇駅~〇〇駅」とエリアに余裕を持たせると探しやすいでしょう。
急行や特急が停車するのかも調べておくと、さらに利便性が高まります。
一人暮らしなのか、家族で住むのかなど、自身のライフスタイルも条件を決めるポイントになります。
例えば一人暮らしの場合ですと、しっかりした自炊を考えている方はワンルームだと料理のにおいが充満しやすいので、1DK以上のお部屋の方が生活しやすいと言えるでしょう。
ご家族の場合、お子様の学習机を含め家具も多くなります。
4人家族であれば、3LDK以上の広さが無難です。
さらには布団や衣類ケースといった収納スペースも忘れずに、イメージしながら理想の間取りを検討しましょう!
また、室内だけではなく建物全体や周辺の環境など、あらゆる方向で条件を考える必要があります。
通勤通学には最寄り駅やバス停など交通機関が充実していること、日当たりの良さを重視するなら部屋の方角も考えるなど、あらかじめ決めておくと的を絞りやすいです。
女性の一人暮らしやお子様がいる場合は、周辺の治安や外灯などの防犯対策も条件に入れた方が良いでしょう。
家賃の予算を考えるポイント
希望の条件で探していくと、どうしても家賃が高くなってしまいます。
そして、新生活で高まった気持ちから「なんとかなるだろう!」と思い切って高めの家賃でも勢いで決めてしまいがち。
無理のない物件を探すには、収入に見合った家賃の予算を考えることが大事です。
一般的な相場は、収入の手取り額の約3割といわれています。
簡単に説明すると手取り20万円の収入であれば、生活がしやすい費用として好ましいのは約6万円の物件。これを目安にして決めれば安心です。
なお、「賃貸物件の選び方やチェックポイントは?ここを見れば大丈夫!」では賃貸の選び方についてさらに詳しく説明していますので、ぜひ参考にご覧下さい!
効率が良い賃貸物件の探し方はここがポイント!
条件や予算を決めても、たくさんある中から探すのは大変ですよね!
賃貸物件を効率よくスムーズに探すポイントもご紹介します。
①時期やタイミングも大事
1月から3月は引っ越しシーズンなので、不動産会社の繁忙期です。
繁忙期は人気物件が多いので競争率が激しく、慌てて探して失敗してしまう恐れも。
不動産会社の対応にも余裕があり、じっくり探すには繁忙期を避けたオフシーズン「4月下旬~8月」の平日が特におすすめ。
条件にそった物件を焦らず吟味し、ライバルも少ないのでスムーズに探しやすいです。
また、オフシーズンは仲介手数料や礼金が不要だったり、家賃フリーレントという物件が出ることもあります。
家賃や引越し代金の値引き交渉にも、オフシーズンは有利ですよ!
②自分に合った不動産会社を選んで訪問
自分の希望するエリアに物件を多く持っている会社だと、選択肢が増えます。
例えば「自社物件」がある不動産会社を選ぶと、仲介手数料がかからずお得です。
またURや住宅供給公社の賃貸住宅ですと、民間の不動産会社の仲介でも仲介手数料が不要なだけでなく、礼金や更新料も不要なので是非チェックしてみてください。
相談に応じて紹介してくれているか、入居後も対応良くしてくれそうかなどを見極めるため、複数の会社を比較すると良いですよ。
ネットや情報誌だけでなく不動産会社へ直接訪問することは、効率良く探すためには大切。
ネットに載っていないお部屋を紹介してもらえたり、希望エリアの地域情報を教えてもらえたり、実際に訪問してみて分かることがたくさんあります!
③「これだけは譲れない」希望条件の優先度を決める
現地見学前に希望条件をリストアップしたら、優先順位もつけましょう!
これだけでも物件が探しやすくなります。
ただし、立地条件が良い、または新築など、人気物件であるほど家賃は高くなります。
希望条件が多いほど物件を見つけるのは困難なので、優先順位の低いものは思い切って削っていきましょう。
賃貸探しに現地見学は大事!失敗しないコツをご紹介
賃貸物件を探す上で大事なのが、内見や周囲などの現地見学!
失敗しないためにも、間取り図だけでは分からない広さや騒音具合、周辺の環境なども実際の物件を確認しておくべきです。
ここでは賃貸探しにおいて欠かせない、現地見学のコツをお教えします。
現地見学前に準備するもの
まずはお部屋の雰囲気や細かい箇所などを撮影できるカメラ(携帯電話のカメラでもOK)を用意しましょう。
収納スペースの広さ、家具や電化製品の配置場所など、幅や高さを測るメジャー(5メートル以上のもの)も必要。
自身で配置予定の家具や電化製品の高さ・幅・奥行きをメモして持参すると、置いてみた実際の部屋の広さもイメージしやすいですよ。
また、案内人の補足説明や質問等を控えるためのメモ用紙と筆記具も忘れずに!
見学チェックリストの作成
見学の際に見ておきたい部分のチェックリストがあると、忘れずに確認できて便利。
室内と室外周辺に分けて作成すると分かりやすいです。
室内は主に、実際の広さや備え付けの使い勝手を確認。
間取りや収納スペース、コンロやエアコンなど設備がある場合はちゃんと使えるか、コンセントの位置、生活音の響き具合(壁の厚さ)などを見ると良いでしょう。
室外周辺は主に、ゴミ置き場の位置や管理状況、防犯面、建物周辺の商業施設や最寄り駅までの実際の距離などをリストに入れると基本部分はチェックできます。
お部屋内見のコツ
内見は、実際に触って細かくチェックするのがコツ!
生活音が気になる方は壁に耳をあてたり触ったりして、壁の厚さを確認してみましょう。
また、窓の開け閉めしてみて外からの騒音具合を試したり、シャワーやトイレの水を流し水圧を確認したりするのもお忘れなく。
「賃貸を決める前にチェック!内見で見るべきポイント」でも詳しく説明していますので、こちらも合わせて参考にして下さいね。
現地見学では些細なことでも気になったら遠慮せず、その場で不動産会社または大家さんに質問しましょう!
まとめ
・賃貸物件を探す際は、まず基本条件のエリアや間取りや家賃が、自分に合ったものを明確にイメージすることが大事です。1か所に絞らず、エリアには余裕を持たせ、間取りも生活しやすい広さを考える必要があります。家賃は手取りの約3割が理想です。
・効率よく探すには、特にオフシーズンの4月下旬~8月の平日がおすすめ。不動産会社の対応にも余裕が出るだけでなく、仲介手数料や礼金が不要といった物件が出て安くなることがあったり、家賃や引っ越し代金の交渉もしやすいです。条件にそった物件を焦らず吟味し、ライバルも少ないのでスムーズに探せるでしょう。
・自分に合った不動産会社を選ぶのも大切。実際に訪問するとネットになかったお部屋を紹介してもらえたり、希望エリアの地域情報を教えてもらえたりします。譲れない希望条件の優先度を決めて、優先順位の低いものは思い切って削ることも大事です。
・現地見学にはカメラ・メジャー・筆記具、配置予定の家具や電化製品のサイズをメモしたもの、希望条件のチェックリストを用意。室内は実際の広さや備え付けの使い勝手など、外周辺はゴミ置き場の位置や管理状況、商業施設や最寄り駅までの距離などをチェック!内見では室内は窓の開閉や水回りなど、実際に触って確認するのがコツです。
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