公社の賃貸ブログ

賃貸の内見は何件くらいできる?考え方や持ち物、見るべきポイント

2021.02.03

団地の知識

こんにちは! 神奈川県住宅供給公社の戸丸です。

物件探しに欠かせない「内見」、みなさんどのくらい回ってらっしゃいますか?

初めての一人暮らしや、今までとは違う間取りの住まいへの引越しなどでは、気になる物件はすべて内見して比較したいという方もいらっしゃいます。

たくさん見たいけど、1日でどれくらい見られるのか?上限はあるのか?内見で見るべきポイントは?など、気になる「内見」事情。

今回は賃貸物件における内見について、内見件数の目安や内見に役立つ持ち物、家のチェックポイントなどを解説します!

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賃貸物件の内見、みんな何件回っている?1日で回れる件数は?

賃貸物件を探す際、不動産会社へ行く前にネットで下調べしている方は多いかと思います。

自分の気に入った物件をブックマークやお気に入りに登録して......としていると、気が付けば何十件にもなっている方も多いでしょう。

物件を決定するにあたり、その数十件の候補をすべて見に行くのは現実的ではありません。

ただし一度も見ずに、もしくは物件を一つだけ見て決定するという方は非常に少ないです。

物件を決めるまでに内見に行くのは何件?

内見では何件か複数の物件を見ることがほとんどで、平均は2~3件。

次に多いのが4~6件ほどです。

2~3件が多い理由としては、以下のようなものがあります。

・たくさん見すぎると目移りしてしまう。

・一軒しか見ないのは不安。

このような理由が多、内見をしすぎて悩んでいるうちに先に決まってしまうなんてこともあります

家探しでは、何日にもまたがって内見に行くのではなく、1日で気になる物件2~3件をまとめて内見に行き、気に入ったら他の人が契約してしまう前に申し込むのが賢い方法です。

1日で回れる件数は?

結論からお伝えすると、1日で回れるのは2~3件程度です

ただ、もし内見希望の物件同士が近場にあり、スケジュールをタイトに組めば、1日で4~6件を見ることは可能です。

内見では不動産会社スタッフの付き添いが必要になるため、不動産屋さんの営業時間内に見学に行くことになります。

1日に6件を1時間ずつ内見するなら見学時間だけで6時間は必要

不動産屋さんの営業時間を10~18時とすると、物件間の移動にかけられるのは合計2時間となり、希望の物件がそれぞれ遠い場所にあると1日では回れなくなってしまいます

そのため、余裕を持って見学するなら、1日3件程度にしておくのが安心です。

事前に物件の絞り込みと位置関係の確認をしっかりと行えば、スムーズに内見を進められますよ!

内見は1日で済ませ、早めに申し込むのがポイント!

1日で2~3件回れるのであれば、2日かけて4~6件回ればいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。

もちろん、そうすることも可能ですが、物件は早い者勝ち。

内見順ではなく、あくまでも申し込み順です。

2日かけて内見し、1日目に内見した物件の申し込みをするとします。

同じ日にその物件を内見し、その日中に申し込みをされていた方がいれば、その方が申し込み優先順位は先になってしまいます。

広くて家賃も安いなど、良いと思う物件は、他の人も良いと思う可能性は高いです。

内見は日をまたがず、一日でこなせる件数にして「これだ!」と思った物件は早く申し込まれることをおすすめします。


欲張ってたくさん内見をしても、結局どの部屋がいいのか悩むことになり、時間と費用を無駄にしてメリットがあまりなかったという失敗談もあります。

内見時に大切な考え方。優先順位を明確に!

物件を複数内見したことで考えがブレないよう、家賃や立地、駅からの距離などの条件の中で、優先順位を明確にしておくことも大切です。

今のお部屋の不満点を挙げておき、それを解決してくれる条件の家に絞って探すのもいいでしょう。

内見は大切、絶対にされることをオススメしますが、一日のうちの少しの時間を見ただけで、すべてがわかるわけではありません。

しっかりと内見をしても、住んでみたら実は......ということは少なくないのです

内見したときは環境がばっちりだと思っていたのに、入居時には住民の入れ替わりが多く雰囲気がガラリと変わってしまっていた、という可能性もあります

また、入居後に周りに店ができるなどして、内見時よりも環境が良くなるケースもあります。

「何十件も見ないと希望の部屋は見つからない!」と躍起にならず、「賃貸だし、気に入らなかったら引っ越せばOK」くらいの気軽な気持ちで臨んでみましょう

内見で役立つ持ち物

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内見に行くときにあると便利な持ち物は下記の通りです。

・筆記用具
・メジャー
・図面
・メモ帳
・方位磁針
・カメラ

筆記用具とメジャー以外は、スマホの機能で代用できるかもしれませんね。

メジャーは家具や家電が搬入できるか、置く場所があるかを調べるのに便利。

図面で見ただけでは判断できない部分なので、これから購入する方も家具や家電の位置の見当をつけておき、購入する際にサイズの確認に使うと間違いありません。

また、窓のお部屋で使っているカーテンを使えるかなど、カーテンのサイズ・長さを見るのにも必要です。

方位磁針は日当たりを調べるのに使います。

日の当たり方によっては、部屋が寒かったり、逆に西日が強すぎて暑かったり、洗濯物が乾かないということもあります。

内見で見るべきポイント

内見では、ネットの情報だけでは分からない部分や、写真を見ただけでは伝わらない部分もよくチェックしましょう。

具体的なチェックポイントは次のとおりです。

【1】共用スペース

住民が共用使用する廊下や集合玄関、ポスト、ゴミ捨て場などの共用スペースの管理がきちんとされているか確認しましょう。

ゴミのポイ捨てが多かったり、ゴミ捨て場が汚かったりする集合住宅は、住民の意識が低かったり、管理が適切に行われていなかったりする可能性が高いです。

【2】水回り

風呂、トイレ、洗面所、台所の排水口など、水回りの汚れやにおい、カビをチェックしましょう。

特にカビはゴムパッキンについてしまうとハウスクリーニングでも取り切れない可能性があります。

換気扇がきちんと機能するかも確認しましょう。

【3】窓やふすま、サッシ

窓やふすま、サッシの開閉がスムーズにいくか試してみましょう。

ギシギシとして開きにくいときは要注意。

毎日のことなので、開けるのに変に力が必要な窓は腰を痛める原因になります。

入居までに修理が可能か確認しておくのも大事です。

【4】周辺の環境

周囲に陽光を遮る建物が無いか、飲食店やコンビニの有無など、街の周辺の環境を確認しましょう。

一階部分にコンビニや飲食店が入っている物件もありますが、便利な反面、虫が発生しやすい、食べ物のにおいが洗濯物に付きやすいなどのデメリットもあります。

【5】壁の厚さ

壁が薄すぎて、近隣の方の生活音が丸聞こえというのは避けたいですね。

日中だと留守の方も多いと思いますので、夕方の内見がおすすめです。

可能であれば、不動産屋さんに子どもがいる居室があるかを確認できるといいでしょう。

賃貸物件の内見時のチェックポイントについては、「賃貸を決める前にチェック!内見で見るべきポイント」でも詳しくご紹介しています。

ぜひ合わせてご覧くださいね。

内見の件数は1日2~3件!内見のチェックポイントも確認しよう

内見に行く件数の相場は、見学時間などを加味して1日2~3件。

それ以上に多くても4~6件の方が多いです。

1軒だけ見て決める方は少ないです。

内見希望の物件が近隣にあり、移動時間がさほどかからないのであれば、1日に4~6件見ることも可能です。

不動産屋さんの営業時間も考えて、事前に内見したい物件を絞り込みましょう。

たくさん見すぎても目移りしてしまい、逆に決められなくなってしまうので注意しましょう。

物件の優先順位は申し込み順なので、内見は日をまたがずに一日で済ませてしまうことをおすすめします。

内見では、図面やネット上の情報だけではわからない、周辺の環境や建具の開き具合、壁の厚さなどをチェックしましょう。

ただし、内見だけですべてがわかるわけではないので、エリアや予算など、優先順位を明確にしておくことも大切です。

神奈川県の団地を探すなら「公社の賃貸」の物件情報もご参考ください。

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